30話 急なリアル編
主「さて、急なリアル編です。」
ジョー「確かこっからあれやこれやして時間を飛ばすっぽいね。」
主「ああ、らしいな。」
ジョー「大変だねぇ。」
昇「……という事があったんだよ華、わかったか?」
華 「はい、まあ理由はわかりました。」
昇「よし、わかったならとりあえずその包丁を置こうか。頼むから、ね?」
華「……まあ、仕方ないですね。でも今度こんな事があったら許しませんからね!」
昇「えーーっと……前向きに検討しとくわ。」
華「それなら良いんです。……で、でもまだ信用ならないので、こ、今度デートに……あっ!一さん!?い、いつからそこに!?」
一「いや、さっきからずっといたんだけど。」
俺たちはあっちで夜を満喫した後、急に昇が、「あっ、マズった!ごめん一たち、今日は無理かもしれん。じゃあまた会えたらな!」と行ってログアウトしたので、俺も少し技を試した後太刀魚たちに挨拶して戻ってきたのだが、そのあとリビングに行って目にした光景が昇の妹の山田華ちゃん(16歳)だった。……え?歳が違いすぎるって?……色々あったんだよ。
まあそんなどうでもいい事は置いといてだ。
華ちゃんは自分が帰ってきたのにも関わらず昇に構って貰えずに悶々としていた所に昇が来たのでここで色々発散しているらしいな。いや、うん、ごちそうさまです。
一「まあ、俺は料理作ってるから華ちゃんは昇とゆっくりしといてくれ。」
華「ああ、はい。わかりました。」
俺はさっさと退散してキッチンに向かう。……華と昇が揃うと異常な程甘い空間ができるので、逃げないと糖尿病になってしまうからだ。
閑話休題
さて、今日は何故か豚肉と白菜が馬鹿みたいにあったので鍋にした。……うん、味は普通だったよ。昇がポン酢を大量に入れ過ぎて酸っぱ過ぎたのを頑張って食ってたくらいで、特に何事もなく食事は終わった。
華「はあ、しかし私もそのTHE Fantasy Dimension をやってみたいですね。どこで手に入るんですか?」
昇「ああ、それは別にVRの機械をどうにかして手に入れればそっから1000円くらいで買えるぞ。」
華「なるほど、じゃあVR装置はどこで購入できるんですか?」
昇「え?ガラガラだけど?」
華「……普通に購入するとしたら?」
昇「さあ?一は知ってるか?」
ここで俺に振るのか……。
一「確かオークションで20万ちょいが最低価格の奴が2日経つとその5倍に膨れ上がるレベルだったと思うぞ。」
華「うわー……兄さん。」
昇「え?いやいやいや、流石に100万はポンと出さんぞ。マジで。」
華「いえ、そうじゃなくてですね。実はここにガラガラ用のチケットが2つほどありましてね。」
昇「……え?」
一「あっ(察し)」
華「こ、今度一緒にスーパーに行ってこの券を使って私にVR装置を入手してくださいね。」
これはヒドイ。でもその気持ちはわかる。俺もちょっと前にこいつに宝くじを買ってもらった時に300万ほど当たった記憶がある。
昇「お、おう。それくらいならなんとか?ただなんで俺なんだ?」
これで本人は全く自覚が無いのが一番ヤバイ。
一「あー、うん。まあ、頑張ってこいよ。昇。応援してるから。」
昇「はあ、しゃあないか。じゃあ今から行くか。華。」
華「えっ!?今からですか!?……まあ良いですけど。」
そんな事があり、今日はもうログインできなかっ
昇「当たったぞ、一。」
……早えよ。
過去編はしません。多分。後自分にロマンスが無いせいかビックリするほど色恋が書けない……。そして今回から次回予告は無いです。すいません、理由はまあ、色々ありました。




