米国にて
その頃米国では
日本でインド洋作戦をまとめていた頃米国では反攻作戦のため各地の工場・造船所では戦車や各種砲、銃、弾薬、戦闘機、爆撃機、軍艦に至るまで大量生産が行われていた。
その様子を視察に来たアーディガン参謀は副官と共に工場や造船所を見て回っていた。
「生産は順調のようだな」
「はい、国民が一丸となって生産を行っています。お陰で日に日に生産量を増やしています」
副官の台詞を聞いてうんうんと頷く。
米国民は報復に燃えている。
不意討ちにならなかったが奇襲攻撃でハワイや太平洋艦隊に多大な損害を与えられ西海岸も攻撃を受けて怒りに燃えていたのだ。
「量産された武器弾薬、戦車は順次英国や太平洋の各戦線に送られています。ですが」
「どうした?」
「元々輸送船が少なかったことも原因ですが日独両国の潜水艦により輸送量がなかなか増えません。撃沈されているので逆に減少しています」
「仕方がない。まだ護衛艦艇の数が足りんからな」
対潜装備を備えた対潜駆逐艦も大量建造されていたが太平洋大西洋に展開させるには数が足りない。輸送船も撃沈されているので建造しても数が揃いにくい。
「日本は開戦後潜水艦を太平洋各海域に展開し輸送船を中心に攻撃し、補給線が危うい。独国も私が知るよりも早く無制限潜水艦作戦を行ってきた」
史実ではライン演習が行われる頃、この世界ではライン演習は行われず英国に入港する船に限定だが無制限潜水艦作戦を行ってきた。
開戦後は限定を解除し大西洋で暴れまわっている。
因みに沈まなかったビスマルク級やシャルンホルスト級は英国本土を砲撃したりしている。
「太平洋残存艦隊は?」
「損傷艦はすべて西海岸の各ドックに向かわせ修復期間が短い艦からドック入りさせてます。
旧型の戦艦は指示通りに設計変更を行い大改修を行っています」
「アイランド計画はどうだ?」
「専用艦の建造は順調に進んでいます。完成しだい洋上で訓練中です。専用機の量産も進んでいます。恐らく5月中には作戦実行できるかと」
5月か、一月ほど遅れるが仕方がないか。
逆に不意を突けるかもしれない。
アーディガン参謀はフムと笑い、アイランド計画に期待を寄せた。
ご指摘ご意見ご感想がありましたらお願いします。
アイランド計画については後々書きます。




