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今の子供は

そうだ。いわゆる<大人>と呼ばれる人達が子供を語る時、大体いつも、


『自分達はこんなに素晴らしかったのに今の子供は』


って形で、自分達世代を美化し、子供達についてはいかにも自分達より劣ってるみたいな論調なんだよね。


だけど私の実感は違う。私が子供の頃、学校ではそれこそイジメがあって当たり前で、教師はそれを見て見ぬフリするだけだった。


私より上の世代が、


『素晴らしい人間関係を築ける』


なら、どうしてあんなにイジメが蔓延していたの? 社会に出ればパワハラセクハラが当たり前で、そして、今じゃ、<ブラック企業>と呼ばれるものを作って人を壊そうとしてるのが、<素晴らしい人間関係を築ける人>のすること?


自分達の世代を持ち上げて、子供達を貶すようなのが、<素晴らしい人間関係を築ける人>のすること?


<素晴らしい人間関係を築ける人>がどうして、若い人達から<老害>なんて言われるようになるの? 他人の価値観とかそんなの関係なしに相手の懐に踏み込んで良好な関係を築けるのなら、どうして若い人達に嫌悪されるの?


おかしいよね?


『こっちがいくら歩み寄ろうとしても、若い奴らが拒絶してるだけだ!』


って言うかもしれないけど、それって単に、


『自分にとって都合のいい反応をする相手としか良好な関係を築けない』


だけじゃないの? それが何の自慢になるの?


そういう大人の詭弁がバレちゃったから、子供達からは、


『こんな口先だけの大人の『昔はよかった』なんか聞いてられるか!』


って思われちゃっただけじゃないの? 一応は<大人>と呼ばれる年齢にもなってる私でさえそう思うよ。


それに、観音(かのん)は、友達の数こそ二人と少ないかもしれないけど、<気の置けない仲>というのはちゃんと築けてて、だからこそぶつかり合っちゃうこともあるみたいだから、立派な<友達>だと私は思う。


高価なアクセサリーを並べて自慢するみたいに、友達の数を自慢するようなのは、私は立派だとは思わない。


過去自慢や武勇伝なんか、ぜんぜん、格好いいとは思わない。


そういうのはむしろ、


『過去にしか自慢できるものがないんだ』


って感じるよ。


私はそんなのより、未来を見たい。ダンナと観音(かのん)とで築く未来を見たいんだ。


だからこそ、<人生の先輩>として、観音(かのん)に頼ってもらえるような自分でいたいと思う。


過去を振り返って懐かしむことで癒されるような、現在の自分から目を背けるような、情けない大人ではいたくないんだよ。


『自分達が若かった頃はこんなにすごかったんだぞ』


とか言うより、


『どうだ! 今の私こそが過去最高の私だ!』


と言いたいんだ。



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