第三話 「合わせ鏡 -You and I-」 04
Climax Phase
GM: では、クライマックスです!
冬也達が無事合流して地上階まで来たとき、背後から神前の声がした。
「流石に土産も渡さずにこのまま帰すわけにはいかない。」
振り向くとそこには、四人の男女がいた。
菅野: いやいや、少年達が無事ならそれでいいんですよ~。
GM: 「君達に逃げられるわけにはいかないんだ。」
豊前: 生憎だな。――――俺はもう飽きた! あそこ。
冬也: 大人しく従い続ける理由もないからな。
GM: 「……じゃあ、僕らの力を見てもらおうか!」
八雲: ここで神前にロイスを結びます! 神前ってイケメン?
GM: です。
八雲: じゃ、好意/憎悪!
神前率いる四人から、気迫とも言えるレネゲイドの奔流が放たれる。
GM: ここで、四人の中の誰かがEロイス《堕落の誘い》を使用します!
豊前: なるほどね。既に「堕ちてる」ヤツが居るってことか。
GM: です。では衝動判定して下さい!
一同: 成功!
八雲: 丁度100%になったー!!
豊前: 101%になった!!
冬也: 素晴らしいバランスだ。俺はまだ59%だ……。
豊前: それもすげーな(笑)。
神前尊の傍らに、副会長の蓮根牡丹が、その少し後ろに蓬沢と虎杖が居る。
――――四人は、観鏡市立高校生徒会の面々だった。
GM: 行動値は虎杖が17、神前と蓬沢が16、蓮根が14です。
豊前: 早いな……。
●第一ラウンド
GM: では、セットアップ! 神前が《螺旋の悪魔》《原初の黄:灰色の庭》! 対象は豊前! 行動値が-3です!
八雲: あんまり影響ないね。
GM: 続いて、蓬沢が《従者の行進》《赤色の従者》で3体の従者が登場!
八雲: 7体か!
GM: 次は蓮根が《虚無の城壁》!!
豊前: ガードキャラか……。
八雲: では私は《ヒュドラの怒り》!
豊前: 最後に俺が《ファンアウト》! 皆、好きなように動いてー。
八雲&菅野&冬也: 4人にエンゲージ!
GM: では、イニシアチブ!
八雲: 《時間凍結》!! マイナーで《骨の剣》メジャーで《漆黒の拳》《コンセントレイト:バロール》《ジャイアントグロウス》!対象はこのエンゲージの敵全員!
GM: では、蓮根が《孤独の魔眼》!
八雲: (ダイスを振る)24で止まった……。
GM: 《魔人の盾》でガード!
豊前: 《力の法則》!
八雲: 合計ダメージは90点の装甲無視!! そして、私の【HP】が23点削れる。
GM: うわ!? そんな来るんだ……。《グラビティガード》使って、でも痛いなー……。
「……私が居る限り、神前には手を出させません。」
八雲を見据え、蓮根が呟いた。
八雲: ……あ、そうか! 範囲攻撃の対象から蓮根を外せばいいんだ。
GM: まあ、そうですねー。では、続いて虎杖!! メジャーで離脱して終了です!
菅野: 支援系か。
GM: 次に、蓬沢がへらへら笑いながら攻撃してきます! まずはマイナーで従者に指示を出して、《ブラッドコントロール》メジャーで《コンセントレイト:ブラム=ストーカー》《血族》《渇きの主》《ブラッドバーン》《血の宴》! エンゲージしてきてる3人を対象に!(ダイスを振る)28!
冬也: 《炎陣》《蒼き悪魔》で八雲さんをカバーリング!
菅野: ガード!
GM: 33点装甲無視!
菅野: 20点くらったー。
冬也: 《リザレクト》! そして《蒼き悪魔》で21点を蓬沢に返す!!
GM: 痛いっ!! では、神前の行動です! マイナーで《千変万化の影》で<白兵>を指定! そして《インフィニティウェポン》! 光り輝く剣を作り出します! そして《コンセントレイト:モルフェウス》《カスタマイズ》《レインフォース》《原初の赤:高速の剣》《混色の氾濫》! この攻撃は、ガード不可です! 対象はエンゲージにいる3人!(ダイスを振る)44!!
冬也: 《炎陣》で八雲さんをカバーリング!
GM: ダメージが(ダイスを振る)50!! 装甲値は有効!
菅野: これで残り【HP】は6!
冬也: もっかい《リザレクト》!
GM: ではここで、《喰らわれし贄》! また攻撃力が上がります!
八雲: ここで、素晴らしい防御能力を発揮した蓮根に、執着/脅威でロイスをとりました!
GM: OK! では、ここでちょっと忘れてたので従者の行動を! 一体はメジャーで離脱。二体目と三体目は《コンセントレイト:ブラム=ストーカー》《ブラッドコントロール》《血族》《渇きの主》《ブラッドバーン》《かりそめの剣士》! まずは八雲に(ダイスを振る)34!
冬也: 八雲さんの分は「かばい」ます!
GM: ダメージは(ダイスを振る)31点装甲無視!
冬也: 倒れるので、《リザレクト》!
GM: 次は、菅野に!(ダイスを振る)26!!
菅野: ガード!
GM: ダメージが(ダイスを振る)33点装甲無視!
菅野: 《リザレクト》。
GM: で、最後に蓮根が行動します! マイナーで《骨の剣》メジャーで《コンセントレイト:ソラリス》《抗いがたき言葉》《錯覚の香り》《絶対の恐怖》《怒れる心》! 対象は八雲です!(ダイスを振る)33!
冬也: ダメージ、50超えてくるかな?
豊前: いや、それはないと思う。
冬也: じゃ、《炎陣》《氷盾》でカバーリング!
GM: ダメージは(ダイスを振る)28点装甲無視!
冬也: それは全部弾く!
GM: はい。ただ、当たったので、判定ダイス-1個と、バッドステータス:憎悪をくらってください! 憎悪の対象は蓮根です。
冬也: よぉし、攻撃するぜ!(笑)
豊前: さて、やっとこっちの番か。
八雲: ではまず私から! マイナーで《悪食の好物》! これで【HP】が15回復して19……。そしてメジャーで《漆黒の拳》《コンセントレイト:バロール》《伸縮腕》《あやかしの招き》! これで134%まで上昇! 見えてる敵全部に攻撃!!
豊前: そうすると、《孤独の魔眼》使われない?
八雲: 大丈夫。あれは、範囲攻撃のときにしか使えないから!(ダイスを振る)20……。
豊前: 《妖精の手》!
八雲: じゃ30になって……(ダイスを振る)39!!
GM: 蓮根が神前をカバーリングしてガード! 更に、従者が《盾なる人形》で蓬沢をカバーリング!
八雲: ダメージは(ダイスを振る)45点の装甲無視! そして虎杖さんはこっちのエンゲージに引き寄せられるよ。
GM: はーい。従者は全員倒れる! 蓮根は《グラビティガード》して(ダイスを振る)18点ガード値が増えるので、30点防いだ!
菅野: 次は俺か。マイナーで《真なる雷》、ここで【HP】が0切るので《リザレクト》して(ダイスを振る)【HP】3点回復。メジャーで《コンセントレイト:ブラックドッグ》《アタックプログラム》《バリアクラッカー》《雷鳴の申し子》!
豊前: ここで《拡散する世界》! シーン(選択)になります! ここで俺の【HP】が10点減って、倒れます! ――――神前尊、お前が欲しがっていた言葉だ。と、神前のロイスをタイタス化して立ち上がる!
菅野: 蓮根を除いた3人を対象にして攻撃!(ダイスを振る)30で……。
豊前: 《妖精の手》!
菅野: (ダイスを振る)57で止まったので、66!
豊前: ここで《勝利の女神》!達成値+9!
菅野: ってことは75!! ガード不可ね。
GM: 蓮根は神前をカバーリングします!
菅野: ダメージは(ダイスを振る)出目が57なので、129点装甲値無視!
GM: 《黒星招来》! ダメージを0にします! 蓬沢は流石に落ちるので、菅野に対して《滅びの遺伝子》!【HP】ダメージ20点です!
菅野: じゃあ、《リザレクト》!
GM: 虎杖はまだ残ってます。
豊前: !! ジャームはこいつだっ!
菅野: で、俺がまた倒れて《リザレクト》!
豊前: (軽く息を吐いて)さ、もう充分だべ。生身で戦場に出るのも久々だし、俺はもう疲れた。メジャーは放棄!
●第二ラウンド
GM: では次のラウンドのセットアップ! 神前が《螺旋の悪魔》、蓮根が《虚無の城壁》です!
豊前: 《戦局判断》……は、いらないか。
八雲: 《ヒュドラの怒り》!!
GM: イニシアチブ17の虎杖の番! ……いきなり死にそうだな。後ろのバックパックから銃を取り出します! マイナー《雷の加護》《電源収束》《主の恩恵》《シャインブレード》《ポルターガイスト》《オプティカルレンズ》《オリジン:サイバー》、メジャー《コンセントレイト:ブラックドッグ》《アームズリンク》《アタックプログラム》《天からの眼》《小さな塵》《主の右腕》《レネゲイドスマイト》《バリアクラッカー》!!
冬也: すっげー数のエフェクト!
GM: 対象は八雲!(ダイスを振る)46!
冬也: 《炎陣》でカバーリング!
GM: ダメージは(ダイスを振る)出目が32……なので77!
冬也: 最後の《リザレクト》! これで100%超えた!
八雲: 嬉野さまっ!!
冬也: 大丈夫――――まだ、いける!
GM: 次は神前の番! 出し惜しみしてる余裕はなさそうなので全力でいきます!《コンセントレイト:モルフェウス》《カスタマイズ》《レインフォース》《背教者の王》《原初の虚:神速の鼓動》! シーン攻撃です!!
八雲: それは《時の棺》! これで私の侵蝕率は144%になる!
GM: では舌打ちをしつつ、イニシアチブで《裏切りの真名》! 皆さん【HP】ダメージ26点です。
菅野: 神前のロイスをタイタス化して立ち上がる!
豊前: じゃあ、倒れる。虎杖にロイスを取って即タイタス化! 立ち上がる!
八雲: 蓮根牡丹のロイスをタイタス化して立ち上がる!
冬也: さっき倒れた蓬沢にロイスを取って即タイタスに! 立ち上がります。
GM: 次は蓮根の行動! メジャーで《コンセントレイト:ソラリス》《癒しの水》《戦乙女の導き》《熱狂》を自分に!【HP】が24点回復。
冬也: 回復してきたかー。で、次はこっちの番かな。
八雲: まずは私が! マイナーで《悪食の好物》! ゴガっ、ボキボキ……!
菅野: 何を食べればそんな音になるんだ(笑)。
八雲: メジャーで《コンセントレイト:バロール》《漆黒の拳》《ジャイアントグロウス》! 対象から蓮根を外す!(ダイスを振る)63!!
GM: 蓮根が神前をカバーリングしてガード!
豊前: 《力の法則》!!(ダイスを振る)29点!
八雲: ダメージは88+29で、117点装甲無視!
GM: では二人とも落ちる! ので、ここで《暗黒螺旋》で10点を八雲に返す!
八雲: じゃあ【HP】16点で立ってる!《悪食の好物》万歳!!(笑)
菅野: では次に俺の番。マイナーで《ポルターガイスト》《真なる雷》、メジャーでいつものコンボ!
GM: 神前は暴走状態なので、リアクション不可です。なので蓮根が全部かばってた。
冬也: こっちと同じような布陣だったのか……。
菅野: (ダイスを振る)低いか……? 今、23……。
豊前: じゃあ、《妖精の手》!
菅野: (ダイスを振る)52!
豊前: 《勝利の女神》!! これで俺の侵蝕率は139%!!
菅野: てことは達成値61か! ダメージが(ダイスを振る)116点装甲無視!
GM: それはまだ立ってますね。
菅野: 残ったかー……。で、ここで私は倒れるので、クロのロイスをタイタス化して立ち上がる!
GM: ではここで神前が呟きます。「――――まだ、足りないのか……。」
豊前: まだ足りない? この時点でここまでやれば充分だと思うがな。
冬也: ということで、ここで俺の番か。じゃ、ヴェイパーウォールで殴る!(ダイスを振る)達成値は9なのでダメージは1D+6(ダイスを振る)11点ダメージ。
GM: それは入りますよ。まだ立ってますがね(笑)。
豊前: じゃあ俺の番! まあ、落ち着けよ。こんなところで気張ってどうするんだ? と言って近づいて殴る!!(ダイスを振る)9! なのでダメージは-2点。(一同笑)
GM: なんか馬鹿にされてる感じがする……。
豊前: まあ、落ち着け落ち着けって言いながら、肩を軽く叩いた感じになった(笑)。
●第三ラウンド
GM: セットアップ!《螺旋の悪魔》!
八雲: 《ヒュドラの怒り》!
GM: ではイニシアチブ16で神前が動きますよ。せめて一太刀!! マイナーで《原初の黒:ライトスピード》、メジャーで《コンセントレイト:モルフェウス》《カスタマイズ》《レインフォース》《背教者の王》《ギガノトランス》!!
豊前: 範囲の二回攻撃っ!?
GM: いきますよー?(ダイスを振る)まず24!!
豊前: 《守りの弾》! ……ったく、これだからガキは!! と言いながらパチンコを構える!(ダイスを振る)……クリティカルしてないので《妖精の手》!(ダイスを振る)――――ああ、足りないッ!! ごめん、皆!!
冬也: 《炎陣》《蒼き悪魔》で八雲さんをカバーリング!!
GM: え……?
冬也: え……?
GM: とりあえず、こっちのダメージは(ダイスを振る)52点!!
冬也: それは倒れるので、春日部のロイスをタイタス化・昇華して立ち上がる! そしてそっちには27点ダメージ!
GM: ――――……それ、で、倒れるんだよなー。残り【HP】16点だったんだ……(一同爆笑)。
Back Track
GM: なんか微妙に消化不良な感じですが、バックトラックいきましょう!
豊前: じゃあここで、神前に感服でロイスをとっておこう。
GM: 今回のEロイスは2個分です!
冬也: 今回は振りません。
八雲: (ダイスを振る)20が出たー!
豊前: (ダイスを振る)2だとっ!?(一同笑)
冬也: はい、普通に振って78%で帰って来ました~。
豊前: 146%!? 二倍振りだよ!!(ダイスを振る)うわっ!?
冬也: 出目悪っ!?
豊前: これで108%まで下がった……追加振り4D(ダイスを振る)おぉー、90%で戻ってきた!!(一同笑)。
菅野: 116%なので普通に振るよー。(ダイスを振る)うわ!? 12しか下がらない!! 追加振りしますー(ダイスを振る)戻ってきました(笑)。
八雲: わたしは二倍振りで戻ってきたよー。
Ending Phase
01◆ 戦い終えて……
戦いを終えた後、神前は自らが作り出した剣を杖代わりにして立ち上がった。
豊前: ったく、力に飲まれすぎだ……。と言いながら俺も立ち上がる。
満身創痍の神前は、俯いたまま呟く。
「やはり、UGNは強い。――――まだ足りなかったようだ。」
冬也: …………(複雑な表情)。
豊前: (菅野に)おい、言われてんぜ? UGN。
菅野: まあ、組織的にはまだまだだけどね。
GM: ではここで《瞬間退場》を使用します! 施設を崩壊させながら、去っていきますね。
豊前: (去っていく神前たちに)おい、お前等! いいコンビネーションだったぞ!
八雲: では演出で、色んなものを食べてピンピンしてる私が、嬉野さまに肩を貸しながら施設を脱出します。
冬也: おお、ありがとう八雲さん。
02◆ 業務 シーンプレイヤー:八雲明星
GM: ではまず、八雲から。昴に霧谷からの資料を渡した後。悪戦苦闘しながら査察部が今押さえている“エンブリオ”関連のファイルを調べています。
八雲: …………あぁー!! もう!! と、髪をぐしゃぐしゃとかき乱して、煮詰まったので、全然関係無い作業をします!
疲れた顔をした八雲は、ふと思い立ったように紙人形を取り出し、そこに、施設から脱出するときにこっそりくすねておいた冬也の髪の毛を巻き始めた。
冬也: 恐いよー……(笑)。
そしてその作業を終えると筆に自らの血を含ませ、紙人形に「恋愛成就」と書いた。
とそこに、昴が扉を開けて入ってくる。
GM: 「やってるね?」
八雲: (いい笑顔で)ええ!!(一同笑)さて、兄さん。私の力ではこのファイルはとても解析できそうに無いんだけど――――兄さんのほうは何か判った?
明星の言葉に、昴は答える。
「ああ。明星からもらったファイルには“エンブリオ”の資金の流出先が入っていたんだが……どうもその資金は、あるセル、というか“マスターレイス”の系統に流れていたようだ――――。」
GM: ということで、次回は何処に流れていたのか? といところからお話が始まります。
八雲: はーい。じゃあ兄さん、ヨロシクね?
そう言うと八雲はその紙人形を大事そうに持ち帰るのだった……。
03◆ 回帰 シーンプレイヤー:一ノ瀬豊前
GM: では次に一ノ瀬のエンディングです!
豊前: ――――ったく、この辺りのFHは骨があるっつーか、なんつーか……。
GM: ちなみに、学校に戻ってみると、神前が何事も無かったかのように教室に居ますね。
豊前: (至って普通に)よう。
何も変わらずに話しかける豊前に、神前はばつの悪そうな顔をする。
豊前: (笑いながら英語で)そんな露骨にイヤそうな顔すんなよ。
GM: 「(英語で)正直、キミは敵の筈なんだが……どうにも憎めないな。」
豊前: (英語で)敵と味方って、何処で分けてるんだ? 組織か? それとも人間か?
GM: 「(英語で)……僕は今まで組織の中でしか動いたことが無いから、そういう割り切り方しか出来ないんだ。」
豊前: (英語で)なるほどな。じゃ、これからもう少し成長すりゃあいい。言ったろ? お前に対してだって、何かあったら助けてやる、って。
豊前の言葉に、神前は苦笑し肩を竦めると、自分の席に戻っていった。
豊前: というところで、嬉野の机のほうを見るんだけど……。
冬也: 俺は、生徒会の皆が学校に復帰してるかどうか確かめたいと思ってたので、学校には来てます。
GM: ああ、生徒会の皆はちゃんと来てますね。
冬也: そっか、良かった……。
GM: で、冬也は教室にもちゃんと行きます?
冬也: 今回、豊前との距離が縮まった気がするので、UGN外で豊前と接触できる機会を持ちたいという意図で、学校に通うことにしました。
豊前: お! じゃあ……。
教室の隅で机に伏して居眠りをしている嬉野冬也を見て、一ノ瀬豊前はにやりと笑みを零すのだった……。
04◆ 不穏 シーンプレイヤー:菅野道明
GM: ということで、菅野は支部長室で今回の顛末を始末書という形で書いています。
菅野: ……確か、前回の事件の報告も残ってるんだけどなー。
GM: お仕事がどんどん溜まっていきますね(笑)。
事務処理を続ける中、菅野はふと机の上の写真立てに目を向ける。
そして、そこに写った八重樫に、しばし思いを馳せる……。
GM: ただ、君の知らないところで、支部を巡る色々な思惑が動いている――――と、不安を煽って、シーンを閉じます。
05◆ 明暗 シーンプレイヤー:嬉野冬也
冬也: ちょっと、夏樹と話をしたいんですが……。
GM: いいですよ。では、登校途中ということで。
冬也: また怪しい人に……(笑)。じゃ、夏樹に――――俺の考えてることを、お前はどう思う?
GM: 「んー……“エンブリオ”が無かったら、俺らってきっと生まれてないワケじゃん? だから、全部を全部否定するってのも……って感じかな。(無責任っぽく)ま、決めるのは冬也だし、俺はお前の頭ン中で寝てりゃいーからさ。」
冬也: そんな暢気な状況じゃないことは分かってるだろーに……。
GM: 「っつっても、何も出来ねーし。――――ただ、俺の名前がFHから出てきたのは、気になるっちゃ気になるかな。」
冬也: 今回出てきた奴らの中にも、似た奴が居たしな……。(素になって)“エンブリオ”で生み出されたことに対して、夏樹はどう思ってるんだろう?
GM: 母親に対して強い憧れを持っていたからか、あまりネガティブな感情は抱いていないようですね。
豊前: 夏樹はヒネないで育ったんだな。
冬也: てことは、結構今の冬也と夏樹には距離がある感じか……。
GM: 「あんまりぐちぐち考える必要ないんじゃね?」
冬也: ……豊前にも言われたよ。考えすぎだ、って。
GM: 「うん。冬也らしくない。」
冬也: (自嘲的に笑って)俺らしいって何だよ……?(ため息を一つついてから、切り替えたように軽く)ま、とりあえず学校行くか。
八雲: というところで、某アイドルグループのなんちゃって制服を着た私が、向かいから豊前と口喧嘩をしながら歩いてきます。――――ホントだって! ちょっと開けて見てみなさいよ!!
豊前: 本当に開けて大丈夫なのか?
八雲: ホントに動くのよ!!
豊前: 動いちゃダメなんだよ、だから!!(一同笑)
八雲: あ、嬉野さま♪ お弁当作ってきたんです!
冬也: ああ、八雲さん。ありがとう(←美味しいサラダを食べたので警戒心OFF)
豊前: ああ! 開けちゃダメだ……!!(笑)
八雲は嬉々として重箱を開けると、中身は全てサラダだった。
冬也: …………えーと。
箱を開けると一番に目に付く、林檎で精巧に作られたうさぎを見ていると、一緒に入っている葉がうねうねと動き始めた。
冬也: ――――お?
八雲: この間食べていただいたのは、鮮度が落ちてたんで、新しく作り直してきました♪
冬也: ……鮮度が落ちてからのほうが安全なんじゃなかろうか?
豊前: (冬也に)いいか? 俺達はオーヴァードだ。食って大丈夫じゃないモンなんて、そうそう無い。食ってやれよ。
冬也: …………。
八雲: (サービスフォークに葉を乗せて)はい、嬉野さま! あーん♪(一同爆笑)
冬也: ――――なんてゆーか、ここまで好意でされると、無下には出来ないよな……(笑)。
満面の笑みの八雲と、フォークに乗った動く謎の物体を見比べた冬也は、覚悟を決めたように小さく一つ頷いて、それを頬張った。
第4話につづく




