14.一夜
なんだか、夢を見ているみたいに目の前はお花に囲まれていた。とても、寝心地がいいお花のベットに横んなるようにして...。隣にはすやすやと眠るアルマ。
アルマはどうやら寝言を言っているようで...
(起きて!レイ!レイ!起きて!大丈夫?ごめんね!)
と呟いている...俺...なんかあったっけ...。...!
ここで、レイは何かを思い出すようにして意識を...
「.......レイ!......て!.....?....めんね!」
どうやら、俺はアルマに殴られて気を失っていたようだ。
「うぅ...いってぇ...」
「ごべんで!レィ!だいびょうびゅ?ぼんどにごべんで...」
「うぅ...大丈夫だかそんなに泣くなよ...。...アルマ....。」
や、やばい...また殴られる...。目の前にはそれなりな大きさ山が2つあった。しかも、その状態にアルマは全く気づくというよりも、気にしている時間がなかったようだ。
やばい...やばい...どうし...!
そうだ!
何を思ったのか、レイはアルマの部屋のベットまで行きタオルケットらしきものを掴み取った。
そのまま、アルマのところまで戻りアルマの肩からしたが隠れるようにして掛けた。
「アルマ...俺は大丈夫だから...そんな心配すんな!落ちついたらでいいからな?アルマの話も聞くから俺の話も聞いてくれるか?」
「う、うん...グスン」
俺はそのまま、アルマの背中をさするようにしながら横に座り明後日の方を見ていた。もちろん、明後日の方を見ていたのはタオルケットらしきものをかけたと言っても、その下は産まれたての赤ちゃん状態だからだ。
それから10分15分が経過して、やっとアルマが落ち着きを取り戻した。
まだ鼻声のアルマが話し出した。
「ごべんね...レイ!殴っちゃって...で、でもは、恥ずかしかったから...その...レイもわ、悪いんだからね!」
「あ、ああ。ご、ごめん...」
「分かったなら、いいんだけど、そのつ、つぎからは気をつけてね...」
「あ、ああ」
服を着たアルマだが、体を抱き抱えるようにしてこちらを上目遣い出みてきている。正直それは破壊力抜群なため即刻やめて貰いたい...。
「アルマ...聞いてくれるか?」
「う、うん...」
「まず、ありがとな...。俺はアルマのこと好きだしこれからも一緒にいたいと思ってる、でも...」
「え...で、でも...や、やっぱり...ダメだよね...」
「アルマ!ちゃんと聞いてくれ!」
アルマは先読みをし、残酷な方へと想像して話を聞いてくれない。俺が言いたいことはまだあるため肩を掴み説得した。
アルマは今すぐにでも泣き出しそうな顔をしていた。
「でもな、アルマの言葉には正直答えられない...」
「う、んん...グスッ...」
「だから、俺から言わせて欲しい...」
「...グスン...」
「アルマ...好きだよ!これからも俺と一緒にいてくれるか?」
「...!...」
アルマは驚いた顔をしていて、何を言われたのか分かっていないようだった。それもそうだろう...答えられないと言われたのに告白をされているのだから。
レイとしては、アルマが告白して付き合ったからと重荷になって欲しくなかったから、告白を自分の方からしたのだ。
全く理解出来ずに硬直していたアルマ...。
俺はアルマの口に口を重ねてからまたアルマの顔を覗き込むようにして見た。
そうすると、アルマの目からは滝のようにして雫がこぼれ落ちていた。
「う、ぅれじぃ...よがづだ...べいにぎらばれだどおぼづだ...がら.」
「ああ...」
「...グスン...グスン」
「......あ、あたしもレイのこと...す..好きだから...一緒に...い.......いたい!」
「ああ!」
返事をした後レイはアルマの頭を撫でてあげた。
すると、先程よりも大粒の涙を流しながらレイのことを思い切り抱きしめた。
その後はアルマが泣き止むまでその場で抱きしめるようにしながら、せなかをさすり続けた。
泣き止んだあとは、俺たちは共に一夜をすごした。
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