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足がっ!足がぁ~~~~!!!

暑い…。今日の最高気温39度って、無理でしょ?

こちとら扇風機しか装備しとらんっちゅーに。

送風されるのは、熱風だっちゃ。


軽く死ねる!!!

 うひゃあ~~~!私なんか食べても美味しくは無いですからぁ~!お…お助けぇ~!!!


 山姥に部屋へ引っ張り込まれた私は、目を瞑りながら必死に助けてくれと懇願していた。


「………ああっ!!もっ…申し訳御座いません奥様……。私で御座います」


 驚愕に震える声で私に向かって申し訳なさそうに声を掛けてくる声に、聞き覚えがある。


 この声の持ち主は…………………。


「リ……リグレット?」


 私が恐る恐る目を開けると、目の前には申し訳なさそうな表情のメイド長のリグレットが頭を下げながらたたずんでいた。その風貌はキッチリと纏めてあった髪が所々ほつれ、逆光で私がみた山姥の様相を呈していた。


「はい。リグレットで御座います……。奥様に対して手荒な真似を致しまして、誠に申し訳御座いません」


 うっ…う~ん…。確かに驚いたけれど、リグレットがここまで手荒な真似をするなんて……何か理由がある筈だよね?ずっと頭を下げられているのも居心地が悪いし、まずは頭は上げてもらおう。


「あの……リグレット?私はもう気にしていませんので、そろそろ頭を上げてもらえませんか?」


 頭を上げてもらうように優しく伝えると、リグレットはゆっくりと腰を起こして、今度は直立不動でたたずんだ。

 そして更に謝罪を行った。


「私のような不届き者にまで、奥様はお優しいので御座いますね……。本当に先程は申し訳御座いませんでした」


 うえっ!いやいやもう大丈夫ですから!謝罪は結構ですので、手荒な真似を行った理由を聞こうではないですか。


「リグレット……謝罪はもう結構です。それよりも何故私を部屋に引っ張り込んだのでしょうか?」


「奥様……その……………」


 私が理由を問い出すと、リグレットは困った様な表情で口ごもった。


 そんなに言い出しづらい事なのだろうか?もう少し強めに言ってみようかな?


「リグレット!お願いです!理由を聞かせて下さい。何故この様な真似を?」


 私が強く問い出すと、リグレットはやっと理由を話始めた。


「その……マオカから、病み上がりの奥様が…お部屋から姿を消したと報告を受けまして、誰かに連れ去られた可能性を考慮して、部屋に犯人の遺留品や痕跡が無いか確認して居りましたところ、部屋の外より人の気配が致したもので、その……つい犯人が戻って来たと思い、部屋へと引っ張り込んでしまった所存で御座います…………。まさか奥様ご本人だとは夢にも思わず……申し訳御座いませんでした!!」


 再度リグレットは頭を深く下げたのだけれど、私は申し訳なさで一杯だった。

 私が勝手に部屋から抜け出さなければ、こんな事にはならなかったのだから。

 はい、いわゆる自業自得ってやつです。

 流石にリグレットだけに謝らせるのは、如何なものかと思い、私はリグレットに対して土下座をした。


 床に正座をしながら、両手を床に付けて頭を下げた。ふっ!これぞタイゾーじいちゃん直伝の、最上級の謝罪の仕方だっ!


「私の方こそ、大変ご迷惑をおかけしてしまい、申し訳御座いませんでしたっ!!!」


 私の完璧な謝罪スタイルに感動したのか、リグレットからの反応が全く無い。

 しかし恐れることは無い。人は得てして感動しすぎると、無言になるものだ。


 でも……この土下座………一体いつ止めれるのか?自分から止めるのは、謝っている手前あり得ないよね?って事は相手に許してもらえないと、頭を上げれないって事なのかな?

 う~ん…。もうちょっと詳しくじいちゃんに聞いておけば良かったかも……。




 どうしよう……リグレットはずっと無言だし、私の足はなんか感覚が無くなってきちゃったし……一体どうしたら良いのか………。


 私は恐る恐る頭を上げ、リグレットを窺う……うぎゃっ!目っ!目が合った!……………って、うん?

 リグレット、全然動いて無くない?どうしたんでしょうか?


 私は土下座を解除して立ち上がろうとしたのだが、何故か立ち上がる事が出来なかった。



 足がっ!足がぁ~~~~~~~~~!!!



 ジンジンビリビリとした痺れが両足に走り抜けて、床に舞い戻ってしまったのであった。






暑くて頭が回りません(暑さのせいだけとは言い切れませんが)ちょいちょい変な箇所もあるだろうけれど、申し訳御座いません。諦めて下さい。


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