21 未知
名前:アルマ 種族:ミスティック・ハミング
Lv.2
スキル:
喰血 Lv.1 気配迷彩 Lv.2 神経毒 Lv.1 ミスティック・ハミング Lv.2 魅了の羽音Lv.7 魔獣合成Lv.1 一点集中 Lv.1 幻 Lv.2
だいぶ魔物を倒したと思ってたんだけど、やっとレベルアップか……。次の進化までの道のりは大変そうだね。
「……ん?これは…?」
アルマがそんなことを考えながらダンジョンを徘徊していると、【ミスティック・ハミング】の探知範囲にに変な地形が現れた。へこみのような地面。
不思議に思ってそれに近づいていくと、案外それの全貌はすぐに探知できた。
「坂、だね」
坂。しかも下り。一般的に考えてダンジョンの下への通路を通って出口に近づくことはないだろう。
「普通に考えて、上りの坂を探すのが最善。」
だけど、アルマの心は現在、もっと強くなりたい。という力への好奇心、探求心に支配されていた。そんな精神状態の奴が普通の安全な道を選ぶだろうか。
否。そんなはずはない。自分をもっと成長させられる。今の自分に見合った敵がいる。そんなところへと向かうはずである。加えて、さっきのレベルアップでこの階層の魔物程度の経験値では進化まで、ましてや次のレベルアップまでの道のりでさえ恐ろしく遠いことが確定している。
つまり………。
「進むしかないよね」
一切の迷いもなくそう決めたアルマは吸い込まれるように坂を下っていく。
しばらく坂を下り、開けた場所にやってきた。
雰囲気は前の階層と変わらない。けれど、その実態は大きく異なる。
キメラ何体分かと思いたくなるような高さの天井。ところどころ苔むした壁。通路の幅まで広くなっている。苔の間からは光る石が顔をのぞかせ、前の階層よりは若干明るい。
「通路が広いのはたまたまなのかな。それとも、この広さの通路がないといけないのかな?」
仮に後者だった場合、前の階層とは比べ物にならない大きさの魔物が出てくる可能性が高い。ということになる。それは一般的に危険である。しかし、アルマにとってはそうではない。
でかい図体をして、文字通り蚊ほどの小ささの的に攻撃をクリーンヒットさせるのは困難である。当てるだけなら簡単だが、うまく力が伝わらず、壁や床に潰されない限り大したダメージにはならない。
加えて、図体が大きい魔物で、血が通っていた場合。倒しづらくはなるが、吸血での経験値も増えるのでアルマの側にデメリットはほとんどない。いいことづくめである。
そのとき、横に続く通路からドスンッと、巨大な何かが地面を踏みしめるような音が聞こえた。
読んでいただき本当にありがとうございます!
今回、ナレーション風に書き方を変えてみたのですが、どうでしょうか?「ナレーション風の三人称視点ほうが好き!」「前の一人称視点の方がよかったかも」など、一言でもご意見を聞かせていただけるとこれからの参考になってとてもうれしいです!
次回、音の正体とは………!?
「蚊の主人公、面白そう!」「アルマのサバイバルの続きが楽しみ!」とおもっていただけたら次回も読んでいただけると嬉しいです。ブックマークと評価もお願いします!!
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