すごい技を持ってるとは思わなかったよ!!
誤字報告ありがとうございます。
とても助かります。
「レン様、お客様がいらしました」
カナデの言葉にあたしは【エリアサーチ】を使い確認する。
「ふぅん・・・・たった一人で来るって余程自信があるんだね」
【エリアサーチ】に引っかかったのは一人だけ、しかもこっちに向かってくる。
しかもかなり早い、速度特化の暗殺者って所かな?
「そろそろ来るよ」
その言葉に従者達が武器を取り構えたまま向かってくる方を見る。
そして暗闇から何かが複数あたしに向かい飛んでくるけどあたしは動かない、だってうちの子達があたしに攻撃が加えられるのを許すわけがないから。
暗闇の中から飛んできた物をカナデが【ルプス】を使い弾いた後、石突の方を飛んできた方向へと向けると石突がいきなり高速で伸びていき暗闇の中で『ぐはっ?』と言う声と『ドサッ』ていう音がした。
「お見事、よくやったね」
あたしがカナデを誉めるととても嬉しそうに微笑んで頭を下げる。
「ありがとうございます!」
いやいやお礼を言いたいのはあたしだよカナデちゃん!!
と思っていたらギンガとシリウスが暗闇に走って行きミズキとライがそれを追いかけてしばらくしたら戻って来た、全身真っ黒の衣装を着こんだ女性を引きずって。
「その人がお客さん?」
「そうみたいですね、カナデの一撃で気を失っておりました」
ライの答えにあたしは頷きミズキに一つ頼みごとをする。
「ミズキ、ハイラルとダナムと呼んできて」
「畏まりました」
ミズキは彼らが居るであろう方向へと走って行く。
暫くしたらミズキがハイラルとダナムを連れて戻って来た。
「何があった?」
「お客さんが来たんだ、この人の事アンタら知ってるかい?」
足元で後ろ手に縛られてる女性を見ながら二人に尋ねるが二人共首を振る。
「そっか【グリフォン】の6天ぷらかと思ったんだけどな」
かなりの使い手だったからもしかして?って思ったんだけどな。
「6天ぷら?・・・・・・・6武天の事か?」
ハイラルが思案顔で思い付いたのか聞いて来た・・・・あれ?
「え?6天ぷらじゃないの?」
衝撃の事実に驚いていたら足元で気絶していたはずの女性が跳ねあがるようにして立ち上がり、あたしに右足で蹴りを放ってきたので、その足をしっかりと受け止め支えである左足を払い転がしてその上に乗ろうと思ったらギンガが勢いをつけて飛び乗って動きを抑える。
「くっ!!」
・・・・・・・ギンガ今度それあたしにもやって欲しいかも!モフモフボディブレスとかすごい技を持ってるとは思わなかったよ!!
「さて起きたようだね?アンタの名は?」
視線を合わせようともせず言葉も発しない・・・・まあそうですよね!!
「アンタはガイアスの砦の人に雇われた殺し屋さんでいいのかな?」
あたしの問いに先程と同じようにシカトしてくる女性。
「いい腕してるのに残念だよ【グリフォン】なんて最低な組織の手先だなんて」
その言葉に『ぴくっ』と反応したのを確認して言葉を続ける。
「その技を何の罪もない人々に向けるなんてやめようよ?喜ぶのは屑な貴族だけだよ」
【グリフォン】とやらを仕切ってるのは貴族共だろうからね。
「・・・・・・・黙って聞いてれば!!私だって好きでやってる訳じゃない!!」
あたしを睨むようにして叫んだ女性の目をあたしも見ながら尋ねる。
「ならなんでやってる?今回狙われたのがあたしだったから無事だったんだ、他の奴なら死んでたよ?殺しをするに値する理由があるんだろうね?」
この女性の実力はメイシェルの副長レベルだ、あたしには従者達とアニマルズがいるからそう簡単に殺す事は出来ないと思う、でも一般人ならサクッとやられていただろう。
「妹を・・・・妹を人質に取られてる」
本当にろくでもないよね【グリフォン】は!!
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