内地にて5
本日艦これ限定海域への突入を試みます。
「いかがでしょうか、幕僚長」
フムと顎に手を当て考える大石幕僚長。
「自分は反対です。」
反対の意思を伝える達哉。
「理由を聞こう。」
「まずインドへの幾度と行う攻撃は補給などの問題からするべきではないと考えます。
それに一度攻撃を受けたら守りを固めてきます。
もう一つ、インドにて再び独立の炎が燃え始めるのを期待しているようですが、その場合の先ほどの二択以外のことが起こりかねません。」
「第三の選択か」
「はい、それは武力による鎮圧です。」
この選択も十分あり得る話だった。
これに和哉は反論する。
「インド全体での独立運動は大英帝国といえど全ての鎮圧不可能。その為に数ヶ所を同時に攻撃を行うのです。」
「一度に全ての鎮圧は不可能であることは俺でも分かる。だが日英講和成立後、インドはどうなる?現状英国は独立を承認すると思うか?講和ともなれば日本からの支援を受けられなくなるは当然。なら時間をかけてでも鎮圧に乗り出すぞ。」
達哉が気になっていたのはその後ことだった。
講和でインドやアジアの独立承認が認められなければ植民地のままとなってしまう。
「では達哉、お前ならどうする」
大石幕僚長が質問をしてきた。
「俺ならインド国民軍を設立させインド独立のための礎を築きます。これがインド独立には重要ですから。」
史実にて1945年にインド国民軍将兵は国王への反逆者として裁判にかけられた。
これには各地で反発を呼び暴動に発展した。
そして46年に起こったカルカッタの虐殺。この時の英国は第二次世界大戦で疲弊していてとても鎮圧できるはずもなくこれ以上植民地にしておくことはできないとして独立を認めた。
「なるほど確かにインド国民軍は必要かもしれんな。」
二人の案をまとめた大石幕僚長は結論を出した。
「よし、和哉。」
「はい。」
「作戦は認めよう。だがインドへの攻撃は東洋艦隊撃滅を最優先するため、状況によっては中止とする。
作戦後は通商破壊を中心に行い、同時にインド国民軍の創設し、支援を行う。
英国が講和ないし休戦を申し出があれば必ずアジアの独立を承認させるように。少なくとも今次大戦終結後に独立できるように。いいな」
「ハッ」
「ならより、下がっていいぞ。」
達哉と和哉は敬礼して部屋を出た。
午後にもう一話投稿できたら投稿します。




