ニューギニア沖海戦 7
遅くなりました。
家の事情がありまして遅くなりました。
今回の扶桑の話はかなり昔に聞かされた話なので誤りがあったらご指摘をお願いします。
最後になりましたが。総合評価ポイントが百になったこと関して読者の皆様がたありがとうございます!!
ラバウルにはいくつか温泉がある。
史実でもラバウル航空隊のパイロットなどが温泉に入っていたそうだ。
達哉と坂上三尉は施設科が手を加えて露天風呂化した温泉に入っていた。
「いい湯だな」
「そうですね」
のんびり湯に浸かり疲れを癒している。
「ラバウルにこんな所があるなんて知らなかったなぁ、戦争が終わったらここは南国の温泉宿を立ってて観光地にするのもいいかもな」
「特務参謀殿はもう戦後のことを考えているのてますか?」
さすがに気が早いのではと苦笑する坂上三尉。
「いつまでも戦争のことを考えてると精神がイカれそうだからな。たまには戦争以外のことを考えてるんだよ」
「例えばどんなことを?」
ん~、と顎に手を当てて考えて口を開いた。
「弟の和哉や妻と子供のこととかかな」
「えっ!?」
「えっ?」
何故か驚かれた。
「なんだよ」
「特務参謀に妻とお子さんがいらしたとは・・・・・」
「おいおい、俺はもう四十代だ。子供の一人二人いてもおかしくないぞ」
「えぇっ!!」
さらに驚かれる。
「同い年か、少し年上としか見えないですよっ」
なるほどと納得する達哉。
あの黒い霧を浴びた漂流者たちの中に体の成長は通常と同じだが、老化は極端に遅い人がいる。
漂流者の血を引く者の中にもいる。
その一人が達哉で妻も漂流者の血を引く。
その事を説明すると坂上少尉は理解出来ないと呟くがそれでも何となくわかってもらえた。
まぁ実際どうしてこうなっているのかわからないのだが。
「さて、そろそろ戻ろう。いつまでもここに居るわけにはいかないからな」
「了解です」
脱衣場に向かう二人。
「そういえば、アレはもう終わってますよね」
「アレ?」
「ほら扶桑での」
すぐにわからなかったが扶桑と聞いてあっ、と思い出した。
ラバウルに向かう内火艇を用意してもらい、乗るため通路を歩いていた時のこと。
トイレの辺りで叫び声が聞こえてきた。
「まだ終わらないのかっ!」
「まだであります!」
何事かと行ってみるとパイロットの宮島と相棒の上城が立っていた。
「何があった?」
「あっ、特務参謀殿ッ」
敬礼する宮島と上城。
「いえ、ちょっと上官と本日のトイレ掃除担当の水兵たちがぶつかっているです」
見てみるとトイレの出入り口前で佐官クラスの将校がトイレ掃除をしている水兵たちと叫びあっていた。
「おかげで私たちはトイレに行くどころか通路を通ることさえもできないんです」
「あ~、つまり水兵たちの報復か」
達哉は未来の世界で聞いた上官に報復する水兵の話を思い出した。
帝国海軍内では階級を盾にしたイジメがあった。
軍隊では上官に対しての仕返しはできない。
反逆罪に取られかねないからだ。
だが戦艦扶桑の乗組員は極一部だろうが罪にならない方法で仕返しをしたのである。
その方法というのがトイレの掃除当番の時に上官がトイレに来るまで待ち来た途端に掃除を始めるのだ。
いくら上官でも掃除中に掃除を中断させることはできなかったらしいので、終わるまで我慢しなければならない。
もしこの時上陸が許されておらず、大きい方だったら地獄だろう。
水兵もそれを考えてか丁寧に丁寧に掃除をするのだ。
とまぁ、こんなことがあったのだが。
「いくらなんでももう終わってるだろ」
「確かにそうですね」
いつの間にか服を来た二人は外に出ようとしたその時。
一人の将校が入ってきた。
「失礼しますッこちらに矢野特務参謀は居られますか!?」
「私だが、何んだ?」
将校の前に向かうと敬礼されたのでこちらも敬礼する 。
「空母扶桑から連絡です。ソロモン諸島北方を西進する米空母機動部隊を発見、とのことのす!!」
「なんだってぇぇぇぇ!!」
ご指摘ご意見ご感想等がありましたらお願いします。




