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レディース異世界満喫禄  作者: 日の丸


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閑話  未来の為に


「んじゃあたしは宿に向かうよ、色々大変だろうけど頑張って」


レンは従者達と共に部屋を出ていったので、レイオスに視線を向ける。


「殿下、報告させていただきます」


レイオスが立ち上がり一歩前に出て直立不動になり俺を見てきたので頷きながら言う。


「頼む」


「ガイアスの砦の内情に関する情報から話させていただきます、まずはガイアスの砦の総司令官であるリッテンハイヌ・エオットは死亡しておりました」


「なんだと?」


「我々が事前に知った情報で砦の総司令官がアンデュー・ティネスと言う男だと知りました、攻略終了後調べたのですが一か月くらい前にクーネル伯爵の命によりアンデュー・ティネスを総司令官とするという指令書を持ったアンデュー・ティネスが砦に来て、それを見て反発したリッテンハイヌ・エオットを斬首したそうです」


リッテンハイヌ・エオットは生真面目な男で反乱に加担したのが信じられなかったが・・・・・・そうか・・・あいつは最後までこの国の為に戦ってくれたのか・・・・


「アンデュー・ティネスが総司令官と言う情報を得たレン殿の作戦は『レン殿の魔法による砦に侵入、及び兵士達の無効化、その後に入場門の開放・・・・・最後に捕縛です」


「どんな魔法だ?」


あの砦は難攻不落の砦・・・・この国の文字通り最後の砦として存在している、それを魔法一つで侵入されるとなると対策をせねばならん。


「【転移魔法】・・・・【ワープ】です・・・・それを使い空より侵入した後、レン殿の仲間の魔法使いの【パラライズミスト】ですべて無力化されました」


「な!!失われた魔法ではないか!!レンはそんな魔法を使えたのか!!」


余り魔法に詳しくない俺でさえ知る事だ、そんな失われた魔法の使い手が存在することが信じられん!

・・・・・まて、今仲間の魔法使いに『全て』無力化されたと言わなかったか?


「レイオス・・・・・一つ聞かせろ・・・砦攻略の時間はどれだけかかった?」


「・・・・・・・・全ての兵士捕縛までに二時間・・・・・攻略だけなら一時間かかりませんでした」


・・・・・・・・・頭が痛くなってきた・・・・・・難攻不落だと思っていた砦が一時間で陥落?悪い冗談を聞いているようだ・・・・・・何なのだあの娘は!!


「我が方の被害は?」


レイオスが額に手を置いてため息をつきながら答える。


「・・・・・・・・8人です・・・・ですがこれは戦闘ではなく捕縛時に負った怪我です」


レイオスも戦場に身をおく者・・・・・自分で言っていて現実離れしてるのを分かっているのだろう。


「そうか・・・・・・」


ふと周りを見るとダルムシアとディレスが驚愕の顔のまま固まっている・・・・・・・俺もそうしたいが現実逃避は出来ん、これからの事も考えねばならん。


「レイオスご苦労であった、座ってくれ」


「はっ!」


レイオスが座ったのを見て部屋に居る者達を見た後話始めることにする。


「これから話す事は此処に居ないエミットとエリオムは承知していることだ、まず先程言ったようにカッス大公には『病死』してもらう」


この国の最大の罪人を生かしておくことは出来んし、もしこのままにしていたら更に巨大な力となり対応できなくなるのは目に見えている、だからこそ『病死』してもらう。


「今回の【グリフォン】事件はかなりの被害を出したが、この国の膿がはっきりとわかった、全て狩りきる、まあそのせいで暫くは国が荒れる事となるが早期に立て直せるように力を貸してほしい」


国が荒れるのであれば少しでも信頼できる者達に協力を頼むしかないのでな、国が荒れて苦しむのは市民達だ早めに立て直したい。


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