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難しい( ˘•ω•˘ ;)

 さて、魔王と対面したわけだけど。

 実は今の状況、ピンチでしかない。だって、湖の浄化で魔力はすっからかん。身一つで湖に引っ張りこまれたなら魔力を回復する手段もない。

 もし、ここにユキがいたら変わっていたのかもしれない。だけど、それは無いものねだりだ。


「ふむ、君からは何もしてこないのかい。前に会いに来た聖女は会ってすぐに攻撃されたのだがね」


 あー。

 何してんですか、レイラ様。というか、あなたそんなに好戦的だったんですか。頭の中で『てへっ』って笑ってるレイラ様がいる気がする。


「別にそういうわけではないわよ。相手がどう出るか分からないのにこちらから攻撃するような馬鹿じゃないわ」


 今は、魔王にこちらが不利な状況だという事を悟らせないようにしないと。

 カイル達が来るまで少しでも時間を伸ばすのが私の役目。うっすらとしか分からないし、確信はないけどユキの気配が近づいてきている。


「ならば、こちらからいかしてもらおうか」


 そう言うなり、魔王は黒い魔力で作った球を飛ばしてきた。間一髪で避けると私が立っていた場所の地面が溶け煙をあげていた。


 ……あっぶな!!


 何なのあれ。当たったらダメなヤツじゃないかな、あれ。


「ふむ、避けられたか。では、次だ」


 今度はさっきよりもスピードが上がってる。

 魔力を集めて防護壁をつくる。これは、聖属性の魔力でしか出来ないこと。水の魔力だったら私はもう木端微塵。


 ぐんぐん魔力が減っていく。

 黒い魔力は次々に撃たれていて、防護壁で防ぐので精一杯。

 攻撃も出来ない。まして、避ける暇すらない。


「聖女なんてそんなものか。それなら、前の奴の方が強かった」

「そんなもの自分が一番分かってる。仲間がいないと何も出来ないし、魔法だって少ししか使えない。いつも皆に迷惑ばかりかけて」


 だけど……。


  「出来ないなりに頑張ってるのよ!」


 魔王の攻撃が止まった隙をついて魔法を発動した。

 それは、聖魔法じゃない。ただの水魔法。一番初歩的で一番魔力消費が少ない。


 空気中の水分を集めて小さな水の球をたくさんつくる。それを、魔法に向かって撃つ。


 ただの水鉄砲。だけど、威力は抜群のはずだ。もしもの時のために、カイルと一緒に練習していた。

 さすがに、相手の魔法の威力には敵わないけど、牽制にはなるはず。

 一度攻撃してしまえば相手の攻撃のペースも乱れるから避けるのもさっきよりは楽になる。


 あと、少し。

 カイルたちの魔力の気配が近づいてきてる。

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