閑話 守護者の心
「来たぞあいつだ、此処で張っていて正解だったぜ」
一人の男が【闇の世界】の前に突然現れたパーティーを見て木陰で休んでいた仲間に声を掛ける。
「どれどれ・・・・イイ女もいるじゃねぇか・・二人も」
此処に居る仲間7人がニヤニヤしながらそのパーティーをみて見張りの男に聞き返す。
「あの女どもが【お宝】を持ってるのか?」
「ああ【転移の腕輪】って奴だ、さっきもそれを使って奴らここまで来たんだろうよ」
「それを奪って売れば俺達は遊んで暮らせるぜ?」
「それと黒髪の女の武器が強力な武器らしいぞ?それも奪って売ればますます豪華な暮らしが出来るって訳だ、しかも俺達が好きに出来る【女】のおまけ付だ」
「パーティーメンバーの男は殺して転がしておけば魔物が食うだろうよ、【スタンピード】で魔物がうようよしているからな」
くくく!やっと俺達に運が微笑んでくれたようだな!さて不意を突いてお宝を頂くと・・・・
「ええ確かにあなた方を殺しても問題はないですね、【スタンピード】の犠牲者という事になるでしょうし」
「っ!!誰だてめぇ」
「あなた方を殺す者ですよ」
あたしは【転移】を使い【闇の世界】の入口に転移し、辺りを見渡す。
「ふむ・・・・魔物は居ないね、やっぱり散らばったか」
流石に【スタンピード】は収まったからここら辺にはもう魔物は居なかった。
でもライがチラッと林の方を見た後カナデの方に向いた。
「そうですね・・・カナデさん風を使ってみてくれませんか?あっちの方向です」
「分かりましたわ」
ライが何かを気にしてカナデに頼んでいる、何かあったかな?
「・・・・・なるほど、アリーヌさん少し付き合ってください、レン様はサザンの村に向かってください、すぐ追いつきます」
「何かあったのかい?あたしも付き合おうか?」
「大丈夫ですよ、少し気になる事があるので、アリーヌさんに付き合ってもらえば直ぐに済みます」
「分かったべさ、先に行くよ」
「はい、カナデさんレン様の護衛を頼みます」
ライに頼まれてカナデが両手を胸の前でぐっ!!と握りながら頷く。
「お、お任せください!!」
・・・・・・ああもう!本当にかわいいなぁカナデは!!
「さてライ、何があったの?」
アリーヌさんが訪ねてきたので後ろの林をちらりと見た後に話をする。
「あそこに恥ずかしがり屋が7人います、しかも私達を殺そうとている・・・・ね」
「なるほど、でも何でマスターには教えなかったの?」
アリーヌさんが不思議そうな顔で聞いて来たので、少し考え、彼女には本心を教えてもいいと思い答える。
「私はレン様に生み出された者、私の存在意義はあの方を守る事、なので問題解決・排除をするまではあの方を近づけたくないし、あの方の御心を乱したくはないのです」
私はあの方のボディーガード、あの方に危険が及ぶ前に排除するのを第一としなければならない。
「それに・・・・あの方にはあんな連中の血で手を汚してほしくない」
「愛されてるわねマスターは、でもその意見には賛成ね、マスターは笑っていた方が似合ってる」
では彼らに会いに行きましょう。
「パーティーメンバーの男は殺して転がしておけば魔物が食うだろうよ、【スタンピード】で魔物がうようよしているからな」
全くもって愚かな事を考えていますね・・・・まあ夢の続きは地獄で見てもらいましょう。
「ええ確かにあなた方を殺しても問題はないですね、【スタンピード】の犠牲者という事になるでしょうし」
私の言葉に打ち合わせをしていたらしい7人の男が私の方をみて驚く。
「っ!!誰だてめぇ」
「あなた方を殺す者ですよ」
何を当たり前の事を聞いて来るんでしょうね?馬鹿なのでしょうか?
「貴様らがあの方を殺す?身の程を知りなさい」
愚か者たちにはここで退場して頂きましょう。
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