表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

18/220

第18話「強敵、再び」

少しでも興味を持った方は、上の[ブックマークに追加]をタップしてください。

 なるほど。先輩方と戦ったのは、こいつらか。

 確かに、俺の仲間達相手でさえも勝ち越せるこいつらなら、例え職業・スキルを使える先輩方でも殺すことも出来るだろう。



 仲間12/19

 ・アーサーLV18 経験値4668

 ・タニグチ ヒカルLV13 経験値2626

 ・リリーLV14 経験値2753

 ・ラムレイLV13 経験値2500

 ・スラタロウLV14 経験値1844

 ・ヒューマンゾンビLV2 経験値121

 ・ヒューマンゾンビLV1 経験値100

 ・ヒューマンゾンビLV1 経験値100

 ・ヒューマンゾンビLV1 経験値100

 ・ヒューマンゾンビLV1 経験値100

 …………その他二体。



 よし。仲間は数人やられたようだけど、大きな損害は無いな。

 さて、そうなると問題はオーク達だ。何故、この場所にやって来た?

 …………まさか俺を倒しに来たわけじゃないよな? だとすると、オークって結構根に持つタイプなのかも。


「二階堂くん! あの怪物が、君が言っていた奴なのか!?」

「えっ? …………あ、はい! 彼奴らですよスメラギ先輩っ! 見るからに凶暴そうな奴らでしょう!?」


 考え込んでいる最中に声をかけられた。やめてくれよ、ビックリするじゃないか。

 スメラギ先輩は、一気に緊迫した表情を見せ始めた。あのオークが只者ではないと、初見で理解した様子。まあ、相手のステータスが見れなくても強いというのは分かるだろうさ。

 なにせオーク達は他の魔物と比較して明らかにでかい。ランク☆の魔物が人間の子供くらいの大きさなのに対して、オークの全長は二メートル超。ウェイトの差が圧倒的に離れているのは見比べるまでもない。

 そして、そんな明らかに強そうな魔物が現れたことで、生徒達は一斉に動き出す。


「戦闘班! 武器を持って出入り口を守れ! 陣形を組んで迎え討つんだ!!」


 予め作戦を立てていたのだろう。

 会長が全員に指示を出すと同時に、生徒達はそれぞれ自分の決められた位置に移動して、オーク達と対峙した。

 それにしても、この素早い動き。おそらく初めて組んだ陣形ではない。この数時間の間に、何度か魔物を迎え討っていく内練度を上げていったに違いない。


(先輩方はやる気満々だなぁ。まあ、ここを突破されたら大虐殺が起こるんだし当然か。…………俺は、どうしよう? さっさと逃げた方安全だろうけど)


 現在、俺を護衛してくれるのはスラタロウしかいない。流石に、俺とこいつだけであのオークと戦うのは難しい。

 でも、先輩方がどんな風に奴らと戦うのかも興味がある。


(…………観るだけ観とくか。危なくなったらすぐ逃げれば良い訳だし。それまで、非戦闘員としてゆっくり観戦してよーっと)

「先輩方! 頑張ってください! 俺、先輩方なら倒してくれるって信じてますから!」


 俺は、先輩方に無駄にプレッシャーを与えると、すぐに体育館の扉に隠れた。

 さあ、試合開始だ。まずは誰が最初に仕掛ける?


「皆んな、防衛の陣は崩さないように。敵の戦力は未知数だ。まずは、俺が様子を見る」

「会長!」


 おっ。最初に動くのはクズリュウ会長からか!

 会長は、前方からこちらに歩み寄ってくるオーク達を見据える。

 そして、会長は突然、片腕を前に突き出した。


「ん? 何をするつもりだ?」


 俺が疑問を呟いた直後、会長は一言発する。


「氷結」


 その瞬間、三体いたオークの内、一体の足元が『凍りついた』。

 そう、あまりに唐突な出来事だった。クズリュウ会長が、ただ呟いただけ。それだけで、オークの足が、みるみるうちに氷の結界に閉じ込められた。オークは突然の出来事に慌て、しかしどうするにも身動きがとれない。


「火球っ!」


 続いて会長は、赤い火の玉を生み出したかと思うとそれをオークに放出した。氷の結界に身動きを封じられたオークは、逃げられない。

 直撃。

 回避不能な攻撃を受けて、オークの体が燃え上がる。


「ブゥヒィィィッ!?!!」



 オークLV6

 HP221/270

 ATK42+15

 DEF19

 経験値334


 スキル

 無し



 す、すげ〜。『力』を使える人の中にはあんなことが出来る奴もいるのか。

 あのクズリュウ会長って人、とんでもない能力を手に入れたみたいだな。今の魔法みたいなの『スキル』ってことで良いのか?

 …………ていうか。よく見たらオークの野郎。俺が作った『武器』を持っているじゃねーか! 仲間達から装備を剥ぎ取ったのか? まったく、なんて奴らだ。


「前衛、突撃しろ! 後衛は、バックアップだ! 一人も死なせるなっ!!」


 そうこうしている内に激突が始まる。前線の配置された十人以上の数の生徒が唸り声を張り上げて、三体のオークに向けて一斉に押し寄せた。

 数はどう考えても人間側有利。だが、俺は知っている。このオーク達の中で、一体だけ存在する異端児を。


「な、なんだっ!?」


 後衛にいた誰かがそう叫んだ。

 驚くのも無理はない。何故なら、オーク達の一体の腕が突然通常の数倍規模で膨らんんだのだから。

 まるで腕が何本も詰め込まれたかのような歪な形状。グロテスクなまでに肥大化させたその腕を振るって、オークは向かってきた生徒達を軒並み薙ぎ倒した。

 それによって生み出された光景は、まさに暴風の如し。人も物も容赦なく消し飛ばす破滅の一閃だ。


「くそっ! やはり一筋縄ではいかないようだな!!」

「ブルゥヒィィィ!!」



 オークLV20

 HP354/410

 ATK70+16

 DEF33

 経験値8611


 スキル

 人狩り、肥大化



 高LVなだけではない。体の一部を肥大させるスキル『肥大化』の使い手。

 そんな魔物と、生徒達がどのように戦っていくのか非常に楽しみだぜ!

 俺は、扉に隠れながらそう思った。

『本作を楽しんでくださっている方へのお願い』


下にスクロールすると、本作に評価をつける項目が出てきます。


お手数おかけしますが、更新の励みになりますので、ご存知なかった方は是非評価の方よろしくお願いします!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
お読みいただき有難うございます
気に入ってくれた方はブックマーク評価感想 をいただけると嬉しいです

script?guid=on
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ