【迷いの谷】の戦い①
登場人物まとめを抜いて300話になりました!よくもまあ毎日続けられたと思います。
ブクマに入れてくださった皆様、評価をしてくださる皆様のお陰です感謝申し上げます。
まだ続きますのでよろしくお願いします。
レン様の転移魔法で移動した先・・・・・・・・【迷いの谷】
そこに転移してまず目に入ったのがオークとゴブリンの群れ・・・・いや軍隊と言っていいだろう、それを目にした瞬間私は魔法を紡ぐ。
「【サウザンド・ブレイブ】」
この魔法は炎の剣を無数に作り出して相手に向かい解き放つ魔法だ。
その魔法を使い周囲の魔物達を倒していく。
「レン様お戻りください、ミズキたちが待っております」
レン様の戦場は此処ではない、ここは私がレン様に任された戦場だ、如何にレン様でもそれだけは譲れない。
私の心を察したのかレン様が頷きながら微笑んでくれた。
「任せた」
その言葉を残して転移して行った。
私はこの時を・・・・・あのお方に頼られ、任される日を待っていた、あの日護衛依頼の時・・・モアの町で刺客相手に無様な姿をさらしたあの日から。
レン様は『ありゃ一種の化け物だべさ、あたしでも倒すことが出来なくて逃がしちまった、気にしなさんな』と仰ったが本来許される事ではないのだ、私達はレン様のお役に立つ為に生まれた、それが役に立たなかった・・・・存在の否定になる。
「さてと・・・・・魔物達よお前達に恨みはないが私の為に死んでくれ」
まずは溢れてきている魔物の群れの処理だ、それからダンジョンに入り元凶を叩くと事としよう。
「【サウザンド・ブレイブ】」
最初使った時の100倍の魔力を込めて炎剣を千作り解き放つ。
これで湧き出てきた魔物の群れの半分を倒せた・・・・・がまだ湧いてくる、やはりダンジョンに入り元凶を叩く方が【スタンピード】を終息させる事となりそうだ。
「ゴートさん!もう一度広域殲滅魔法を使った後私は【迷いの谷】に入って元凶を探し叩いてきます、指揮を任せます」
私が後の事を頼んだのはグラマスの願いで私の補佐としてついて来てくれたBランクの討伐者ゴートだ、彼に任せて大丈夫だろう。
「わかった」
「【サウザンド・ブレイブ】」
炎の剣を解き放った後に脇に控えていた仲間に声を掛けて【迷いの谷】に入る。
「シリウスさん、蒼天さん頼りにしています共にレン様のお役に立ちましょう」
「ガウ!!」 「クワッ」
実力のない討伐者よりも心強い仲間と共に湧き出てくるゴブリンたちを蹴散らしながら【迷いの谷】に入る。
「さて・・・早速ですがシリウスさん、【アースウォール】を入口に向かって使ってください、魔物が出られないように」
「ガウ!」
返事と共に【アースウォール】を使い入り口をふさいでくれるシリウスさん。
「取りあえずゴブリンたち倒し寄せてくる方に向かいましょう皆さん」
【サウザンド・ブレイブ】を使いシリウスさんと蒼天さんをとり囲むように炎の剣を展開し敵を倒しながら先へと進む。
【迷いの谷】には攻略済みのダンジョンで確か20階だったはず、敵を倒しながら最下層を目指すのも視野に入れといたほうがいいかもしれないですね。
「あなた方に用はありません、早々にご退場ください」
【サウザンド・ブレイブ】を襲い来る魔物の群れに放ちながら進んで行くとゴブリンキングとその取り巻き約300が私達の前に立ちはだかる。
「突撃してくる訳でなく編隊を組んで待ち受けている・・・・・理性のある魔物がいるのですか?厄介ですね」
突撃するだけの魔物ならそこに魔法を放り込めばいい、だが理性があるという事は人と同じように考えることが出来るという事、策を使うという事だ、目の前で編隊を組んでいる魔物を見て思わず感心してしまいました。
「まあ・・・・・・・それでも私達には勝てませんが・・・・・【フレアボム】」
100㎝くらいの真っ赤な球体をゴブリンキングたちが待ち受けている場所に放ち着弾するとかなりの規模の爆発が起こる。
「さて・・・皆さん進みましょうか」
残っていたのは物言わぬ魔物だった者だけだった。
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