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ニューギニア沖海戦 3

ラバウルにいる豪州軍の戦力は作者の予想です。

1400の守備隊が置かれていたそうですが装備まではわかりませんでした。

米軍もいたそうなので米軍兵器も僅かに出す予定です。

揚陸艦「屋代」

海岸へ向かう両用車両が艦内から出てくるなか、飛行甲板では武装を施したヘリが飛び立とうとしていた。

戦闘回転翼機「荒鷲」

輸送ヘリ開発と平行して開発した攻撃ヘリである。

搭乗員は一名。武装は二十ミリ機銃二基を固定武装とし、作戦に応じて多連装ロケット砲や対戦車機関砲、爆弾を装備する。

荒鷲操縦士の一人、屋代4のコールサインを持つ彼の機体には多連装ロケット砲が装備され上陸する部隊に航空支援を行う。


『屋代4、発進を許可、離艦せよ』


「了解、屋代4離艦する」


管制からの許可により屋代4は離艦し、上空で待つ屋代隊と合流。ニューブリテン島へ向かう。




「上陸五分前ッ」


上陸部隊はニューブリテン島からの砲撃を受けながらも上陸地点に向かう。

豪軍もなんとしても上陸を阻止するためにあるだけ使えるだけの砲で攻撃する。


「激しい砲撃だなッ」


多くの水柱が立つ中を進む上陸部隊。

隊長は話が違うじゃないのか?と思った。

上陸の前日、特務参謀よりニューブリテン島上陸作戦のことを知らされていた。




「史実ではビスマーク諸島攻略は三日間ほどの事前攻撃で制空権を確保して抵抗もほとんどないまま占領できたそうです」


「海兵隊初の実戦なのに無血占領ではもの足りませんな」


笑いながら言う隊長。


「油断は禁物です。本来なら正規空母六隻を導入して攻撃を行いますが今回は四隻のみ、搭載機の数も少ない状態です。さらに抵抗がほとんどなかったのは圧倒的な航空攻撃による各飛行場を破壊したので戦意を挫くことができ、撤退に追い込んだからです。今回は早期にニューギニア島やソロモン諸島なども占領しなくてはならないので一度の航空攻撃で一時的に飛行場を使用不能し、上陸に移ります。そうなれば豪州軍は撤退する暇はなく交戦しなければならないので小規模の戦闘は起こるでしょう」




「何が小規模な戦闘だッ激しい抵抗受けてるのは気のせいか!?」


隊長は叫ぶが砲撃は止むことはない。


『右上空より敵機来襲ッ!』


見上げると三機のP-39エアコブラが向かってきていた。

生き残った飛行場から飛び立ってきたのだろう。


「対空戦闘ッ始めッ」


両用車両の機銃が向かってくるP-39に火を吹く。

P-39も同時に37ミリ機関砲を放つ。

爆発音。


「三号車が!」


誰かが叫び、見ると隣を移動していた三号車が被弾し海の中に姿を隠した。


「クソッ!」


P-39を見ると旋回し、こちらに向かってきている。


「撃て撃てッ撃ち落としてやれぇッ!」


弾幕が広がるがP-39はものともせず近づく。

内一機が隊長が乗る一号車に狙いをつける。

しかし、P-39のパイロットは引き金を引くことはできなかった。なぜなら


「零戦隊だッ」


空母から発艦した零戦隊が来てくれたからだ。

P-39三機は瞬く間に撃ち落とされていく。


「遅いぞッ何処で道草を食ってたんだ!」


航空攻撃を防ぐことはできたがまだ砲撃は続きその中を進む車両。その上空を何かが通過する。


『こちら屋代隊。これより航空支援を開始する』


通過したのは屋代から発艦した荒鷲だった。


「了解した。一刻も早く砲撃を止めてくれッ」




屋代隊は上陸地点より内陸に入り砲が並ぶ陣地を発見する。


『屋代隊突入せよッ!』


『『「了解ッ!」』』


屋代隊各機はロケット砲を各種砲に撃ち込む。

他にも砲弾を積んだトラック、対空車両を破壊する。

小銃や機銃で攻撃してくる歩兵に対して20ミリ機銃が対処する。

歩兵らは敵わないと判断し、


『砲撃陣地を破壊した。ジャングル内に歩兵部隊がいると思われる上陸には注意されたし』


『上陸部隊了解。間もなく上陸する』


海兵隊は上陸を開始する。

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