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出逢いの刻

私は、女子校育ちでそのまま女子だけの職場で働いてきたが、ドクターストップのため初めて一般企業へと新たな一歩を踏み始めた。

私は新人プログラマー社員として大手の保険会社の本社へと配属された。

私の配属先となったのは男性が20人、女性が私を含めて2人という環境だった。

後に部長から聞いた話では、女性が一人しかいないという環境のためにここへ配属されたとの経緯を話された。

一人一人自己紹介をしてくれるが一気に覚えられるわけもなく、時はバブルということもあり女性にとって男性は選びたい放題ということもあり、その時の私にはときめく男性は見当たらなかった。


もう一人の女性社員は、同じ年でぽっちゃりとしたかわいらしい、田舎から出てきたのが丸出しの素朴な雰囲気の女性だった。唯一の女性ということでマスコット的な存在だった彼女だったが、私が入社したことで私は男性たちの注目の的となったようだった。


大きなフロアをいくつもの会社で共同で使う形だったため、私の会社は島が2つで使っていた。

大きなフロアをコの字を書くようにパソコンが並べられていた。2000年問題を目前としていたために

皆それぞれに仕事を抱え、忙しく働いていた。


私は新人ということで、先輩がロングプログラム、私がショートプログラムと一緒に組み一つのプログラムを作ることを告げられた。「よろしく」とにこやかに握手を求めてきた、この男性があなただった。



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