第三話 「合わせ鏡 -You and I-」 03
07◆ 持論 シーンプレイヤー:一ノ瀬豊前
GM: では、豊前のシーンです!
豊前: お! じゃ、いい加減計算にも飽きた俺は、はじめの○歩を全巻揃えてもらってそれを読んでる。(一同笑)
豊前が漫画を読んでいると、ぐったりした様子の冬也が部屋に戻ってきた。
豊前: お? おつかれー。
リラックスした様子で言う豊前に、冬也を連れて来た警備の人間が、神前が次は豊前と話をしたいと言っている旨を伝える。
豊前: あ、マジで? わかったー。と、オレンジジュース持って神前のところに向かう。
ノック無しに扉を開け、進められもしないうちに空いている椅子に座った豊前の超然とした態度に、神前は思わず苦笑を漏らした。
GM: 「君、敵地にいる自覚ないでしょ?」
豊前: まあ、ないかな。で? 何が聞きたいんだ。
GM: 「僕から聞きたかったのは、君のお父上、一ノ瀬晃一のことなんだ。」
豊前: ――――タダで教えると思ってるのか?(一同笑)代わりにお前には、お前がFHに入った経緯を教えてもらおうか。
GM: 「(遠い目をして)……基本的にチルドレンなんて、気がついたら育成施設に居て、一日中訓練してるような感じだろう?」
豊前: ああ。重要なのはその中で、お前が何を感じ、何を欲しているのかだ。
GM: 「物心ついたときには、何の目的もなくただただ訓練の毎日だったよ。――――正直、出来も良くなかったんだ。」
豊前: ほう?
GM: 「そんな時、僕の人生が大きく変わる出来事があった。それが、一ノ瀬晃一さんとの出会いだったんだ。」
神前は語る。
「あの人は僕に色々と教えてくれたんだ。部隊の指揮の仕方や育成方法をね。……僕は、あの人に非常に感謝をしているんだよ。」
GM: 「ただ、UGNからFHに移ったわけだから、UGN内での彼の評判は良くないだろう?」
豊前: まあな。逆にFH内でもそんなに良くはなかったんじゃないか?
GM: 「正直、そうだね。」
豊前: そりゃそうだ。あいつはあいつで、やりたいことがあって勝手に場所を移動しただけだからな。周りの評価なんか気にしねえ。
GM: 「そんな父上に対する、君の印象を聞いておきたくてね。」
豊前: ヤツに関してか……。今は憐憫、かな。
GM: 「憐憫?」
豊前: ああ。志半ばだったろうに、な。まあでも、しょーがねえ。
GM: 「君は自分の肉親が殺されてしょうがないと思えるのか?」
豊前: (笑って)誰かが殺されてしょうがねえなんて思えることはねえよ。ただな、何かを成そうとして誰かを傷つけ続けた結果、それを許せなくなる人間ってのは必ず出てくるものなんだよ。
GM: 「…………。」
豊前: つまり、何かを成そうとしているのがFH、それを許せなく思ってるのがUGNってこった。そういう関係なんだよ、俺達は。
GM: なるほど。
豊前: で。俺はまだ、やりたいことってのが見つかってないからこっちに居るんだ。お前はどうなんだ?
GM: 「僕はあの人の考え方を確立したい――――跡を継ぎたいと思っている。」
豊前: おぉー! なるほどな!!
GM: 「その上で優れた人材を集めて、あの人が作ろうとしていた一つの結果を完成させようと思っている。」
豊前: だが、今はFHっていうでかいものの中に入ってて、上のご機嫌をとらなきゃならない状況……か。
GM: 「所詮僕らは部隊だ。使う者の命令で動くものだから、それは仕方ないよ。」
豊前: 結局は道具、か……。それじゃヤツの跡は継げねーな。
GM: 「(激昂して)――――ッ!! 彼の遺志が継げないだなんて、どうしてキミにそんなことが言えるんだっっ!!」
豊前: じゃあなんであいつはUGNからFHに行った!? ヤツは自分の意思を曲げないためにそっちに行ったんだろう!
GM: 「……ッッ!!」
豊前: で、別にFHに迎合することなく散っていった――――それが全てじゃないか?
GM: 「――――っ。」
豊前: お前がしようとしていることは、FH内での地位を高める、それだけだ。
GM: 「………………。」
何も言えなくなった神前に対して、豊前は一つ息をついて言った。
豊前: まあ、色々と悩め。で、その上で俺の力が欲しかったら、いつでも協力してやっからよ。
GM: 「――――UGNがFHに協力……だって?」
豊前: 知らなかったのか? 俺達が守るべき対象の中には、お前らも入ってるんだぜ?
GM: 「(信じられない、という顔をして)君は、UGNの中では変わった思考の持ち主なんだな。」
豊前: あー……まあ、今は組織自体が迷走しちまってるからな。組織を守る為だのなんだの。――――そうじゃねーんだよ!! いいか? そもそもUGNのあるべき姿ってのは、能力を使って好き放題やってる奴らを抑制するところから始まってるワケだ。“イスカリオテ”も言ってたよな? アメリカで。
GM: 「…………。」
豊前: で、UGNの現状を見てがっかりしちまって、自分のやりたいことに走った“イスカリオテ”に対しては、俺は何も思わん。元々の信念からブレてるわけでもねーだろうしな。――――まあ、周りの奴らは心配だけど、15、6歳の人間が何言っても無駄だろうしな。俺は後輩がそうならないように見て行きたいって、それだけだよ。
GM: 「(苦笑して)FHにもお前みたいな面白い考えをする奴が居れば、もっとやりやすかったんだけどな。」
豊前: 別に、今からでもいいじゃねーか。
GM: 「そうもいかないんだ。」
豊前: 何を思って自分の心を制御してるのかは知らんが、もっと素直になれ! ひねたガキ!!(一同笑)
GM: 「…………(後ろを向いて手をヒラヒラと振る)。」
豊前: じゃ、オレンジジュースを持って出て行く。
◆ ◆ ◆
GM: 豊前がUGNに所属している、大元の目的って何ですか?
豊前: つまるところ豊前は、正義の味方をやりたいんですよ。
GM: 極論しちゃうと、それをUGNで行おうとFHで行おうと関係ない?
豊前: ええ。ユニバーサル・ガーディアンズ・ネットワークという、初期のUGNの理念を顕現したいんです。
08◆ 確認
GM: ちょっと、個人個人の目的なりを整理しておきたいなと思いまして。
八雲: ほうほう。
GM: まず、冬也なんですが、現時点ではUGNに固執はしてないですよね?
冬也: ですね。
GM: なので、条件や情報次第では、UGNに縛られることはない感じですかね。
冬也: んー……夏樹関連のことを出されれば、それには応じるけど、他人が巻き込まれる事件には拒否反応を示す感じです。
GM: じゃ、ぶっちゃけ、UGNも非人道的な研究をしてました。FHもそういう被害に関しては頓着しませんという状態だった場合には?
冬也: 自身が第三勢力になる。
GM: ……て、ことですね。
冬也: ちなみに、“エンブリオ”に関しては完全に潰したいと思っています。
GM: 行動理念はそこってことですね。了解。じゃ、次に菅野。
菅野: ほい。
GM: 八重樫が一極化を望んでいたところに、UGN支部を立ち上げることに関しては?
菅野: パワーバランスをとるという意味で必要だと思ってる。
八雲: それだと、UGNとFHは戦い続けなきゃいけないってことになるけど?
豊前: すごく変化を嫌ってる人なんだね、菅野って。
GM: 今、色々と火種が出来てる状態で、UGN新観鏡支部が潰されるってなったときにはどう動く?
菅野: それが決定であれば従う。あくまでもUGNを出る気は無い、かな。
GM: わかりました。次! 八雲は昴のルートと霧谷のルートと、菅野のルートがあります、という状態で、“エンブリオ”についての情報を流してくれと言われたときには、さっき言ってたように、言われたことは全部やる方向で動く?
八雲: 無自覚に三重スパイになるよ。……明星って、UGNのありとあらゆる部署を盥回しにされてるから、実はバリバリUGNの人間なんだよ。UGN内にメチャメチャ知ってる人間が多い。
豊前: なるほど!
八雲: だから、無条件にUGN=仲間と思ってて、仲間の言うことは聞くと思うんだよ。
冬也: ある意味純粋なんだな。
GM: その結果UGNにとって不利益な方向が見えてきたら?
八雲: ゴメンね? ってなる。(一同笑)
GM: …………ホントにどう動くか読みきれねーな、お前は(笑)。じゃ、最後に質問。仮に、不祥事っぽいものを見繕って報告出来そうな状態になったとしたら、報告する?
八雲: そこまでに菅野にロイスとかとってて、菅野の考えに共感出来るようになってればしないけど、今の状態だったら報告する。
GM: なるほどね。では最後に豊前ですが、大元にあるのは、人を救いたい、正義を執行したい。ただし、それを行う場所についてはUGNかFHかには囚われないということでいいですか?
豊前: 勿論です! UGNチルドレンもFHチルドレンも一緒ですよ! 社会経験の足りないガキばっかりです!
GM: 了解です。
豊前: 因みに、他者に害を及ぼさない範囲内において、きちんと自分で自分の人生に楽しみを見出す人になって欲しいと思ってるので、自分の欲望には忠実であろうとしているよ。
09◆ 脱出 シーンプレイヤー:嬉野冬也
沈黙が続く部屋の中。
思案顔で黙っていた冬也が、唐突に豊前に話しかけた。
冬也: ……なあ、一ノ瀬。
豊前: なんだ?
冬也: 例えば――――例えばだ。UGNが人道に悖る研究をしている場合、お前ならどうする?
豊前: まあ、それを許せない奴らを集めて、ぶっ潰すわな。当然だろ?
冬也: UGNに所属している現在でも、そう言えるんだな……。
豊前: 全ての人を守るのがUGNだからな。だから、“エンブリオ”は潰れた。そういうことだろ?
冬也: ……実は俺は、“エンブリオ”を完全に潰そうと思っているんだ。
豊前: つまり、研究データそのものを全て破棄するってことだな?
冬也: ああ。
豊前: ま、それも解決方法の一つだろうが――――そうだ、状況が似てるから、この話もしておくか。……元々UGNとFHは同じ研究をしていたってことは知ってるか?
冬也: え……?
豊前: 「オーヴァードを人間に戻す方法」を、ずっと研究してたんだよ。ま、方向性の違いから、現在のUGNとFHに別れたわけだがな。
冬也: ああ…………。
豊前: つまり、だ。俺たちがこの能力を使えること自体が許せない奴らがいて、その脅威から他の人を守ろうと様々な研究が行われてきた。今回の“エンブリオ”にしたって、その研究の一環なわけで、その成果ってのは、双方にとって有益なものになると俺は考えている。
話に耳を傾ける冬也に対し、豊前は真摯に答える。
「FHでは分からないが、UGNでは今でもオーヴァードを人間に戻す方法は研究され続けているはずだ。その研究に“エンブリオ”の情報を転用出来ればと思っている。――――その研究の犠牲になってしまった人の為にも、その情報は握りつぶすのではなく、後の人が有効に使った方がいいんじゃないかと考えるよ。」
豊前: 勿論、そんな研究自体には反対だがな。
冬也: ――――お前みたいな考えの奴が多かったらいいんだけどな。というところで、豊前に□信頼/恥辱でロイスを結びます!
豊前: いや、そうじゃない。「多ければいい」じゃなくて「増やす」んだ。その為に俺は、後輩教育に力を入れている。お前だって、俺みたいな考え方をして動くことは、今からでも可能だぜ?
冬也: 動いたとして、組織が変わるか? ……今、UGN内で実際力を持っているのは、お前より年上の人間だぞ?
豊前: まあ、確かに今の俺に出来ることは、たかが知れているだろう。だが――――勝算がないわけでもない。
冬也: 今は、来るべき未来に向けての投資をしているってところか。
豊前: ま、そんな無粋な言葉じゃなく、お前らが心配だからってことにしといてくれや。
冬也: (ふっと笑って)生意気な……。
豊前: なんだとぉ!? ということで、冬也へのロイスをSロイスにします!
その時、冬也達のいる部屋に二人の来訪者が現れた。
一人は茶髪の軽薄そうな男。もう一人は、小学生と見紛うばかりの非常に背の小さな女の子で、駄菓子を頬張っている。
冬也: 君達は……?
GM: 「(手を挙げて)やあ。キミらは数日のうちに処刑されるそうだよ。偶然鉢合わせして交戦になったとかって理由で、ここに捕まってるらしいけどね。」
豊前: なるほど、そういう筋書きか。で? 俺達の名前は知っているんだろう?
GM: 「ああ、有名だからね。」
豊前: じゃあ、君らの自己紹介を頼むよ。
GM: 「あれぇ? 僕のこと、学校とかで見たことない?」
言われて改めてその顔を見ると、観鏡市立高校の生徒会の面々に良く似ていた。
軽薄そうな男性は書記の蓬沢孝則。背の小さい女性は会計の虎杖真美だった。
GM: 「正直、ここから逃げようって気はあるの?」
豊前: このままここに居たら殺されるってんなら、逃げるわな。
GM: 「じゃあ――――。」
蓬沢が指を鳴らすと、冬也と豊前に嵌められていた手錠が乾いた音を立てて外れた。
冬也: !
GM: 「(超棒読みで)あー、手錠がはずれてしまったー。」
豊前: ブラックドッグか!
GM: 「んにゃ。虎杖の能力。」
冬也: …………。
GM: 「(超棒読みで)あー、このままでは逃げられてしまうー。」
豊前: じゃ、持ってた漫画の角で蓬沢を殴る!
GM: すると、一瞬にしてその姿が塵になって崩れ去りますね。
豊前: じゃ、ありがとな! ……こっちのお嬢ちゃんは――――。
GM: もぐもぐしてます。
豊前: こっちのふ菓子も美味しいよ?
GM: 「ん。食べる。」
残っていたふ菓子を餞別代わりに部屋を出る二人。
そして、二人が去った後、塵と化していた蓬沢が再びその姿を現した。
「……なんでこんなことするの?」
虎杖の疑問に、蓬沢はにやりと笑って答える。
「今のままだと、楽しくないだろう?」
10◆ 蠢動 シーンプレイヤー:八雲明星
八雲: ちょっと、一つシーンをもらえる?
GM: いいですよー。
八雲: じゃあ、査察部に来た! ガラガラガラ!! 兄さーん、(アーカイブファイルを取り出して)これ、霧谷支部長にもらったんだけど、ちょっとこの内容を精査して、繋がりを確認して欲しいのー。
GM: 「(ファイルを見ながら)これを、霧谷支部長から……?」
八雲: そう! と、洗いざらい話します。で、私としては霧谷が取れていない裏を取るべく、査察部に持ってきました。
GM: 「……確かに、これは由々しき事態だ。非常に有益な情報だと思う。」
八雲: えへへ~、仕事してるでしょ~?
GM: 「この情報がある以上、少なくともまだ解っていない裏がある筈だ。――――明星にお願いしたいことがある。」
八雲: うん。
GM: 「この情報を元に、“エンブリオ”についてどれだけ詳らかになっているかを調べてくれ。」
八雲: じゃあ兄さんはひとまず内定の方をお願いね。
GM: 「ああ、何か判ったら連絡しよう。」
11◆ 出動 シーンプレイヤー:菅野道明
支部長室で情報を纏めていた菅野は、足元で眠っていたクロを持ち上げ、言った。
菅野: ちょっとこれから少年達の奪還に行って来るんだけど、ちょっとついて来てくれるかなあ?
GM: 「ワン!」と一声鳴くと、君の右肩に乗るね。
菅野: お! ありがとー。
GM: このシナリオ中、クロを使うと、一回だけ任意のトループを戦闘不能に出来ます。オート扱いで。
菅野: ではクロとロイスを結んで、八雲に連絡してから奪還に向かいます!
12◆ 合流
GM: では、全員登場して下さい!
一同: はーい!
GM: 豊前と冬也は、今いる場所からの脱出、八雲と菅野は二人との合流を目的として、動くという感じです。
と言うと、GMはマス目が書かれた二枚の施設内マップを取り出した。そして、B3Fのスタート地点と書かれた(横11マス×縦6マスのマップ。上層への階段と書かれたマスまでは、横8マス→縦4マスと、L字に曲がって移動する必要がある)マップには豊前と冬也が、1Fと書かれたマップの「入り口」というマス(横10マス×縦3マスのマップ。下層への階段までは横に一直線)に八雲と菅野が居るという状態からシーンが始まった。
豊前: GM!《ハンドリング》で登場してもいいですか?
GM: いいですよー。
豊前: では、菅野の左肩に、オコジョさんが乗ります(笑)。
GM: では、レギュレーションを説明しますね。
【合流判定ルール】
・戦闘ラウンドと同様に進行する。
・全員が同じエンゲージに入ったら判定クリア。
・1マスは3m×3mとして扱い、移動距離の端数は切り上げとする。
・セットアップでオリジナルハプニングチャート(D10に対応)を代表者一名が振り、指示に従う。
●オリジナルハプニングチャート●
1 極度の緊張からか、自らのレネゲイドがざわつくのが分かる。 衝動判定を行うこと。難易度は9。
2 警備をしていた“イクリプス”のポーン部隊が行く手を阻む。 GMの任意の場所に、トループ“イクリプス・ポーン”を2体配置する。
3 披露が蓄積したか、身体が重い。急がねばならないのに。 このラウンド中のみ、移動距離を-5mする。
4 レネゲイドウイルスによって強化、暴走した部隊犬をけしかけられた。 判定ダイス8個、クリティカル値9、<白兵>6相当の戦闘犬による攻撃を受ける。攻撃力は10として扱う。
5 警報が鳴り続く。 何も起きない。
6 監視カメラ付き小銃が狙っている。 判定ダイス10個、クリティカル値10、<射撃>4相当の機銃による攻撃を受ける。攻撃力は10として扱う。
7 無力化ガス弾を撃ち込まれた。身体が痺れる。 バッドステータス:硬直を受ける。
8 仲間を想ったか、力が湧いてくる。 宣言のみで任意のトループ1体を戦闘不能にする。
9 陣形を整えよう。慎重に進むべきだ。 任意のエンゲージにPCを固める(移動する)ことが出来る。ただし、上層からの侵入組、下層からの脱出組同士のみ。(この効果はPCが同意しなければ、効果を発生しない。)
10 身体が軽い。これで一気に進めそうだ。 このラウンド中のみ、移動距離を+10mする。
・ハプニングチャートでトループ等が発生した場合、そのまま戦闘になる。
・クリンナップ終了時に特殊イベントが起こる場合がある。
・特定のラウンド数が経過すると、豊前と冬也が“イクリプス”の面々に追いつかれ、強制的にクライマックスに突入する。
・このときに合流出来ていない場合、八雲と菅野は[両者の間にある階層+1]ラウンド終了後のクリンナップにクライマックスに登場となる。
豊前: はい!《ハンドリング》で登場してますが、あくまで本体はB3Fに居るってことでいいですか?
GM: そうですね。
豊前: じゃあ、オコジョが言う。「おい! 何やってたんだ!? 遅かったじゃねーか!!」
菅野: すまない。思いのほか準備に時間がかかってな。
●第一ラウンド
GM: ではセットアップ! まずばハプニングチャートを誰か振ってください!
八雲: (菅野に)リーダー、どうぞ!
菅野: (ダイスを振る)8!!
八雲: (ハプニングチャートを見て)仲間を想って力がわいてくる。宣言のみで、任意のトループ1体を戦闘不能にする。
GM: 現状、トループはいないので、意味はありませんね。
豊前: 八雲と菅野に《ファンアウト》! 二人は戦闘移動してください!
冬也: 《クイックダッシュ》! 4マス移動!
GM: では、イニシアチブ! まずは6の八雲・菅野・豊前!
八雲: まずは戦闘移動! そして全力移動!! ……これ、移動途中で階段についた場合は、どうなるの?
GM: 次の階層に行って、移動は終了です。
八雲: OK。では、全力移動して、B1Fに行きます!
地下一階に入った八雲は、そこに何か(トループ)が居ることを察知した。ちなみに地下一階は縦に5マス→横8マスとL字に移動した先に、下層への階段がある。
菅野: じゃ、サイバーレッグがあるので、俺は戦闘移動でB1Fに! そしてB1Fに居るヤツにエンゲージして終了!
八雲: ……これ、豊前のオコジョさんって、登場キャラクターとして扱うの? だとしたら、移動って本体とオコジョが両方しなくちゃいけないんじゃない?
菅野: そういえば《ハンドリング》って本来、自分の代わりに他の身体を登場させるってエフェクトだねー。
GM: あー……。じゃ、使っちゃったエフェクトはいいとして、これ以降は、豊前の本体のみが動くとしましょう。
豊前: わかりましたー。では、俺の本体が戦闘移動と全力移動!
冬也: 次に、イニシアチブ5で俺! 俺も戦闘移動と全力移動! これで上の階層に到達!
冬也が地下二階に続く階段を上ると、その階は縦3マス×横20マスの長い廊下になっていた。そこにはどことなく冬也に似た顔立ちの兵士達が居る。
冬也: ……陰鬱な顔になります。
●第二ラウンド
八雲: GM! 今回とったイージーエフェクトで、天井に張りついて移動すれば敵とエンゲージしないとか、ある?
GM: いえ、そこまで高さはないということで! ではセットアップのチャートを振ってください!
菅野: (ダイスを振る)5!
GM: なにも起きませんね。では、イニシアチブ! こちらのトループは3です。
菅野: まずは俺がクロにトループを倒してもらおう。
GM: では、真ん中を塞いでいたトループが倒れました!
八雲: 戦闘移動と全力移動! ちょっと足りなかった……。
菅野: 俺も戦闘移動と全力移動! これで、下の階に到達!
菅野が更に地下二階に下りると、すぐ近くに冬也に似た兵士が、真っ直ぐ伸びた廊下の向こうに、同じような顔立ちの兵士に囲まれた冬也が見えた。
菅野: おー、少年! 無事っぽいなー。
冬也: はい!
豊前&冬也: 待機で!
GM: ではトループが動きます! が、今回は移動して三体が菅野に、三体が冬也にエンゲージして終了!
冬也: じゃあ、俺は離脱して移動をして終了!
豊前: 戦闘移動で地下二階に来て、ここで敵とエンゲージしちゃうので、全力移動で俺もエンゲージを離脱!
●第三ラウンド
GM: ではセットアップ! 振って~。
菅野: (ダイスを振る)8!! なので俺の近くに居るトループを倒す!
八雲: じゃあ、イニシアチブ6で私! まずは戦闘移動で地下二階に行って菅野支部長とエンゲージ! ……そして、嬉野さまと豊前の装甲値教えて!
豊前: 装甲値は3。
冬也: 0だよ。
八雲: OK。――――GM、勝った!!
GM: え? ……あぁーッ!?(←気付いた)
八雲: 《あやかしの招き》《伸縮腕》《異形の祭典》! 対象は豊前と冬也!
豊前: まさか対抗種の力をこの身に受けることになろうとは……。
冬也: 手加減してね(笑)。
八雲: 嬉野さま、豊前! ちょっと痛いけどガマンしてね!(一同笑)(ダイスを振る)21!!
冬也: それなら【HP】半分持ってかれるくらいかな?
八雲: (ダイスを振る)19点ダメージ!!
豊前: こんなにダメージをもらったのは初めてだ……。
八雲: そして、嬉野さまと豊前が私と支部長のエンゲージに引き寄せられる!!
GM: うわー……八雲の射程、視界化されるのかぁー……。(←超がっかり)
豊前: 次、クライマックスですよね? ジェネシフトしときます!
八雲: 私もジェネシフトしとこう。
GM: OKです。
八雲: ああ、そうだ! 言い忘れてたけど、私は割烹着姿でおかもちを持って登場してます!(一同笑)
冬也: …………まさか(笑)。
八雲: 嬉野さま! これ、嬉野さまの為を思って作ってきました!!
八雲がおかもちの蓋を開けると、中からとても美味しそうなサラダが出てきた。
冬也: まじで? ……でも食ってる場合なんだろうか? ま、いいか(笑)。
八雲: そろそろサラダを召し上がりたいかと思いまして……。と言いながらドレッシングを(両手で何かを絞るような仕草をしつつ)ビチビチビチビチ!! とかける。(一同笑)
GM: その効果音やだなー(笑)。
八雲: でも、見た目はとても美味しそう。まあ、サラダだし、不味く作りようもないんだけど。
冬也: じゃ、食べるよ。
八雲: 嬉野さま、どうですか?
冬也: ん……美味しいよ。ありがと。
八雲: それを聞いて、今までの苦労が報われたので、嬉野冬也をSロイスにします!!
GM: 今回の条件は「嬉野冬也が美味しいということ」でした(笑)。




