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ライジング・サーガ ~初心者エルフとチート魔人~  作者: 秋原かざや
第4章 偽りの王女奮闘記

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SAVE21 王宮庭での楽しいお茶会

 無事、結界を張って、一息ついた私達は……というと。

「うーん、美味しい♪」

 キッドがいつもの装備で、暖かくて美味しいロイヤルミルクティーに舌鼓。

「こ、このケーキ、すごく美味しい!!」

 私はとっても上品なフルーツタルトで幸せいっぱい。

「このクッキーもいけるよ、サナちゃん」

 セレさんは、フルーツの入ったクッキーを頬張っている。

「ああ、なんて私は幸せなんだろう……」

 そんなセレさんを見つめながら、ほうっとため息をこぼすのはカインさん。


 私達は、よくやったとご褒美で、王宮の庭園に招かれました。

 ついでにこうして、お茶会なんぞ、開いてもらっています。

 うーん、幸せー♪

 やっぱ、仲間とこういう甘い時間ができるのはいいよね!!

 今頃、戦ってるラナ君達には悪いけど……ねぇ?

 ついでに言うと、なぜか、ラブラブのリシアス王子とミラーセ姫も同席中。

 あれだね、ここでラブラブしたかった、それだけですよね!?


 それはさておき。

 さすがは、王宮の庭園!!

 色とりどりの草花があって、スッゴク綺麗なんだ!!

 テーブルの上にも切花を入れた花瓶が幾つか乗っていて、これまたムード満点!!


「そういえば、セレさん。結界を張るときに『ライジング』って言ってましたけど、あれって何なんですか?」

 そう、セレさんが結界を張るときに、ライジングの光とかって言ってたんだよね。

 このゲームもライジング・サーガっていうし。

 ちょっと、気になってたから、聞いちゃった。

 ………あれ?

 なんで、みんな、黙っちゃったの?

 じっと私の方を見てるんですが!!

「あ、そっか。サナちゃん、初心者の館、パスしちゃったんだったっけ」

「パス?」

「どういうことなんです?」

 かくかくしかじかと、初ログインのときの事故の話をする私。

 そしたら、案の定。

「なんで、生きて帰ってこれたの!?」

「あの魔王の城に行って、無事で済むとは……!!」

 あははは、これもこの隠しスキルのお陰です。

「「そのスキルもって、プレイしてるってぇえええ!?」」

 だよねー。思わず苦笑してしまう。

「まあまあ、二人とも、それくらいにしてあげて。この子の彼氏、ラナン君だから、仕方ないよ」

「ああ、あの」

「ああ、なるほど」

 そ、そこ、納得するところですか!?

「それよりもさ、今回のイベントクリアで、サナちゃんは、何レベルになったの?」

 セレさんに言われて、私はさっそくステータスを確認する。

「えっと……40ですね」

「うーん、まだまだだね。でも、あと10レベルあげれば、移動魔法使えるようになれるね」

「本当ですか!?」

「一度、行った場所じゃないと使えないけどね」

 そ、それはわかってますー。でも、それが使えれば、今回のように、離れ離れにならなかったと思うし!! あと10レベルあげなきゃ。頑張るぞっ!!

 ついでに、キッドとカインさんの自己紹介も改めてしておきました。

「ライジングサンに入りたいの? リーダーがラナン君だからなー」

 ちらっと私を見る。と、同時にカインさんもキッドも私を見た。

「え、えっと……お願いしてみます、私」

「ぜひぜひぜひお願いします!!」

 鬼気迫るカインさんと。

「頼むよ、サナっち!!」

 ぎゅっと抱きしめるキッド。

 それに、彼らとお別れするのもやだなって、思ってたんだ。うん。お願いしてみよう。

「サナちゃんと同じくらいの子達が入ると、レベルアップもしやすくなるからね。どちらにせよ、うちのパーティ、人数少ないから大歓迎だよ」

 セレさんがそう話してくれた。どうやら、セレさんもキッドやカインさんのこと、受け入れてくれたみたいだ。

「ところで、時間もできたことだし」

 ずずーっと紅茶を飲むセレさんが、私を見据える。

「ラナン君との馴れ初めを話してもらおーか♪」

「ぶーーー!!」

 思わず飲んでいたお茶を吐いてしまった。さすがはゲーム世界。被害は0です。けほけほ。

「あ、それ、あたしも聞きたい!!」

「今後の参考にもなるだろうしね」

 キッドは良いとして、カインさん、その今後の参考ってもしかして……。

「ささ、ずずいっと!!」

「いや、そんな恥ずかしいの、いえませんって」

「「恥ずかしいの!?」」

「そこ! 変なところで反応しないの!!」

 もう、何とかしてよーーーっと、思っていた、そのとき。


「サナ様! サナ様! 一大事でございます!!」

 何だか兵士さんみたいな人がやってきた。

「ファーストレインの町が、魔物に襲われていますっ!!」


 ええええええっ!?

 一難去って、また一難って、このことだよね!?

 でも、魔物ってことは、魔王軍じゃない?

 これって、どういう……こと?

 そ、それよりも、ライジングの話、聞きそびれてるんですけど!!

 私の、明日はどっちだ!?

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