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恋友の愛  作者: 桜音
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10/80

赤点

5時間目


『よーし、テスト返すぞー』

数学のみっちゃん(光成先生)がテスト用紙をまとめていた。


『加藤』

龍馬が前に行く。

(小学生の時は、超バカだったけど今はどうなんだろう…)


『ちょ、見ていい?』

『いいけど?』


龍馬のテスト用紙を除く。


『........!!』

驚いた。とにかく驚いた。


『どうしたの?』

『ひゃ、100点!?龍馬が!?もしかして、答えとか見ちゃった感じ?それなら先生に言おう!ね?ね!?』

『見てねーよ(笑)』

『だって、小学生の時すっごいバカだったじゃん!テストとか平均40点だったじゃん!どうしたの!?』


『勉強したんですぅー』

『塩谷』

『は、はい!』


私は、前に出る。

『もう少し頑張れ』

先生に言われテスト用紙を見る。


『....嘘でしょ!?』


それから私は、何も言わず席に戻った。


『やったー!96点だー!あと4点だったなぁ(❁´ω`❁)』

『俺、98!あと2点んんんん!』

『私も98点だった!あと少し....はぁ』

『僕は、95点だったよー』

『俺は100点だった』

『龍馬すげー!』


『れんちゃんは、どうだった?』

『え?あーえーっとぉ。。。』

『大丈夫!恋華のことだから、どうせ60点とかだろ?笑わねーから見せろって!』

他月がニコニコして私を見る。


『あの....その....』

『えい!(❁´ω`❁)』


真姫が私のテスト用紙を取った。


『いやぁぁぁぁぁぁぁ!!』

『........!!』


真姫が目を天にした。


『26....点....』

他月が声に出して言ってしまった。


私は、その場にしゃがみ落ち込んだ。

『で、でもでも!点は取れてるから大丈夫だよ!』

『でも、赤点だよ....』

『あ!....え、えーっとぉ....』

真姫は、言い訳を考えた。


『いいよ、もう....』

『なんか....ごめん....』

真姫は、申し訳なさそうに謝った。


『ううん........よーっし!そんなことは忘れてみんなで帰り、今日新しくできたクレープ屋さん行こー!』

『う、うん!』


みんなは、唖然としている。


こんなことで、ずっと落ち込んでも楽しくない!



私は、テスト用紙をファイルにしまった。


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