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恋友の愛  作者: 桜音
36/80

おでかけ③

※非リアには少し残酷な場面が最後にあります。ご了承下さい。

あ、けして私はリア充ではないので✋

『うーん....』

『わぁっ!』


みんなで考えていると恋華の後ろから何かが当たった。


後ろを振り返ると女の子が泣いて、その場で座っていた。歳は....5歳か4歳くらいだろう。


『ママぁ....』

その子は、手にクマのぬいぐるみを掴んでいた。


『大丈夫?怪我してない?』

しゃがんでその子の顔をのぞき込んだ。


『ママが....いない....』

『あー。こりゃ迷子だな。』

龍馬が頭をかいた。

『迷子センターとかに連れていけばいいんじゃん?』

『俺達が無駄に親探しに行くと面倒になるだけだろ』

『そうだよね....』

その途端、龍馬が女の子を抱き上げた。


『え、龍馬なにやってんだよ(笑)』

『子供、特に女の子とかは抱き上げると落ち着くらしい』

『なんでそんなこと知ってるんだよ。気持ち悪いな(笑)』

『プールの係員やってたときに教えてもらった。』

『なるほど』

『じゃあ、早く迷子センターまで届けよう!』


『お兄さん、お姉さん』

女の子が恋華達を見た。


『喉乾いちゃった。』

『....こんな時に言うか....』

『さすが子供。我慢知らずだね(笑)』

『そこらへんの自販機でジュース買ってくるね』

『え、恋華いいのか?』

『100円くらいなんてことないよ!それに幼稚園児くらいだし、小さいので大丈夫でしょ』

『そっか、なんかごめんな』

『ううん!』

恋華は、走って自販機に行ってしまった。


『はいどうぞ!』

恋華は、女の子に普通のペットボトルよりも半分小さいりんごジュースを女の子に渡した。


『あかないよ....』

『だよねー』

恋華は、ペットボトルのフタを開けて渡した。


『飲める?』

海愛(みあ)ね、一人でジュース飲めるんだよ!』

女の子は、両手でペットボトルを持って飲んでいた。


『海愛って名前なんだな。』

『ねー。かわいい!』

『よし!迷子センター行くか!』


歩いて15分....


『すみませーん』

『はい。どうしました?』

『迷子の子を見つけたんですけど....』

龍馬は、女の子を下ろした。

『ああ!ありがとうございます!お名前は?』

迷子センターの女性が抱っこしようとした....

『いやっ!』

女の子は、女性の手を振り払って龍馬の服をつかんだ。


『こりゃ完全になついたな(笑)』

他月が少し笑って言った。

『ほら。女性のところに行きな』

龍馬が女の子の背中を押した。


『いやぁぁぁぁぁぁぁっ!!』

女の子は、叫んで泣いた。


『俺はどうすればいいんだ....』

龍馬が苦笑していた。


『こちらの女の子は、私達がお預かりしますので大丈夫ですよ。ありがとうございました!』

『よろしくお願いします┏○ペコ』


その時、龍馬以外の3人は思った....



(こいつ....親なのか....。それとも....ロリコン....いやないな....)




『よし、俺達はどうする?』

『龍馬ー』

『なんだよ。』

『恋華、見てみ』


恋華は、少し口を膨らませてそっぽを向いている。その表情は怒っているようにも見えた。


『恋華、怒ってんのか?』

『ばーか。嫉妬だわ』

『嫉妬?なんで?』

『女の子をずっとだっこしてたでしょ?女子の気持ち考えろ。』

柚が『やれやれ』という表情で龍馬を見た。


(あー....そういうことか)


龍馬は、走って自販機に行った。


龍馬は、りんごジュースとオレンジジュース片手で2本持っていた


『れーんか』

『なに』

恋華は、ほっぺを膨らせたまま龍馬のことを見なかった。


『れーんか。だいすき』

『え!?』

恋華は、龍馬のことを見てハッとしていた。


『おお。やっと見てくれた(笑)呼んでもこっち見てくれなかったからさ!オレンジジュースとりんごジュースどっちがいい?』

『お、オレンジジュース....』

『はい!』

龍馬は、オレンジジュースを恋華に渡した。


『ありがとう....』


『よーっし!じゃあ、次どこ行こっかー!』

龍馬が少し背伸びして恋華達に言った。



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