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ひとパ☆  作者: いかや☆きいろ
秋の風
111/188

秋は魚も食欲旺盛! 3

 楽しんでいってくださいね。



 そのあと二人は味のしないデカい魚をなんとか完食した。火だけはとおっていたようだ。やたら酒臭くて胡椒がらいだけでまったく味がしなかったらしい。料理をナメすぎである。


「リョウヘイ以外ならそこそこは食えたのに引き強いなコノミちゃん」


「なんでこの人料理人枠に……」


「そりゃそうだがネタ枠だろ」


「美味しかったわ……。ネタとしてうぷっ!」


 味がしない魚をあの量食べたら私ももどすと思う。


「さあ、まるでコントのような結果になりましたが大谷さん」


「見てて気持ち悪くなりました」


「料理は塩が命ですね」


「来たわ!」


「おっとサツキさんがヒット! 女将さんがんばってください」


「あらコチだわ」


「おお、立派なコチだ。三十九センチだ!」


「多少こぶりですね」


「調理で!」


「おや、ここで女将さん賭けに出た! クジへ向かいます!」


「せーの!」


「おーっと、見事大将が引きましたー!」


 まあ私コチの調理はできますけど捌き方は知らなかったんでよかったです。身の質はフグに似た美味しい魚で鍋でも煮つけでもいけます。


「ヒレとウロコをすべて落とし三枚におろして肋を切り落としたあとブツ切りに、下味をつけて、これは唐揚げです!」


「なんと、立派な一品ができたー!」


 女将さんはビール片手にコチの唐揚げを完食。納竿した。うーん、美味しそうでした!


「さあ、選手がひとり減りましたがまだ戦いは続いています。現在竿を出してるのはアンナさん、アイ様、コノミさん、カズコ様、サヨリ様、ナオコさんの六人です!」


「Fish on!」


「おっと、アンナさんなにか釣ったか! ビッグファイト!」


「カズコさんもなにか釣ったようですよ!」


「アイナメだねえ」


「アイナメ三十五センチです!」


「キープで」


「あれ? キープですか?」


「つれーたー!」


「スタッフタモを構えた! これは?」


「珍しい、シマアジです! 八十センチ八・五キロ! 大物です!」


「キープね!」


「二人ともキープだ?」


「大きい魚なので下手な人に捌かれたくないんでしょう。リョウヘイさんとか、リョウヘイさんに」


「正しい判断としか言えません!」


「泣いていいか?」


「きた!」


「アイ様、ビッグファイト! なにか釣れてきたー!」


「おっしゃ、きた!」


「来ましたわ!」


「連続ヒットだー!」


「アイ様、座布団ヒラメだ! 七十センチニ・五キロ! 大物です!」


「キープ!」


「リョウヘイさんに調理されるくらいならキープです! 賢明だ!」


「うおーん(男泣き)」


「私もきたよぉ?」


「カズコ様もヒット! ナオコさん、スズキです! サヨリ様、カレイだ! サイズはナオコさん八十センチ四キロ、サヨリ様四十センチ七百グラム!」


「キープで×2」


 無情にもキープです! ここでタイムアーップ! カズコさんのメバル二十五センチでフィニッシュです!


「けっきょく釣れた魚は大将が調理してみんなで食べることになります。お疲れ様でした!」


 調理したかったなー。まあペッパーX使えなかったからいいか。それよりもシマアジとかヒラメとか胸が高鳴りますね! カレイも唐揚げが美味しいしスズキも旬になります!


 いやあ、実に楽しみです。缶酎ハイをやりながらリムジンで調理会場のホテル光月園(光里家所有、最上階一階層貸し切り)で魚料理大会です!





 サヨリさんすげー。



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