表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
聖女召喚に巻き添え異世界転移~だれもかれもが納得すると思うなよっ!  作者: 山田みかん


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

114/178

あの病気ですか‥‥‥‥

 ウィル少年が、あたふたと走り去った後、くるくる『杖』を弄びながら、出来上がった『陣』の周りを歩き、仕上がりの具合を再確認する。


 陽炎の様にチラチラと、白い粒子を撒き散らす『陣』をじっくり眺める。


「‥‥‥‥これ絶対、同郷人だろ」


 そう、出来上がった『陣』はそれなりの形にはなってはいたが、模様のそこかしこに見慣れた文字がしれっと交じっている‥‥‥‥。


 見直せば、『異常解除』『絶対回復』なんて文字が、複雑な紋様の中に紛れ込んでいる。

 ─────確定だな。絶対日本人だろ、これ。文字に力があるって奴だろう。


 まあ、ここまではいい。─────問題は『メッチャ ヒカリ ダス』『オソレ オノノケ』『オレサマのスゴサニ ヒザマヅケ』『オレ二 ホレロ』‥‥‥‥。


 ‥‥‥‥なんだコレ‥‥‥‥。

 肝心の機能以外に、『オレ』の要求が多すぎる‥‥‥‥。


「‥‥‥‥煩悩垂れ流しすぎだろ、コレ」


 ─────はっ! そうかっ、これは例の病気だなっ!

 これを作成した奴、さてはあの病気を、異世界まで来て拗らせたな、‥‥‥‥理解。


 ‥‥‥‥となると、これはどうなんだろう。

 視線の先には『オレノ ハーレム 二 ハイルノダ』の文字‥‥‥‥。

 ‥‥‥‥うう~ん。これはちょっと問題あるような‥‥‥‥『ナビ』ちゃんよ。


「‥‥‥‥私に、改造いけるかな‥‥‥‥」


『 貴方なら問題ありません。改変しますか? 』


 ─────いけるんかい! どうせなら先に言って(?)欲しかったよ。

 

『 スリム化しても、問題ありません 』 


 色々盛りだくさんの文字を、無くしてもいいってことよね。‥‥‥‥取りあえず『ハーレム』云々は真っ先に消した。


「‥‥‥‥コレも消すか‥‥‥‥。まったくどんだけ飢えてんだよ‥‥‥‥こんなの世の中に残しておくんじゃないよ‥‥‥‥」


「─────おや、それは『解呪の陣』ですか?よくご存じですね」


 ‥‥‥‥出た。

 シロ君にポイされたのに、もう復活したのかコイツ。─────無駄に丈夫だな。

 ブツブツ言いながら、作業をしていると公然猥褻男が、興味津々という感じで改変中の『陣』を眺めている。


「『ご存じ』?─────コレ、知ってるの?」


 今コイツ、この『陣』を知っている素振りだった。という事は、中に紛れ込んでいる『言葉』の意味を知っているんじゃないか‥‥‥‥?


「はい、我が家に伝わる『古文書』に、その『陣』に似たモノが記してありました。他にも色々書いてあるのですが、なにぶん古いものですので、すべて解読が出来てないのです」


「‥‥‥‥こ、こ『古文書』?」


 ─────『古文書』なる物がある!? 他にも色々ある!? しかも解読できない!?

 

 ‥‥‥‥それって、まさか。 日本語で書いてあったりして‥‥‥‥。


「‥‥‥‥それ、どこにあるの?‥‥‥‥閲覧できたりする?」


「私が持ってたのですが、アリサが『自分には解る』というので渡しました」


 当ってた─────!たぶん当たってるぅぅぅ─────!『アリサ』ってあいつの事でしょぉぉ─────というか


「家に伝わるやつ、他人に簡単に渡したらアカンやつやろっ!」


 思わずツッコんだら、意味が分からないらしく、キョトン顔された。

 えええぇ~~ 私の方がおかしいの~~


「まったくです。そもそも保管庫から持ち出す事自体、おかしいのです」


 ─────おや、どちらさん? 

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ