おでかけ③
※非リアには少し残酷な場面が最後にあります。ご了承下さい。
あ、けして私はリア充ではないので✋
『うーん....』
『わぁっ!』
みんなで考えていると恋華の後ろから何かが当たった。
後ろを振り返ると女の子が泣いて、その場で座っていた。歳は....5歳か4歳くらいだろう。
『ママぁ....』
その子は、手にクマのぬいぐるみを掴んでいた。
『大丈夫?怪我してない?』
しゃがんでその子の顔をのぞき込んだ。
『ママが....いない....』
『あー。こりゃ迷子だな。』
龍馬が頭をかいた。
『迷子センターとかに連れていけばいいんじゃん?』
『俺達が無駄に親探しに行くと面倒になるだけだろ』
『そうだよね....』
その途端、龍馬が女の子を抱き上げた。
『え、龍馬なにやってんだよ(笑)』
『子供、特に女の子とかは抱き上げると落ち着くらしい』
『なんでそんなこと知ってるんだよ。気持ち悪いな(笑)』
『プールの係員やってたときに教えてもらった。』
『なるほど』
『じゃあ、早く迷子センターまで届けよう!』
『お兄さん、お姉さん』
女の子が恋華達を見た。
『喉乾いちゃった。』
『....こんな時に言うか....』
『さすが子供。我慢知らずだね(笑)』
『そこらへんの自販機でジュース買ってくるね』
『え、恋華いいのか?』
『100円くらいなんてことないよ!それに幼稚園児くらいだし、小さいので大丈夫でしょ』
『そっか、なんかごめんな』
『ううん!』
恋華は、走って自販機に行ってしまった。
『はいどうぞ!』
恋華は、女の子に普通のペットボトルよりも半分小さいりんごジュースを女の子に渡した。
『あかないよ....』
『だよねー』
恋華は、ペットボトルのフタを開けて渡した。
『飲める?』
『海愛ね、一人でジュース飲めるんだよ!』
女の子は、両手でペットボトルを持って飲んでいた。
『海愛って名前なんだな。』
『ねー。かわいい!』
『よし!迷子センター行くか!』
歩いて15分....
『すみませーん』
『はい。どうしました?』
『迷子の子を見つけたんですけど....』
龍馬は、女の子を下ろした。
『ああ!ありがとうございます!お名前は?』
迷子センターの女性が抱っこしようとした....
『いやっ!』
女の子は、女性の手を振り払って龍馬の服をつかんだ。
『こりゃ完全になついたな(笑)』
他月が少し笑って言った。
『ほら。女性のところに行きな』
龍馬が女の子の背中を押した。
『いやぁぁぁぁぁぁぁっ!!』
女の子は、叫んで泣いた。
『俺はどうすればいいんだ....』
龍馬が苦笑していた。
『こちらの女の子は、私達がお預かりしますので大丈夫ですよ。ありがとうございました!』
『よろしくお願いします┏○ペコ』
その時、龍馬以外の3人は思った....
(こいつ....親なのか....。それとも....ロリコン....いやないな....)
『よし、俺達はどうする?』
『龍馬ー』
『なんだよ。』
『恋華、見てみ』
恋華は、少し口を膨らませてそっぽを向いている。その表情は怒っているようにも見えた。
『恋華、怒ってんのか?』
『ばーか。嫉妬だわ』
『嫉妬?なんで?』
『女の子をずっとだっこしてたでしょ?女子の気持ち考えろ。』
柚が『やれやれ』という表情で龍馬を見た。
(あー....そういうことか)
龍馬は、走って自販機に行った。
龍馬は、りんごジュースとオレンジジュース片手で2本持っていた
『れーんか』
『なに』
恋華は、ほっぺを膨らせたまま龍馬のことを見なかった。
『れーんか。だいすき』
『え!?』
恋華は、龍馬のことを見てハッとしていた。
『おお。やっと見てくれた(笑)呼んでもこっち見てくれなかったからさ!オレンジジュースとりんごジュースどっちがいい?』
『お、オレンジジュース....』
『はい!』
龍馬は、オレンジジュースを恋華に渡した。
『ありがとう....』
『よーっし!じゃあ、次どこ行こっかー!』
龍馬が少し背伸びして恋華達に言った。




