赤点
5時間目
『よーし、テスト返すぞー』
数学のみっちゃん(光成先生)がテスト用紙をまとめていた。
『加藤』
龍馬が前に行く。
(小学生の時は、超バカだったけど今はどうなんだろう…)
『ちょ、見ていい?』
『いいけど?』
龍馬のテスト用紙を除く。
『........!!』
驚いた。とにかく驚いた。
『どうしたの?』
『ひゃ、100点!?龍馬が!?もしかして、答えとか見ちゃった感じ?それなら先生に言おう!ね?ね!?』
『見てねーよ(笑)』
『だって、小学生の時すっごいバカだったじゃん!テストとか平均40点だったじゃん!どうしたの!?』
『勉強したんですぅー』
『塩谷』
『は、はい!』
私は、前に出る。
『もう少し頑張れ』
先生に言われテスト用紙を見る。
『....嘘でしょ!?』
それから私は、何も言わず席に戻った。
『やったー!96点だー!あと4点だったなぁ(❁´ω`❁)』
『俺、98!あと2点んんんん!』
『私も98点だった!あと少し....はぁ』
『僕は、95点だったよー』
『俺は100点だった』
『龍馬すげー!』
『れんちゃんは、どうだった?』
『え?あーえーっとぉ。。。』
『大丈夫!恋華のことだから、どうせ60点とかだろ?笑わねーから見せろって!』
他月がニコニコして私を見る。
『あの....その....』
『えい!(❁´ω`❁)』
真姫が私のテスト用紙を取った。
『いやぁぁぁぁぁぁぁ!!』
『........!!』
真姫が目を天にした。
『26....点....』
他月が声に出して言ってしまった。
私は、その場にしゃがみ落ち込んだ。
『で、でもでも!点は取れてるから大丈夫だよ!』
『でも、赤点だよ....』
『あ!....え、えーっとぉ....』
真姫は、言い訳を考えた。
『いいよ、もう....』
『なんか....ごめん....』
真姫は、申し訳なさそうに謝った。
『ううん........よーっし!そんなことは忘れてみんなで帰り、今日新しくできたクレープ屋さん行こー!』
『う、うん!』
みんなは、唖然としている。
こんなことで、ずっと落ち込んでも楽しくない!
私は、テスト用紙をファイルにしまった。




