ありのままの日々. 2.
本作は仮想で作られたフィクションの物語です。 実在する人物、事件などとは無関係です。
「じゃん~」
イ代理が振り返ったヨンミンにカードを渡した。
ヨンミンがこれ何って感じで
目をぱちぱちさせながら、イ代理を見た。
「私の結婚式の招待状サンプル」
「え? サンプルをこんなふうに渡してもいいの?」
イ代理はすでに写真を撮って結婚アルバムに
飾り付けをし、決定的に妻が許可したと言った。
目を輝かせるヨンミンを見ていたイ代理が
周りを見回して、声を少し低くした。
「ヨンジュさんと一緒に来てくださいよ」
「本当にそれでいいの?」
「ただし、ご祝儀は2倍だよ」
イ代理が手を振りながら席に戻った。
結婚式場は、イ代理が住んでいる町の役所。
いろいろな多くの人の祝福よりも
本当に親しくしている人たちから祝福を受けようという
イ代理夫婦の意志が結婚式場で感じられた。
ヨンミンは自然と初めての結婚式を思い出した。
広いホテルのウェディングホール、
あまり交流のない人たちの溢れる祝福の中、
あっという間に結婚式は終わった。
ふぅ〜
ひと息深呼吸したヨンミンは
イ代理の招待状の写真を撮って
ヨンジュに送りながら日程を尋ねた。
- あの、私が行ってもいいですか?
- イ代理が、私たち二人で一緒に来るように言ったよ。
ヨンジュは必ず行くという返事をし、感謝の意を伝えた。
招待状の一番下には、おもてなしの代わりに結婚式に
来られた方々に合わせたお礼品を用意するというメモがあった。
ヨンミンは招待状を慎重に再び封筒に入れて
バッグの内側に入れた。 そしてヨンジュに、今日と明日
実家に少し行ってくると言って、ヨンミンの家の換気を頼んだ。
ヨンジュは今回もすぐに分かったとして、
夕方の運転に気をつけるようにと言った返事を送った、
ヨンミンは実家に行くときはバスで行くと言いながら
ヨンジュを安心させた。 ヨンジュは感動した顔の絵文字を送った。
前回のお見合い以来。
ヨンミンはもうお見合いをしたくなかった。
仕方なく、相手がホテルのカードキーを取り出した話をし、
両親は慌ててしばらく黙っていた。
イ代理の招待状のせいか、
気持ちが急いたヨンミンは今日と明日、
実家に行って泊まってきたいというメッセージを 母に送った。
*****
ゴミを捨てて上がってくるエレベーターで、
ヨンジュはヨンミンから受け取った
ドアロックカードキーを取り出して手に持った。
ヨンミンとヨンジュの家がだんだん近づいてきているが
ヨンミンの家の前にひとりの人が立っているのが見えた。
サングラスをかけていたが、
小さな顔にくっきりとした顔立ちで、
しかも肌はあまりに白く、かすかに青白くまで見えた。
ヨンジュはその男を見て、
持っていたカードキーをポケットに入れ、
そのまま通り過ぎて家の鍵を取り出すと、
サングラスの男がヨンジュを観察する視線が感じられた。
「隣の人と仲がいいですか?」
サングラスの男が、
完全にヨンジュの方へ体を向け、声をかけた。
「隣の家ですか? そうですねぇ…」
ヨンジュは男を警戒しながら答えると
男がサングラスを脱ぎ、
着ているシャツのポケットに挟んだ。
男の動作は小さく遅かったが、優雅に感じられた。
「ソ、ヨンジュさんではありませんか?」
「は…はい?!」
ヨンジュは一瞬戸惑ったが、
サングラスを外して身をかがめて
ヨンジュを見下ろす男をまっすぐ見つめた。
男がサングラスを外すときに見えた小指の
キャラクターの指輪が夏の午後の陽射しにきらめいた。
今週は、私が住んでいる韓国で祝日があるためお休みの日ですので、少し頑張って記事を投稿してみます。
読んでくださる方がいるので、引き続き書くことができます。 不十分な文章をお待ちいただいたすべての方々に心から感謝いたします。




