23話 欠ける
「お前の力は、昔と比べたら弱くなってるんだよ。」
ナポレオンは、隠していた事がすぐにバレてしまった。
「何が言いたいのかしら?」
「ナポレオン、お前を殺すことも簡単だと言ってるんだよ。」
「何を言ってるのかしら、ガルンに私がホントに負けると思ってるのかしら。」
「なら、試して見るか?」
ここで大きな戦いが始まろうとしてる。
「ホントに試す気があるのかな?」
「ふん、何で何回も聞くんだよ。」
「確かめてるだけだけど何か?」
「なら、始めようか殺し合い。」
ナポレオンとガルンは、自分の周りから威圧を出し周りに振動を起こした。
ゴゴゴゴゴゴ
「百合どうしょう?」
「里奈逃げよう。」
「それで、いいのかな?」
「もう、私達はお兄ちゃんから姿を隠した方がいいと思うの。」
「何で姿を隠すの?」
「それはね。」
百合は里奈の耳元で、小さな声で話した。
「ホントに?」
「うん。多分お兄ちゃんを助ける方法はこれが一番だと思う。」
「わかったよ。」
話が終わったと同時にナポレオンとガルンは動き出した。
バーン
「ナポレオン!!」
「ガルン」
そして、一騎討ちをした結果。
「これが、結果なんだよ。」
「そんな…私が…」
一騎討ちによって負けたのはナポレオンだった。
「百合。」
「わかってるよ。ナポレオンをここで死なすわけにはいかない。」
そして、2人は百合の能力で瞬時に瞬間移動を繰り返してナポレオンの所に着いた。
「…うっ。」
「ナポレオン、今から救うから静かにしてください。」
「里奈、結界16を使って。」
「わかってるよ。でも、使い終わってからよろしくね。」
里奈の結界能力は、リスクがある。それは、使ってからすぐに気を失ってします。だから、百合が瞬間移動で助けるのが百合の役割。
ガルンは、気づいた。
「あれ?、ナポレオンの遺体はどこにいった?」
ギリギリ間に合った。結界16は、縛りの記憶。ナポレオンの遺体をガルンの頭の中から遺体の存在を消した。記憶を操作する能力。
「百合よろしく。」
バタ
「よし、ナポレオンと里奈を一緒に瞬間移動するから静かにしててね。」
その時だった。
「おい、貴様何を背負ってる?」
それは、ガルンだった。
「なんで」
ドカン
百合は、おもいっきり蹴られて吹き飛んだ。
「変な能力使って、俺から逃げれると思うなよ。」
里奈が、使った能力は意味がなかった。
「ナポレオンの遺体も見つけたし移動して監禁するか。」
ナポレオン掴み、おもいっきり固いコンクリートむかって投げてコンクリートを貫いて空高く上がった。そして、ガルンも同じ方向に飛んだ。
ケホケホ
「ナポレオンを持っていかれてしまった。」
これで、再度封印するための一人がかけてしまった。