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第14話:入学試験①

更新が大変遅くなってしまい、申し訳ないです。

まさか更新するとは自分でも思いませんでした……

あと、短いです。ご了承ください。

次の日、朝起きてからは特にすることも無かったので、ストラの町を観光し、明日の試験に備えて早めに寝た。


明日寝坊しましたなんてことになったら洒落にならないからな。


そして今ちょうど目が覚めて、試験当日の朝8時である。


試験は10時かららしいのでまだ十分時間はあるが、万が一試験に遅れないように少し早めに宿を出ることにした。


部屋を出て受付に行くと、待ち構えるかの様に亭主がいた。はっきり言って怖い。


こちらを見つけるととても嬉しそうに手招きされた。あまり行きたくないが、鍵を返却しなきゃいけないので仕方がないからな。


亭主に鍵を渡すと、体をクネクネさせながらこちらを上目遣いで見てきた。この仕草が可愛いと思っているのかもしれないが、女の子ならともかく、ムキムキの男性がやっても気持ち悪いとしか思えない。


「もう行っちゃうの〜私寂しい〜」


亭主がこちらを上目遣いで見上げてきた。


「王都に試験を受けに行かなきゃいけないので」


「え〜まだ時間あるでしょ?私と()()()()()しない?」


何故だろう、楽しいコトが意味深に聞こえた気が……


「あ、結構です」


声は色気のあるお姉さんだが、見た目がアレなので喋っても全然嬉しくない。むしろ背筋に冷たいものがはしった。


俺の返事に不服なのか頬を膨らませていたが、案外素直に諦めてくれた。


「まぁ試験なら仕方がないわね。でもまた泊まりに来て。私はいつでも待ってるわよ〜」


う〜ん、あんま行きたくないな……


「あ、じゃあ気が向いたら行きますね。恐らく行かないですけど」


「そんなこと言わないでよ〜」


「冗談です。またストラの街に来た時には泊まらせてもらいます」


まぁ、しばらくは行かないだろう。


……そのはずだ。


「うふふ、ヨロシクね。王都までは近いけれど、貴方とっても可愛いんだから襲われない様に気をつけて行くのよ」


そうして亭主に見送られながら、隣町の王都まで歩いた。途中魔物や人間に襲われた......なんてこともなく、至って平穏な道のりだった。


勿論王都の入り口にも見張りはいたが、冒険者カードを見せると、直ぐに通してくれた。いかに冒険者カードが大切なのかよくわかったな。


そして全知全能に道を聞きつつ、試験会場まで向かう。


試験会場に着くと、宮殿の様に大きくて綺麗な建物があった。


見ただけでこの学校に対して王国が力を入れているのかよくわかる。


隣にもこの学校に似た建て物があった。恐らくあっちの建物が王都武術学園なのだろう。


そうそう、どちらの学園を受験するか迷ったのだが、武闘派の神々にあまりいい思い出がないので、魔法学園の方に進むことに決めた。「拳で語り合おう」みたいなのは元々性にあわないからな。


若干人がいないのが気になるが、ここはやはり堂々と入るべきだろう。


さあ、いざ行かん!


「あ、そちらは南門ですので、あちらから回って行ってください」





......。


いや、恥ずっ!


通りで全然生徒がいないはずだよ。


ていうかこれ、全知全能のミスってことか?


(Answer,それは創造神様の失態です。人に頼らず、自分で判断することが、信頼を獲得する第一歩だと思われます。)


えぇぇぇぇ……。


実は昨日ストラの街を観光した時に、街のおっさんに無理やり酒を飲まされた。神界では酒に酔っぱらうなんてことは無かったので、酔わないと思っていたのだが、地上に降りた時にどうやら制限が外されていたようで、思いの外酔っぱらってしまった。


というか、9歳で酒を飲むってアリなのか……?


ともかく、その勢いで、全知全能に他の神からの信頼がないことを相談したことまでは覚えているのだが……。


(Answer,それは語弊があります。昨日、創造神様は他の神々の方からの仕事への信頼がないことを嘆き、1人でも十分に出来るよう、一切私に頼らないと言っておりました。その為、敢えて間違えた道案内をした次第です。)


え、俺そんなこと言ってたの?

いや、道案内ぐらいよくね?

というか、客観的に見て全知全能に相談する俺って虚しくない?


「ひゃい!そうなんですか!す、すみません!」


俺が意気消沈していたら、左から声がした。ついでに噛んでた気もする。


左を見ると、水色ロングヘアの女の子がいた。見る限りほぼ同い年だと思う。


女の子も俺に気づいたらしく、顔を真っ赤にさせている。


「い、今のは忘れてください!」


女の子はそう言うと走っていった。


「忙しい子だな……」


俺も行くかと思い、ふと地面を見ると青い宝石の付いたブローチのようなものが落ちていた。もしかしたら……さっきの子が落としたのかもしれない。


「あ、ちょっと待って!」


叫んだ時には既に女の子の姿は無かった。


さて、このブローチ、どうするか……

取り敢えず俺が持っておくか。

彼女も受験するみたいだし、試験会場でいつか会えるだろうし、そこで渡そう。


最悪会えなくても全知全能に頼れば……


(Answer,私に頼らないでください。)


……。


段々全知全能が自我を持ち始めていないか?

辛辣になってきている気がする。


恐らく昨日何かあったのだろうが……あいにく酔っていた頃の記憶が思い出せない。


(……)


全知全能が呆れたような雰囲気を出している。


とうとうスキルにまであしらわれるようになった俺は、反対側にある試験会場へと向かった。

閲覧ありがとうございました。

続きが気になった方は是非、ブクマやポイント評価お願いします。

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