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欲望に正直過ぎた結果が……

若干短いです。


そして妄想は暴走(毎度お馴染み)

 ふぉぉぉぉぉ~!!


 マジであいつらどこに行ったし?


 死ぬ気でやつらの居場所を特定するんだ!私なら出来る!父にもお前はやれば出来る子だと再三言われて生きてきたではないかっ!!



 いつもは全く使わない脳をフル回転させて私が導きだした2人の居場所は…………………。







 そう、私とアルビオレの仮初めの夫婦の寝室であった。






 ここで間違い無い。私のフル回転した脳が間違い無くここだと叫んでいるからね。

 仮初めとは言え夫婦の寝室なのだから、ここで事に及ぶ背徳感は相当なものであろう。秘め事にはスパイスが必要であるし、燃え上がった欲望には丁度良いでしょ、きっと。




 アルビオレがカモフラージュで私と結婚した事は間違いない……。そんな相手の私と過ごさねばならない苦痛の部屋が、フラクタルとの快楽…げふん…ごふん……肉欲……えふん…おふん……若いリビドーを解消する部屋へと、今宵変貌を遂げるのだ!!


 扉に【愛欲の小部屋】とでも書いた紙でも張り付けてやりたい衝動に駆られたので、衝動の赴くままに紙とペンが置いてあったアルビオレの執務室まで猛スピードで戻ると、紙に急いで【愛欲の小部屋】と書き殴り、寝室の前まで戻って来た。


 アルビオレの執務室から失敬してきた鋲で扉に紙を張り付け終ると、私はヨダレを垂らさんばかりにやに下がった微笑みを讃えながら、覗き…否!室内の状況を確認するために、僅かに夫婦の寝室改め、愛欲の小部屋の扉を開けた。


 チラリと室内の様子を確認した私は、僅かに開けた扉を無言で即座に閉じた。




 …………あれは一体何なのだろうか?

 私は愛欲の小部屋の内部に居た者に戦慄を覚えていた。


 私がまだ幼い頃にタイゾージイちゃんに教えてもらった妖怪という存在なのでは?


 確か……山姥…とかいったかな?


 まぁ、逆光で顔は見えなかったけれど、部屋の中央で刃物を研いでたし、ざんばらの髪の毛が山姥のトレードマークみたいなもんだし……。


 あれっ?男同士の愛欲の勝負を覗き見るつもりが、妖怪が刃物を研いでいるシーンを覗き見ちゃったけど、まさかあの刃物で襲って来ないよね?


 ハッキリ言って私……戦えませんよ?間違い無く逃げの一手しか打てませんよ?


 私がブツブツ逃げる算段をしていると、扉の向こうの部屋の内部からギシギシという不安感を煽る音がこちらに近付いて来る。


 私は本能に従い扉から即座に距離を取ったのであったが、その判断では甘かった。


 扉から伸びて来た妖怪の腕に易々と捕まえられてしまったのであった。


 恐怖で頭が真っ白になった無抵抗の私を、妖怪は力強い腕力で寝室内に引っ張り込んだのであった。



 ぎょえ~~~~!!お助けぇ~~~!!!





夫婦の寝室改め愛欲の小部屋に変化した。


後々この張り紙を見たツェリ以外の全員は、ツェリとアルビオレの愛欲の小部屋だと勘違いする。


ツェリ………もう少し欲望に取り付かれずに、頭を使おうよ。


山姥の正体は……乞うご期待!!って程でも無いっスね。




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