ハリムホイホイだね!!
「それでレンよ戻って来たのは援軍を要請しに来たのか?」
ディレスさん達との話が一段落したのを見てデュナスさんが話を振って来たけど思わず首を傾げる。
「ん?援軍?何の事さ?」
首を傾げるあたしを見て不思議そうにデュナスさんがもう一度同じ事を言ってきた。
「ガイアスの砦の攻略の為に援軍を要請しに来たのではないのか?」
・・・・・・・・・・・・ああ!!なるほど!!王都に戻って来たのは援軍を要請の為だと思ってたのね!!
「いや?もうガイアスの砦は落としたよ」
「「「「は?」」」」
あたしの答えにレイオスさんを抜かしたこの部屋に居る男たちの声がハモった。
「いや?だからね?ガイアスの砦は攻略終了したよ?ね?レイオスさん?」
「レン殿の言う通りガイアスの砦は無事攻略終了いたしました」
レイオスさんが認めたのに未だ誰も信じられないような顔をしている、なんでだろうね?
「まあこれであたしの仕事は終わりだべさ、後の事はデュナスさん達に任せるよ、でもうちの部隊をあまり酷使させないでね?」
「わかっているさ」
「それとハリムはどうなってる?聞き取りが終わってるようならうちのシンを警備から外したいんだけど」
もしまだ聞き取りが終わってないようだったらライに代わってもらった方がいいかな?そうだね!そうしよう!!
「すまんがもう少しかかるから、警備の方はもう少し頼みたい、それとお前が砦に行った後三人ほど確保した、感謝している」
Gホイホイならぬハリムホイホイだね!!
「分かったべさ、だけど警備する人を変えるよ、うちのパーティーのライだ、この子もシン同様腕が立つから大丈夫だべ」
「そうか、ならば頼むライ殿」
ライに向かい頭を下げるデュナスさん。
「じゃあ悪いけどシンと交代してくれるかな?それとシンに此処に来るように伝えて」
「畏まりました」
ライが部屋から出ていった所でまたデュナスさんに尋ねる。
「ハリムから面白い情報は聞けた?」
「ああ色々な、だがまだ話してもらわねばならぬ事があるからな、もう少し時間が掛かる」
それは仕方ないよね、何しろ【グリフォン】の幹部なんだから色々な情報を・・・・・・・ん?幹部?
「なあデュナスさん、【グリフォン】の頭ってわかってる?」
幹部なんだから頭を知ってるはずだよね?と思って聞いてみたらこの部屋に居るレイオスさんを除いた者全てが顔を顰める。
「・・・・・・・・お前なら言ってもいいか・・・・・・・親父殿の弟の一人・・・・・・・カッス大公だ」
は?王族がテロの親玉?何でそんな事になってんだ?
「カッス大公はかなり強烈な性格でな、自分こそが『王』にふさわしいとおもってるそうだ」
全然ふさわしくないよね?むしろ『死んでください』って感じの性格だよね?最悪じゃん!!
でもそれと同時に納得も出来る、伯爵とかを幹部として『使える立場』となるとやはり『王族』という力が必然的に必要となるだろうさ。
「なら捕まえられないじゃん?どうするのさ?」
流石にデュナスさんでも捕まえることが出来ないんじゃないだろか?
「確かに捕まえる事は出来ん、だがカッス大公は近いうち『病死』するだろう」
・・・・・・・・・・ああ!そう言う事にするって事か!!流石に王族を捕まえるってのは国内外には言えないので『病死』にするのか。
「できるの?」
「何の事だ?彼は『病死』するんだから私には関係ないぞ?」
最高の笑顔であたしに言いきるデュナスさんにあたしも笑顔で頷く。
「病死なら仕方ないよね!!」
そう言い切った所でノック音がして、レイオスさんが対応に行くとシンを連れて戻って来た。
「シン、お疲れ様ね」
シンに向かい労うと恭しく一礼し、『とんでもございません』と言いあたしの後ろに控える。
「シン殿とても助かった、礼を言う」
深々と頭を下げるのを見た後あたしは立ち上がる。
「んじゃあたしは宿に向かうよ、色々大変だろうけど頑張って」
あたしの仕事はこれでお終い!ライガ帰ってきたらこの国を出る事になるからその前に王都でショッピングだ!!
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