表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
2/7

天使の呟き

 『どうしてこんなことをしたんだい?』

そんな当たり前のことを聞かれても困る。この人は一体何がわからないのだろう。

小さい会議室の片隅に埃が積もっていた。

扉の開閉で舞った埃が小さい窓から差し込む太陽光に照らされている。

あの日を思い出した。

『初めて会ったその日から好きだった。いじめられている私に手を伸ばし、救い出してくれた天使。

彼女の瞳に映る自分以外の全てのものが、憎くてしょうがなかった。

一日中見守って安全な日々を過ごしているのかを確認することが日課になり。

私の世界は彼女を中心に回っていた。だから私だけを特別に思ってくれるように頑張ったの。

その手に撫でられた罪深い生き物にはもう近づく気が起きないようにしたし。

優しく接する人間にはかげぐちを刷り込み嫌悪の対象に変えた。

私だけが彼女によりそい、いつでも味方だったの。そうして信頼関係を育んできた。』


『彼女の瞳に映るのは私一人で充分』

天使は微笑んだ。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ