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26話「マミーはミイラです」

門星学園 グラウンド(介護テント)


俺「本当にゴメンっ!! 力無いのわかってたのに……」


王女「でも頑張っておられましたよ」


オオカミ「王女様の言うとおりだ。それに俺くんがいなけりゃあんな惜しいところまで行けなかったし」


タウロ「そうだ。それよりも、頭は大丈夫か?」


俺は頭をさすりながら、大丈夫とだけ答えた。


雪女「あ、いた。お疲れ様。」


俺「あぁ、相手チームの。ごめん、なんか卑怯な手ばっかり使って」


ゴースト「なあに、大丈夫! あれも加点されるべきだって! 俺たちの弱点ついてるんだから。経詠まれたら終わってたし」


アンデッド「俺も死後硬直を利用されるとは思わなかった。流石噂に聞くだけはあるな、俺くんよ」


あ、やっぱり呼び名俺くんなんだ。


雪女「じゃあゆっくり休んでて、私は人魂の様子みてくる」


俺「うん、お疲れ様」


3人が去ったのを確認して、タウロはクスリと笑う。


タウロ「俺くんもなかなか名が立ってきたな」


俺「なんでだろ」


俺は軽く頭を掻きながら応えた。

すると、少し傷口が痛んだ。


俺「いって!」


タウロ「まだ大丈夫ではないじゃないか。虚勢は命取りになるぞ?」


俺「……そうだね、ごめん」


王女「では、私はラミアさんの処へ行って来ますね」


王女が椅子から立ち上がった瞬間、テントが音を立てて開いた。


ラミア「俺くーん!! 大丈夫!!?」


オオカミ「ちょ! と、止まれっての!」


入ってきたのはオオカミを尻尾に引っ掛けてきたラミアだった。


俺「ら、ラミアさん…大丈夫なのか?」


ラミア「何が?」


……大丈夫そうだ。

まあラミアの場合は身体温めたら、すぐ治るか。


ラミア「ギャーッ!? お、俺くんがマミーに呪われたー!?」


俺「お、大袈裟だな」


マミー「私何もしてないから!」


タウロ「あ、隣のベッドだったのか」


そんなこんなで今日の授業は終わりになった。


******

門星学園 カフェテリア


戦闘の授業を無事終えたことで、今日もいつものメンバーで食事をすることになった。


ヴァンプ「……そういえば、部活は決めたか?」


俺「ん? まだ特には……」


妹「ヘェ〜! ここも部活あるんだ!」


タウロ「うむ、これが部活一覧表だ」


俺と妹はタウロさんが出したプリントを受け取った。


……なるほど、ヴァンプの言ってたとおりそんなに日本と変わっていないな。


オオカミ「そろそろ決めないと、出遅れになるぞ?」


俺「そうだな、適当に仮入部して回るよ」


ラミア「ねえねえ俺くん、これとか入ってみない?」


俺「俺くんを愛でる会だかなんだか知らないが、入る気はないぞ。」


そう即答すると、明らかにラミアは項垂れた。


ラミア「そんな〜」


俺「そもそもラミア以外にそんな同好会もどきに入るもの好きなんているのか?」


……?

なんでみんな何も言わない?

次に口を開いたのはオオカミだった。


オオカミ「……お前さ、裏ではかなりモテてるぞ?」


俺「えっ!?」


タウロ「……この鈍ちん」


タウロさんまで……

でも、そんなにモテてるか?


……うーん

…………

zzz……


ヴァンプ「……おい、俺くんよ。思い当たらないならそれでいいから」


俺「はっ!……う、うん」


妹「そんなことより部活だよ。どうするの」


ラミアが少しクワッ!と目を見開いたが気にしないでおこう。


俺「……そうだな、帰宅部で良いんじゃないか?」


妹「つまんなーい」


俺「……お前まさか一緒の部に入るつもりか?」


ラミア「何それ天国!」


静かにして欲しい。


俺「……みんなはどこに入ったんだ?ラミアさん以外」


ラミア「へっ!?」


まるで期待していたかのような表情だったラミアは置いといて、一人ずつ話してもらった。


ヴァンプ「俺は前言ったな。演劇部だ」


タウロ「私は……剣道部に入った」


オオカミ「俺は陸上部だ、毎日身体は動かしたい」


なるほど、みんなそれ相応の部活に入ってるんだな。


まあいいか、仮入部という形で色々見て回ろう。

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