-prologue-
本作は仮想で作られたフィクションの物語です。 実在する人物、事件などとは無関係です。
木に掛かっていた鏡は 芝生に横たわって眠っている
男から目を離すことができなかった。
普通は 魔法の鏡を見つけて目を輝かせ
走ってきた人たちとは違い、
今鏡の目の前の男性は太平に眠っていた。
魔法の鏡は、ひそかに怒っていた。
こうなった以上、自分の魔力を使って
木を動かして男を起こそうとした瞬間
眩しかったのか、横たわっていた男が顔をしかめて
眠りから覚める姿が鏡に映った。
「うーん、ここはどこだろう?」
「ふう...キム・ヨンミンさん、あそこにキム・ヨンミンさん!」
「あっ、こんにちは?! しかし、どこ··· いますか。」
魔法の鏡に「ヨンミン」と呼ばれた男が
眠りから完全に覚め体を起こして周囲を見回しながら言った。
「私は鏡です。 ヨンミンさんの近くの木に掛かっています。」
「あ!こんにちは 。鏡さん、私はキム・ヨンミンです。」
ヨンミンは自分を鏡だと紹介する声の方へ
体を動かしながらゆっくり歩いていった。
近くの一本の木。
手を伸ばせば届きそうな高さに掛かっている鏡。
自分の顔が映る鏡。
何か安心した表情のヨンミンが鏡を見ながら尋ねた。
「ところで、鏡さん、ここはどこですか?
鏡さんはどうやって私を知っているんですか?」
鏡は一度光らせながら、ヨンミンを見つめた。
今日最後の客であるヨンミン、彼の心を見せて
早く退勤するか、ゆっくり話をするかは、完全に鏡自身の決定。
話す鏡を好奇心を持って覗き込む男、キム・ヨンミン。
鏡はすでに知っているヨンミンの情報をそのまま信じるのか
話しかけて、もう少し話を聞いてみようかと少し考えた。
「今、ヨンミンさんは夢を見ています。
ここはヨンミンさんの夢の中で、
正確には、ヨンミンさんの心の中の様子です。
私は魔法の鏡で、ヨンミンさんが私を呼んで来ました。」
鏡の言葉にヨンミンも答えた。
「ここが私の心の中だなんて、思っていたより荒涼ですね。」
少し元気のない顔になったヨンミン、
鏡はそんなヨンミンを見て何も言わなかった。
今置かれている現実だけをそのまま伝えること。
『白雪姫』の物語で自分たちの存在が世に露出した後
魔法の鏡は魔法国が定めたこのルールを破ったことはなかった。
ただし、ルールを破った魔法の鏡たちの最後を様々な経路から
聞こえていてよく知っていた。
魔法の鏡は 今、自分の地位を捨てて
ルールを破った魔法の鏡のようになりたくなかった。
「あの··· 鏡さん、私が鏡さんと呼んだとおっしゃっていましたが、
私はよくわかりません。 私は今、どうすればいいのでしょうか?」
ヨンミンの態度を慎重に観察していた鏡が
ゆっくりと口を開いた。
私が書いた話を読んでくださって心から感謝申し上げます。
2026年6月、新しい物語を携えて戻ってきます。
新しい話も楽しく読んでいただければと思います, どうも。^^




