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僕は 君たちの玩具じゃない   作者: 三ツ星真言
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37/59

文化祭、始まる

 ついに、我が国善高校の文化祭当日となった。

 余談であるが、我が高校はあの有名な武術家、

「国井善弥」の所縁ある者が創立したと言われている

私立高校で、文武両道を校訓としている。

 何も知らないみんなは「国際親善」と思っているが、

東大合格者も多く、偏差値はかなり高い。

 さて、鹿島神流正統十八代師範の彼は、戦前、戦後、

「今武蔵」と謳われるほど桁外れに強かった。

「武芸百般、何でもござれ」と、生涯無敗であったが、

困ったことに実力のある武道家に真剣勝負を挑む

「武術馬鹿」であった。

 合気道開祖・植芝守平や民弥流居合術の遣い手・黒田

鉄山氏の祖父・黒田泰治にまで挑んだ話は有名である。

 しかし、彼を最も有名にしたのは、戦後の日本の武道を救った

話である。その話をするとメッチャ長くなるので、やめておく。

 僕は、幼い頃から、そんな話を祖父に聞かされて育った。

 恋愛偏差値はゼロだけど、武術・武道に関する偏差値は

高いつもり。

 さて、開会式は新生徒会長の林崎 武の素晴らしいスピーチで

始まり、文化祭は幕を開けた。

 午前は、各クラス、工夫を凝らしたメイド喫茶やアニメのコスプレ

喫茶、インスタ映えを意識した七色のたこ焼き店などの模擬店、

蛇使い座を入れた黄道13星座による星占い、ターロットカード

占いなどのお店、ソフトダーツやスポーツ吹き矢などの娯楽店が

神社の祭りの縁日を超えるほど賑わい、誰もかれも思い出をつくり、

青春を謳歌していた。

 もちろん、他校の不良生徒、ヤンキーの動向に眼を光らせる

コンカツが組織し、林崎 武をリーダーとする警備隊の存在を

忘れてはならない。





 


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