26話 移動
7人の妹達は移動を開始した。
「ねぇ、何処に向かうの?」
林が聞いた。
「今から向かうところは、2番目の伝説の人の家に行く。」
「家知ってるの?」
「絶対に知ってるわけではないけど、予想はついているよ。」
「…そこ…何処?」
「ウールの森だよ。」
「何で、危険な森に住んでるのよ。」
ウールの森は、危険な森の1位。私達の世界は危険な所が何個もある。そして、今回のブラック・ウルが生活をしている森に向かうことにした。
「どうやって向かうの?」
「私と里奈は1日で着くと思うけど君達はどう?」
「ちょっと待って。もしかして、走っていくの?」
「その他に、何か方法があるの?」
「嘘でしょ?」
「嘘じゃないよ。」
「いや、無理だよ1日なんかで着かないよ。」
「私達が先に行ってるわね。ゆっくりきていいから。」
百合が、言ったことに雛が言いかいした。
「その心配はないよ。」
「…バカに…しすぎ。」
「そうだよ。可能だよ。」
「遅れはしないよ。」
「ささささ先に行こうとしないで下さい。」
これで、決まった。百合・里奈・雛・鈴美・林・可那子・奈美子全員で走っていくとこにした。
「わかったわ。そしたら、今から食事は移動しながら自由にとること。1度も止まることはないからね。」
「はい。」
5人は言った。
「百合珍しく嬉しい顔をしてる。」
百合の嬉しそうな顔を見るのは懐かしく感じた里奈。
そして、移動を開始して3時間。
「何で、楽しそうに話ながら移動してるのよ。」
「楽しく移動した方が楽しいじゃないですか。」
「そうだけど、今から危険な森に行くんだから緊張しないと。」
「…お菓子…食べる?」
鈴美は、ポッキーを走りながら出した。
「あ、ありがとうございます。……、そうじゃない。」
「…こっちが…よかった?」
次に出したのは、キノコの山だった。
「そうそう、私キノコ好きなのよ。じゃないよ。何で緊張しないのよ。」
「…育成場所が…危険な天空だから…緊張しなくなった。」
「天空って、危険の上の地獄で育成してたの?」
「…そう。」
危険な天空とは、空の国でえ存在してる3つの危険所に居たと言ってる。美鈴は言ってる。
「3つの何処に居たの?」
「…赤。」
「一番危険な天空じゃないか。ホントに居たの?」
「…これ…証拠。」
鈴美が腕を見せた。そこには、傷があった。その傷は間違いなく天空の一番危険な赤の所のモンスターから、くらった爪の後だった。
「何でそんなところに居たの?」
「………」
「美鈴?」
「百合ごめんね。鈴美にとっても私達もその話はしなくないんだ。」
「話したくないこと聞いていたのね。ごめんね。」
「大丈夫だよ。それより、少しスピードが落ちてるけど百合大丈夫?」
「やっぱばれてるよね。何とかなるから気にしないで。」
「わかったわ。」
この時、百合は気づいていた。時間が無いこと。