28話 攻略組で検証組で情報屋
主「やっと終わったぞ。」
ジョー「ああ、終わったな。」
主「さてと、スマブラspでもするかな。俺イカちゃん使うわ。」
ジョー「そうだな。僕はピンクの悪魔でも使うよ。」
一「...何これ?」
アイ「あー、やりましたね。」
一「……そうだな。やっちゃったな。」
本当にやってしまった。考えながらゆっくりと削って倒すついでになんか色々武器の技みたいなのを試すつもりだったのだが……。
アイ「えーっと、どうしますか?また土砂崩れ鰐と戦いますか?」
一「……いや、大人しく草兎と戯れとくよ。」
なにより技を試すのにわざわざ一番強い奴と戦う意味は無いしな。
一「と言うわけで一旦出てきた訳だが……。」
なにやら外が騒がしい。……面倒な事が起きそうだしさっさと草兎の紙を 「みなさーん!ここに伝説のタンク&ウォリアーが来てますよー!!!って大声で叫びますよ!いいんですか?」
もう十分叫んでるやんけ……タンク&ウォリアー?
一「なんだなんだ?何かあったのか?」
そこに居たのはうpと太刀魚とポーー、そしてピンクの髪に草兎装備を着た男子がいた。
「むむ?なんかモブ見たいな奴が来ましたねぇ!ボクは攻略組兼検証組のオーバーのリーダー、ジェノサイド様です!残念ながら貴方のような住民の方にはボクの2人ともう1人の勧誘を……ってなんで住民の方が羽なんか持ってるんですか!?しかも白と黒の2つも!更に隣にちょっといい話があるんで後でお話でも 太刀魚「……この子は気にしなくていいですよ。一さん。」ちょっと!どうしてボクの歓迎を止めてんのさ!やめてくれよまったく!!」
なんだこの子は、ちょっと、うん。面倒な事が起きそうだしさっさと退散しよう。
一「ああ、わかったよ太刀魚。じゃ、また後 ジェノサイド「ちょっとまった!!!なんでまた住民の方がタンク&ウォリアーの2人を知ってるんですか!?何故ボクじゃなくこの2人なんですか?このボクじゃなくて!!」……俺まず住民じゃないんだが……。」
ジェノサイド「……は?何を言ってるんです?貴方は住民。更にもっと詳しく言うと唯のNPCです。わかりました?あっ、すいませーん、NPCって言っても住民の方には住民って聞こえてたんでしたね!」
なんだこの、これは。なんか色々な方向に喧嘩売ってるんだが。特に俺に。
一「いや、流石にNPCとは聞き取れるし俺もプレイヤーの1人なんだが……。」
ジェノサイド「……もういいですよ、貴方はプレイヤーですね!わかりましたよ。そう言うことにしといてあげますよ。ボクは寛大ですからね!」
いや、え?まじ?まず住民はプレイヤーって言わずに移転者って言うしなんか、え?攻略組ってここまで話が通じない物なのか?
ポーー「……この攻略組は放っておいて先に行きましょうか。一さん、アイさん、うpさん、太刀魚。」
ナイスだ!ポーー。中々この子と話すのはきつかったんだよ、割と本気で。こう、SAN値が減るというか、【削除済み】されるというか、まあそんな感じだ。
太刀魚「ええ、そうですね。じゃあ攻略組様の邪魔にならない程度にさっさと退散させて頂きましょうか。」
うp「……結局なにしたかったんだ?こいつ。」
そう言いながら皆一目散にギルドの外に向け走る。後ろから何か喚き声が聞こえるが知ったこっちゃない。
ジェノサイド「くっそー覚えてろよー!」
……キャラ壊してまで言う事か?
太刀魚「まあ、一応彼のフォローをしますとあれ彼のロールプレイですから、彼の素で言ってる訳じゃないんで安心してくださいね。」
うp「いや、ロールプレイであれを抵抗なしですっと出せるのも問題なんじゃ……。」
一「……別にそこまで気にしないでいいんじゃないか?それよりも個人的にはこのゲームに攻略組と検証組の存在があった事が驚きなんだが……。」
ポーー「ああ、このゲームの攻略組兼検証組っていうのは別名情報屋と言って、攻略して手に入れた物なんかの情報を売ったり買ったりしたり……もう情報屋でいいんじゃないかな?」
太刀魚「……後普通にダンジョンの攻略や新装備や新アイテムの検証なんかもしていますからね。」
なるほどな、ただ俺が思うにもう二度と会いたくはないな。相性が悪すぎてちょっと殺意が沸いてしまったくらいだ。
一「そうか、でも俺は今後、会うのは遠慮したいなぁ。」
うp「ああ、確かに不機嫌だったな。2人とも。……あっ!そうだ!そんな事をしてる場合じゃないわ。一!俺の店が開店したぞ!」
一「……マジ?」
うp「ああ、大マジ。その為にここにきたんだからな!」
……驚きながらゆっくりとそのうpの店に向かう俺を、それはそれは愉快な顔しているうpが連れて行くのであった。
今回からもうステータスに変動がない場合ステータス表示は無くす事にしました。
次回、「キュ!キュキュ!!」




