バカになった男. 2.
本作は仮想で作られたフィクションの物語です。 実在する人物、事件などとは無関係です。
「名刺を渡さなければならなかったのに…」
玄関に入ったヨンミンはバッグをドサッと置き
両手で頭を掴み、揺らしながら言った。
*****
「おじさん、離婚したの?」
いきなり携帯越しにこう尋ねるヤンヒョン。
ヨンミンはヨンジュに少し電話を受けてくると言い
管理事務所を出て、1階の廊下に出た。
「あ… どうしてこんなに遅く受けるの?
おじさん、本当に離婚した?」
ヤンヒョンはいつも率直な面があったが
今回はなぜか怒っているような声だった。
「え?!え···。ジョンミンから聞いたの?
でも、何かあったの?」
「... 人を一人送るから会えてみて」
そうして電話は切れ、
ヨンミンはしばらく何かあったのかと思った
携帯電話で友達のジョンミンの連絡先を探したが、
すぐにヨンジュが待っているという考えに
管理事務所に戻り、仕事を終えた。
再び戻ってきた管理事務所で
ヨンミンは最初とは違う微妙な距離感を感じた。
二人は再びそれぞれのオフィスに戻ろうとして
エレベーターに乗ると、
ヨンジュがヨンミンを見ながら言った。
「今日はありがとうございました。 キム代理。
次にまたこんなことがあったら、ぜひイ代理に
助けてもらいます。 時間を奪ってしまい、申し訳ありません。」
エレベーターのドアが開くと、
ヨンジュは2階の廊下へと急速に姿を消した。
ヨンミンが一人残されたエレベーターの中。
4階に到着したヨンミンは、なぜか元気がなくなった。
ヤンヒョンが送ってくれる人は
大手弁護士事務所のパートナー弁護士だった。
離婚専門の弁護士
1階のカフェで出会った二人
向かい側の男が革ケースから名刺を取り出せ
ヨンミンに渡すと、ヨンミンは数日前に自分がヨンジュに
名刺を渡さなかったことがひらめいた。
「ヨンミンさん、キム・ヨンミンさん?」
弁護士は自分の名刺を受け取り
ぼんやり立っているヨンミンを心配そうな顔で呼んだ。
「大丈夫ですか?」
「あ、はい。大丈夫です。」
その言葉とは裏腹に、
弁護士の名刺を握っていた
ヨンミンの手が細く震えた。
ヤンヒョンが送った弁護士は、
ヨンミンの顔色をうかがいながら
慎重に席に座り、ヨンミンの話を聞いてメモを取った。
合意離婚であっても、
相手が後で別のことを言う例も時々あると言って、
その時は必ず連絡をくれるようにと話は締めくくられた。
ヨンミンは最初よりもさらに暗くなった顔で
そうすると感謝の言葉を伝え、
二人はそこでそのまま別れた。
離婚したことが欠点になるだろう···.
ヨンミンは知らず知らずのうちに小さくため息をついた。
心が重くなったヨンミンは
これから遠くからヨンジュを見守ることは
辞めようと思った。
*****
「ヨンジュさん、
先週の領収書が一つ抜けていたみたいだね…」
イム代理がヨンジュを包み込むように横に立って
ヨンジュの肩に片手を置いた。
「その手をどけてください」
ヨンジュはイム代理をじっと見つめながら言った。
「不便だったよ、ごめん。 終わったら何をするの?
一緒に夕食を食べない?私が迎えに行くから」
何事もなかったかのように軽く話すイム代理。
ヨンジュの目に徐々に焦点がぼやけていき
小さくため息が漏れた。
背が高く、バランスの取れた体、爽やかな笑顔。
外見も能力なら、イム代理は今
自分に才能を無駄にしていると。
「イム代理、
社長の甥と付き合っているじゃないですか」
イム代理の目が一瞬大きくなり、
ヨンジュを見つめながら声を低くした。
「なんで?嫉妬するの?」
ヨンジュは自分の横にぴったりと寄り添っている
イム代理を情けなく見つめながら首を振った。
読んでくださる方がいるので、引き続き書くことができます。 不十分な文章をお待ちいただいたすべての方々に心から感謝いたします。また来週の月曜日にまたお会いしましょう それまで読者の皆さんが健康でありますように~いつもありがとうございます。




