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子供は家畜じゃない

なんか最近は特に、


『男性に対して批判的・攻撃的じゃない女性は、女性じゃない』


的なことを言ってる人たちがいるみたいだけど、こういうのも正直ホント迷惑。


いや、本人がそれを思ってるだけならいいんだけど、押し付けてくるのはマジ勘弁してほしい。


『自分と同じ考えをしないヤツは人間じゃない』


的なのは、それこそ論外。


性別云々の話だけじゃなくて、趣味とか、人生観とかでもね。


あと、宗教。何を信じててくれてもいいけど、押し付けてこないでほしい。こっちからも関わらないしさ。


私とダンナの関係性は、私とダンナだけのものだよ。他人がどうとか関係ない。余計な干渉は一切お断り。


とかなんとか考えつつ、子供を迎えるつもりで避妊はしなかった。


子連れ再婚の場合、そこまで関係が上手くいってても、新しく子供ができるとそれをきっかけに上の子が邪魔者扱いされることもあると聞くけど、私は勿論そんなつもりはまったくなかった。


もっとも、親はそのつもりでも、子供の方の受け取り方がまったく違うということもあると思う。だから私は、観音(かのん)に対して、『こうあるべきだ』みたいな押し付けはしないつもりだった。


自分の思ってる通りにはなってくれるとは限らないんだから、決め付けてかかるんじゃなく、その時の状況を、随時、自分の目で見て、耳で聞いて、肌で感じて、適宜対応しなくちゃと、心に決めていた。


子供は家畜じゃない。人間が家畜を産むはずがないんだから。


観音(かのん)がもし<家畜>だったら、彼女と血の繋がったダンナも<家畜>ということになってしまう。


そんなわけないでしょ。ダンナが人間なんだから、その子供の観音(かのん)も当然人間だよね。うん。


この<当たり前>を胸に刻んで、その上で私は、成りゆきに任せることにした。ダンナとの子供ができたらそれでいいし、できなかったらできなかったで、かまわない。


それでも、実際に子供ができたら観音(かのん)がそのことをどう受け止めるのかは、私は観音(かのん)じゃないから分からないし、だからこそ不安もあった。


ただ、その不安は、結果的に杞憂に終わるんだけどね。




ところで、観音(かのん)の方も、中学に通ってる間には、新しく友達はできなかったみたい。小学校の時に<彼女なりのノリ>が受け入れられなくなっていったことで、新しく人間関係を築いていくことに、苦手意識を持ってしまったみたい。


このこと自体は残念だし、好ましいことじゃないのは事実だと思う。だけど、彼女だって完璧でもないし、万能でもない。苦手なこと上手くいかないことがあるのは、人間である以上は当然だ。


だからそれを、強く気に病む必要はない。彼女には、『わざと人を傷付けるようなことをしない』という、何にも代え難い大きな美点があるんだからさ。



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