END
「はるのっ!」
「優実!」
控え室でボーッと過去のことを振り返っていた。
後ろを振り返ると、瞳をか輝かせた大好きな親友。
「結婚、おめでとう。」
「ふふっありがとう。」
「でもまさか・・・成瀬先生と結婚しちゃうなんて思わなかった。
私にまで隠していたなんてね。」
「もう、それについてはごめんって言ってるでしょー」
「親友だと思ってたんだけどな・・・・」
この調子でからかわれる。
先生と生徒の恋愛は慎重にならなきゃいけないって
咲楽先生に言われてしまったし
和兄からも、どこで漏れるかわからないんだから
なっちゃんと一緒にいたければ卒業するまで
誰にも言うなって口止めされていた。
もちろん、親友の優実にも。
でもこれは決して優実を信用していないとかではなくて
どこで誰が聞いているかわからない。
という警戒心が人一倍強い和兄の助言があったから。
たしかに、優実に話しているときに
誰が聞いているかわかないし
メールなんて跡が残ることをすることもできず
私はあのとき保健室にいたごくわずかの人物にしか
私たちの関係を知らせてはいなかった。
「でも、まいっか。
はるのが幸せならさ。
なっちゃんっていうのは、ほんともう驚きだけど。」
「そんなに~?」
「みんなのアイドルなっちゃんを
はるのが射止めたとはねぇ。
やっぱり、男は顔か。」
「そんなこと言わないでよ。
蒼くんはそんな人じゃないもん。」
「うわぁ、蒼くんだって。」
「もう、茶化さないでよ~」
鏡で見なくても、自分の顔が赤いことがよくわかる。
「じゃあ、そろそろ行くね。
バッチリ写真撮ってあげるから、期待しててよw」
「うん。
将来の有名カメラマンさんの初仕事だもんね♡」
「うんw」
優実は今、バイトをしながらカメラマンのアシスタントをしている。
ほんの数年前までバカなことやってたのに・・・
気がついたら、私も結構大人になってたんだね。
・・・蒼くんも、もうおじさんだ。(笑
そういや、蒼くんのご両親に挨拶しにいったとき
「こんな おじさんでいいの?」
なんて、何度も聞かれたっけ。(笑
見た目はまだ若々しいのにね。
いや、最近足腰が思い気が・・・
なんてくだらないこと考えていたら
もう、時間みたい。
足元に気をつけながら、ゆっくり歩く。
お父さんが、小さな涙を浮かべながら立っていた。
「もう、泣かないでよ(笑」
「泣いてない。」
「ふふっ」
「幸せに、するんだぞ。」
「えっ、幸せになるんだぞ、じゃないの?そこは」
「お前はたくましいから大丈夫だ。」
「父親の言葉とは思えない・・・」
「・・・幸せに、なれよ。」
「・・・なるよ。」
お父さんの腕にグッと力が入った。
私もつられるように、ギュッと力を込める。
大きな扉が開いて
顔をあげると
大好きな人が
微笑んでいた。
ーENDー
かなり遅い更新となりました。
たった一話投稿するのに、何ヶ月かかってるんだ、ってはなしですよね(笑
とりあえず、今日はこの話だけ。
・・・はい、ほかの話は
もうちょっと待っててください・・・
テストが終わったら、必ず更新しますので・・
見捨てないでくださいヽ(;▽;)ノ
桜桃




