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33-3

そこにはやっぱりロッテが居た。

俺たちに気がついたロッテは泣きそうな顔でこちらに走って寄ってくる。

俺も走ってロッテを抱きとめる。

大丈夫だ、とロッテの背中を優しく撫でる。

部屋を見渡すと、ロボ丸が壊した時より(おお)きく(くず)れていた。

多分、修復(しゅうふく)しないまま見習(みなら)試験(しけん)(はい)ったのだろう。

俺は、試験官(しけんかん)()かって()った。

所長(しょちょう)から、(さき)ほどの試験(しけん)(かべ)破壊(はかい)された(とき)にそのままで()いと指示(しじ)()けました。

ですので、今回(こんかい)問題(もんだい)はないかと(おも)います。

結界(けっかい)()(わす)れたか簡易(かんい)結界(けっかい)だったんでしょう。

実力(じつりょく)()せる試験(しけん)です、こちらの責任(せきにん)ではありませんよ。」

(わたし)とロボ丸(くん)改良(かいりょう)した多重(たじゅう)結界(けっかい)破壊(はかい)された!」

「さすがロッテ(さま)です。」

(うし)ろを()(かえ)ると、興奮(こうふん)した所長(しょちょう)通常営業(つうじょうえいぎょう)のロボ丸が()っていた。

さっきの多重(たじゅう)結界(けっかい)改良(かいりょう)して()りなおしていたの?!

もう、やばいのかやばくないのか()からなくなってきた。

俺はワンコロの耳元(みみもと)でこっそりとワンコロが簡単(かんたん)破壊(はかい)できることは内緒(ないしょ)だぞ、と()げる。

ワンコロはしっぽを()りながら、()かったと(ちい)さくつぶやいてくれた。

ワンコロの言葉(ことば)にホッとした俺は、所長(しょちょう)お願い(おねがい)する。

「この子も(たか)魔法(まほう)才能(さいのう)()っています。

ただ、俺の師匠(ししょう)師事(しじ)したいということで師匠(ししょう)名前(なまえ)登録(とうろく)する予定(よてい)ですが、(わたし)(おし)えます。

見習(みなら)登録(とうろく)許可(きょか)を|お願いします。」

俺は所長(しょちょう)()かって俺の後頭部(こうとうぶ)()えるくらい(あたま)()げた。

「この実力(じつりょく)だったら魔術師(まじゅつし)登録(とうろく)大丈夫(だいじょうぶ)だろうが、わざわざ見習(みなら)いになりたいというのは(さら)知識(ちしき)(ふか)めたいということだろう。

ロボ丸(くん)もいることだ。

君は見習(みなら)いとしてロボ丸(くん)切磋琢磨(せっさたくま)しなさい!」

わっはっは!と所長(しょちょう)(わら)う。

それにしてもどうやって?と所長(しょちょう)がロッテに(たず)ねている。

(おも)いっきりやっていいって()われたからやっただけです、とぼそぼそ(ちい)さな(こえ)()うロッテ。

それに(かぶ)せるようにロボ丸が、ロッテ(さま)ですので!と()(わけ)にならない()(わけ)所長(しょちょう)にする。

とりあえず、所長(しょちょう)()いというなら大丈夫(だいじょうぶ)だろう。

俺は、召喚獣(しょうかんじゅう)登録(とうろく)が|ありますので失礼(しつれい)いたしますと()ってその()(はな)れた。

俺とワンコロは受付(うけつけ)(もど)長椅子(ながいす)腰掛(こしか)けた。

予想外(よそうがい)のことをするやつと予想通(よそうどお)りのことをするやつと。

ワンコロは大丈夫(だいじょうぶ)か?

俺は不安(ふあん)になってきた。

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