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目の前に緑の玉とケサランがいる。
緑の玉も気になるがケサランがしゃべっている!? ケサランはおじいちゃんキャラだったのかぁ~。
なになに。 ユグドラシルの枝を持ってきたと。
あと、ユグドラシルの枝がジェイコブ兄さんの家の近くに生えているから保護するように伝えてくれと。
幻聴?幻聴かなぁ。
「我はワンコロ様のように優しいから皆にお土産じゃ。」
ケサランってばワンコロ強火担かぁ~。
枝の一番いいところをワンコロの鞘に使ってほしいと。
ケサランが俺にお土産をくれた。
黒い玉だ。
どうやら死者の国で受けた汚れと穢れを固めたものらしい。
一応、コーティングしてあるから触っても平気と言われた。
汚れと穢れ……これ特級呪物じゃ。
思考が追い付かないままロッテがケサランから手渡された花の枝を見る。
あれ~見たことのないお花なんですがぁ、もしや死者の国特産のお花ですか?
ふむふむ、滅多に咲かないユグドラシルの花とな!
現実逃避をすべく杉玉ちゃんに話しかける。
―我は死者の国から来た。―
そっかぁ、死者の国から来たから心に響く話し方なのかな?
なになに、ユグドラシルの子供だからそんな話し方だと。
ありがとう、ケサラン。 説明されても俺にはさっぱりわからんよ。




