柚へ 〜他月の本音⑶〜
『ん....』
柚は、朝起きると仰向けでベッドに寝ていた。
お腹に違和感がある。
そう思い、布団をめくった。
他月の腕があった。
『あー....昨日、抱きついてきたんだ....』
『ふぁぁ。あ、柚起きてたの?おはよー。』
『おはよ』
ピロリン♪
『誰の携帯?』
柚が自分の携帯を見た。
『お母さん....からだ』
『柚のお母さん、心配症だもんね』
『うん....帰っておいで....だってさ。』
『........』
『お父さん、夜まで帰ってこないからって.....嘘つき』
『え?』
『お母さん、心配症なうえに、少し嘘ついて私をおびき寄せるんだよね。ほんとにバカ。』
『あー。なるほど』
『でも、他月と別れないと帰れない...あーあ。お父さんなんて大ッ嫌い。』
『じゃあ、今日俺も柚の家に行くよ。』
『え?....何言ってんの!?....お父さんが何するかわからないし、他月に手出すかもしれないし....』
『べつにいいよ。』
『は....?』
何言ってんだこいつ....と思いながらベッドから起き上がった。
『俺、中学校のとき、不良....?みたいな性格だったから喧嘩とか普通にしてたし(笑)』
『そうなの....?』
『あ、もしかしてちょっといや?大丈夫。今は平常心保ってるから(笑)』
『でも、チャラいよ』
『よく言われる(笑)』
『でも....なんか悪い。』
『俺は、迷惑かもだけど柚のお父さんが認めるまでいるつもり』
『ほんとに....?』
『あぁ。俺、諦めるの好きじゃないから。やったら最後までやり通さなきゃって使命感がすごくて(笑)』
『そうなんだ....』
『じゃあ、朝ごはん食べる?羽月も今日学校だし!』
『あ、私達の学校、開校記念日だよね。』
『おう!だからやっすみー!』
『お兄ちゃん、美味しい!!』
『たしかに。こんなの作れたっけ?』
『作れますけど?(笑)ふっふっふー!こんな特技も他月くんにはあるのd』
『そういえば、テストだ!算数のテスト!』
『がんばれ』
『ありがと!』
『㌧㌧ヽ(・ω`・o) ネェネェ。今、俺の自慢スルーしなかった?㌧㌧ヽ(・ω`・o) ネェネェ、スルーしたよね?㌧㌧ヽ(・ω`・o) ネェネe』
『あ、僕行かなきゃ!行ってきマース!』
『いってらっしゃーい』
『おい!聞けよおおおおいってらっしゃいいいいいい』
『どうした?』
『話聞いてくれないから....』
『聞いてたよ。そんな特技あるなら、こんど私にも作ってよ。いつでも待ってるから』
柚は、少し照れて言った。
『も、もちろん!精一杯作ります!』
『ありがと』
腕が疲れたのでここまでにします....ごめんなさい....




