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32-1

今日も(仮)(カッコかり)さんは作業場(さぎょうば)部屋(へや)にいるみたい。

カイさんにそろそろ(ひる)(はん)時間(じかん)だから様子(ようす)()()ってやってくれと(たの)まれたからこっそり(とびら)をあけて部屋(へや)様子(ようす)(うかが)う。

「ロッテちゃん、(はい)っておいで。」

(仮)(カッコかり)さんは此方(こちら)()ていないのになんで(わたし)ってわかるんだろう。

(とびら)()けて作業机(さぎょうづくえ)(仮)(カッコかり)さんのところに(ちか)づいた。

(仮)(カッコかり)さんは(はじ)めて()った(とき)はカクカクぎこちなく(うご)いていたのに(いま)ではこんなに綺麗(きれい)宝石(ほうせき)(つく)れるようになったみたい。

()(すこ)()(ふる)えることがあるけれど集中(しゅうちゅう)するとなんとかなるって(おし)えてくれた。

「どう?今回(こんかい)綺麗(きれい)にカットできたんじゃないかな?」

(仮)(カッコかり)さんがカットしたばかりの宝石(ほうせき)()せてくれた。

(いま)予行演習(よこうえんしゅう)って人工石(じんこうせき)でカットの練習(れんしゅう)をしているんだって。

(仮)(カッコかり)さんが練習(れんしゅう)している(いし)はカットがとっても大変(たいへん)みたい。

上手(うま)くカットできるとダイヤモンドみたいにキラキラ(かがや)くんだよって(おし)えてくれた。

(いま)(仮)(カッコかり)さんが()せてくれている宝石(ほうせき)(ひか)(かがや)いている。

「とっても綺麗(きれい)ですね!」

ダイヤモンドを()()たことがないからダイヤモンドみたいですねって()えなかった。

(わたし)、ダイヤモンドを()たことが()くって。

これってダイヤモンドくらい(かがや)いていますか?」

(仮)(カッコかり)さんは(ひとみ)口元(くちもと)もほんわか(わら)って(おし)えてくれた。

「ダイヤモンドって()うのは永遠(えいえん)(あい)(ちか)二人(ふたり)()宝石(ほうせき)だからね。

()だ、彼氏(かれし)もいたことがないロッテちゃんが()たことないのは()たり(まえ)だよ。

(おく)ろうと(おも)ったことがあるから()たことがあるけれど、それはそれは綺麗(きれい)(かがや)きだったよ。」

(仮)(カッコかり)さんには彼女(かのじょ)がいるみたい。

(わたし)(仮)(カッコかり)さんに彼女(かのじょ)がどんな(ひと)()いてみた。

「すごく(つよ)くて(やさ)しくて、それなのにちょっと(もろ)くて。

(まも)ってあげたくなる可愛(かわい)(ひと)だったんだ。

この宝石(ほうせき)彼女(かのじょ)()しいって()っていた(いし)でね、綺麗(きれい)にカットしたら指輪(ゆびわ)にして(おく)るつもりなんだ。」

絶対(ぜったい)(よろこ)笑顔(えがお)()たいからね、って(仮)(カッコかり)さんがやさしく微笑(ほほえ)む。

ナーガちゃんの(こい)バナもいいけれど、(仮)(カッコかり)さんの(こい)バナも素敵(すてき)

今度(こんど)彼女(かのじょ)さんと一緒(いっしょ)におうちに()てくださいね。」

()ってランチを()べるためにリビングに()こうと(仮)(カッコかり)さんを(さそ)う。

もちろんだよ、と(仮)(カッコかり)さんが(こし)をあげた。

今日(きょう)のランチは、ロボ丸特製(とくせい)トマトのパスタ。

デザート(でざーと)(わたし)祖母(おばあ)ちゃん直伝(じきでん)のキャロットケーキなんですよ、と(仮)(カッコかり)さんに(つた)えながらリビングへと()かった。


リビングにみんな勢揃(せいぞろ)いした。

()べる(りょう)(ちが)うからトマトのパスタは(おお)きなお(さら)()(なか)にドンと()いてある。

(おお)きなミートボールの(はい)ったトマトのパスタにみんな舌鼓(したつづみ)()つ。

「ロボ丸(くん)(つく)るご(はん)はいつも最高(さいこう)美味(おい)しいね!

どこかすごいところで料理(りょうり)修行(しゅぎょう)をしてきたのかい?」

(仮)(カッコかり)さんがロボ丸をべた()めしている。

ロボ丸は律儀(りちぎ)にレシピを参照(さんしょう)して多少(たしょう)アレンジをしているだけですのでたいしたことではございません、と(こた)えている。

本当(ほんとう)はロボットだからすごいんですよって()いたい。

でもカイさんに、ロボ丸が本当(ほんとう)はロボットだということを(仮)(カッコかり)さんに(つた)えることは禁止(きんし)されている。

どこでバレるかわからないから慎重(しんちょう)でいたいって()われたけれど(仮)(カッコかり)さんは多分(たぶん)いい(ひと)()がする。

だって彼女(かのじょ)(はなし)をしているときの(かお)がすごくやさしかった。

(ぼく)だってねぇ、最近(さいきん)料理(りょうり)出来(でき)るようになったから!

今度(こんど)(つく)って()べさせてあげるね!」

ワンコロがまたロボ丸に闘志(とうし)()やしているみたい。

ワンコロの(つく)った料理(りょうり)、ナーガちゃんに()べさせてあげたいな。

「ワンコロがお料理(りょうり)(つく)ってくれる(とき)、ナーガちゃんにも自慢(じまん)したいから今度(こんど)()れてくるね!」

ワンコロの(ひとみ)左右(さゆう)()れて、

大丈夫(だいじょうぶ)()れて()ていいよ。

(ぼく)、ししょーのところで(へび)大丈夫(だいじょうぶ)になったから。」

(こた)えてくれた。

ワンコロ(くん)はどんな料理(りょうり)得意(とくい)なの?と(仮)(カッコかり)さんが()いている。

(わたし)は、ナーガちゃんが(よろこ)姿(すがた)()()かぶようでとっても(うれ)しい気分(きぶん)になった

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