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フィリピン攻撃

フィリピン攻撃を書いてたら長くなりそうだったのてキリがよさそうなここで止めました。

次回こそ海戦が書けたらなと思っています。

フィリピン時間0時50分頃。

フィリピン各地で深夜にも関わらず警報が鳴り響いていた。

各基地は炎に包まれ上空には大多数の日の丸を付けた航空機が飛んでいる。

在比米軍は開戦に備えて厳重な監視網を敷いていた。だが深夜ということもあり奇襲を許してしまった。

比軍司令部の防空壕内でダグラス・マッカーサー陸軍少将は机に広げられたフィリピンの地図を見ながら各地の戦況を纏めている。

宣戦布告が本国から届いたのは約0時。それから10分も経たない内に台湾、パラオから戦闘機や爆撃機が押し押せ、飛行場や基地が爆撃された。


「マッカーサー少将、大変です!」


各部隊と連絡をしていた通信兵が叫ぶ。


「リンガエンとヴィガンに日本軍が上陸しましたッ!」


「迎撃に向かえる部隊はッ」


「残念ですが、空襲により迎撃可能の部隊はありませんッ」


日本軍の攻撃は正確だった。

軍事施設を中心に爆撃し、飛行場や防衛陣地も破壊されている。

戦車や戦闘機もほとんどは破壊されてしまい、工厰も破壊され修理もままならない。


「本国からの連絡はないのかッ」


攻撃が開始されてすぐに救援要請を出していた。


「つい先程太平洋艦隊が出撃したとの連絡が来ました」


通信兵はですがと付け加え口を閉じる。


「どうした?」


「グアムがッ日本軍に上陸され守備隊は劣勢になっており、グアム救援のためマリアナ諸島を攻略してからフィリピンに向かうとのことですッ!」


日本軍はフィリピン攻撃と同時にグアムにも攻撃を仕掛けていた。

グアムはフィリピンとハワイを結ぶ拠点の一つでありすぐ隣には日本の委任統治領のサイパンなどがあるのに守備隊は千名以下と少ない。

史実では日本側に戦死者は一人のみに止めて占領している。

今回は忠実以上の戦力を導入した日本軍は数時間後にはグアムを完全占領するだろう。

対して米国はオレンジ計画を発動。

日本の発展により計画は見直されハワイに太平洋艦隊主力を配置し、さらに日本委任統治領の島嶼を飛び石のように占領するための部隊も配置していた。

その占領する島嶼の一つがマリアナ諸島である。

大艦隊をマリアナに向かわせているのはフィリピン・グアム救援だけではなく日本と委任統治領を分断する意味もあるからだ。

だがマッカーサーとしてはグアム救援後すぐに来て貰いたいと思っている。それほど追い込まれているのが現状だ。

救援が来るまでなんとしても持ちこたえるには全戦力を一ヶ所に集めて抵抗するしかない。ならばそこは何処が良いか探してある場所に決めた。


「通信兵、全軍に伝えろッバターン半島に集結せよと。」


「少将ッ!?それではマニラはッ」


下士官が抗議するがマッカーサーはお構い無し続けて命令を出す。


「司令部をバターン半島の南にあるコレヒドール島に移しマニラは無防備都市宣言をする。援軍が到着するまで持ちこたえれば我々の勝利だッ総員ただちに行動せよッ!」


この時誰もが必ず援軍が来ると思っていた。

なぜなら太平洋艦隊には四十センチ砲搭載戦艦が十隻以上も配備されているのだから負ける訳がないと思っていた。

だがしかし、それは大きく裏切られることとなる。


この世界の太平洋艦隊は軍縮条約により戦艦の排水量は忠実以上にありますが、全ての戦艦建造は不可能なので建造計画を見直され忠実のノースカロライナ級二隻、改良型のサウスダコダ級も四隻を建造。さらにアイオワ級を六隻を建造。これだけの戦艦を保有した代わりに資金の問題からエセックス級空母の建造が見送られ比較的安い軽空母の建造を始めていますが開戦までに完成できていません。

さらには日本が四十六センチ砲搭載艦を建造中であるという情報により同じく四十六センチ砲もしくは五十口径四十センチ砲搭載艦であるモンタナ級戦艦の建造を始めましたが開戦した時は船体しか完成していません。という設定です。

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