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国王視点

国王視点ですが、閑話ではありません。

読むことを推奨致します。


後、誤字脱字は以下略でっす。

 

 ナイアスの部屋から灯りが漏れているのが、目に留まったわしは、ナイアスの部屋へとノックもせずに侵入した。もちろん部屋の外に控えている近衛兵士に、わしを咎めたり制止する権限なぞはない。


 ナイアスは一心不乱になにやら紙に文字を書き付けておるようだ。



「む?こんな夜更けに何をしておるのだ?」


「うわっ!ち、父上!?」


 一心不乱に書き付けていた紙をガサガサと音を立てて丸め、背後に隠す我が息子ナイアスの奇妙な姿に、若干将来の王国の行方を憂いたのはわしの心の中だけに留めておく事にする。


「父上の方こそこのような夜更けに突然、いかがなされたのですか?」


 こやつ………わしが先に問うたのに、それには答えず自ら問い返してきおったぞ。小癪な。


「わしが何をしようがうぬには関係あるまい?それとも何か?うぬの許可が必要だとでも言うつもりか?」


「め、滅相もございません!すべて父上の見心のままに」


 ふむ。ナイアスのこの怪しげな態度………気にならんと言えば嘘になるが、わしもナイアス位の年の頃はこんな感じだったからな。親に言えぬ年頃的な何かがあるのであろう………うむ、その気持ち分からんでもない。



 おお、そうであった!年頃で思い出したが、そう言えばあの事をナイアスには伝え忘れておった。

 流石に間近に迫っておるしから言っておかねばなるまい。


「そうだナイアスよ。うぬに伝えねばならぬ事があったのを、忘れておった」


「はい?一体何を忘れていたのですか?」


「いや、なに………そろそろうぬの婚約者を正式に決めねばならぬのだが…………」


「はっ?」


 何だ?そのマヌケな返事は?うぬは一国の王子である癖に、まだ婚約者が居ない事に少しも疑問を持っておらなんだか?

 だとすると、やはり今後の我が国の行く末が憂えてならぬな。


「ええっ?そんな話は初耳ですっ!私は母上から私が選んだ女性と結婚して良いのだと聞かされておりましたが」


 まあ、その説明………言葉は足りぬが、嘘は伝えておらぬようだぞ?


「うむ。その通りだ。婚約者候補の中から、うぬの気に入った娘と結婚するが良い。候補は5人居る。まずは1人目は我が国のレイデン侯爵家のイオタザ-ル嬢。2人目は我が国のアディルプラフ伯爵家のシャルティエ嬢。3人目は隣国ミラージュ帝国のラキシス姫。4人目は………………………」


「もう結構ですっ!私は……私は……その様な事は聞いておりません!!」


 いや、だから今言っておるだろう?ナイアスは一体何が不満なのだ?婚約者候補の娘達は皆、器量もよく気立ても……まぁ、ある程度はよく教養も高く、しかもこの中から自分に合う娘を選べるのだ。

 かくいうわしもこれで現在の王妃と出会って一目惚れしたのだ。

 きっと良い娘が居るはずだ。ナイアスの不満は却下だな。


「聞いておらぬから何だ?うぬはこのハスハルゼ王国の第1王子なのだぞ?その様な身分の者が、恋した相手と自由に結婚出来る訳がなかろう?そんな程度の事も分からんとは、うぬは今まで何を学んできたのだ?」


「……くっ………………」


 わしの言葉に二の句が継げないナイアス。


 はあっ………先が思いやられる。こやつのこの楽観的な思考には覚えがある。

 わしの父である前国王も楽観的な思考の持ち主な上に、今では余生を目一杯謳歌しておる。

 まったく………毎年毎年会議塔の鍵を勝手に解錠するのには頭を悩ませておる。何度鍵を新しくしても解錠してくるのだから、最近はほぼ諦めておるがな。


「…………では、伝えたぞ?まずは明後日レイデン侯爵家のイオタザ-ル嬢と顔を会わせてみよ。良いな?これは命令ぞ?」


 あまりにもナイアスが黙り込むので、王の権限で顔あわせを命じておく。それを告げられたら頷かぬ訳には参らんであろうからな。



「…………………………………」


 はあっ……。頷かぬな。往生際の悪い奴だ。


「返事はどうした?」


 威圧感を込めて返事をほだすと、しぶしぶ声を絞り出してきおった。やれやれ。


「………………畏まり…………ました……」


 おお、睨んどる睨んどる。無理矢理だったが一応は了承したな?

 早速レイデン侯爵に明後日の娘の顔あわせの打診をしておけと、命じなければならん。

 明日からは忙しくなるな。



 わしはそのままナイアスの部屋を後にしたのだが、それが失敗であった事が判明するのは次の日の朝なのであった。



書くこと無いなー。


指のささくれが半端じゃないって事ぐらいですかね?


後はFFのスベリぐらいやね。半端じゃないって話ですよ、奥さん。



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