90話 工房作り!土作り!
ジョー「ねぇ主、そういえばさぁ、この小説って主人公最強、俺TUEEEEEE系のタグってついてないのなんでなの?」
主「……ぶっちゃけた理由言ったら、正直主人公以外も強いのよ。」
ジョー「あ〜、例えば?
主「……ネタバレになるから秘密!」
ジョー「え〜!そんな〜!」
モブB、C、E、Fが加入した後、俺とモブAでとある事を話し合っていた事を実行する事にした。
モブA「皆、聞いてくれ。」
うp「ん?」モブB「どうしました?」
モブA「今からクランの領地に全員分の工房を建てるぞ。」
うp+モブ御一行「……え?」一「……ああ、そういえば。」
なぜこうなったのか。それはダンジョン攻略11階層にて俺とモブAがクランの領地を見て、想像以上に何もないという事に気づき、どうにかしないか?と言ったところから始まった。
一「しかし……どうしようか。何も考えてないぞ。」
モブA「ふむ……なら、1つ提案がある。いいか?」
一「提案?ああ、言ってくれ。」
モブA「わかった。なら、私とモブD用の工房が欲しい。」
一「……なるほど?どれくらいだ?」
モブA「大体これくらいで……」
一「なるほど、で、1つ問題だが、誰が構造を設計するんだ?」
モブA「あっ……」
とまあ、具体的な事はともかく、モブAとモブD用の工房を建てる事になっていた。……が、
一「モブA、結局誰が設計するんだ?」
モブA「ふふん!そこは大丈夫だ。なぜなら……この!モブEがいるからな!」
……!?ちょっと待て!!
モブE「人任せじゃねーかよwww」
一「いやいやいやいや!モブE1人!?」
モブC「あ〜……確かに大丈夫そうだけど……」
モブB「モブEさんですからね。」
モブE「いやwwwいいけどさぁwww伐採と素材集めは任せたってかwww」
うp「無理すんなよ?」
モブE「はっはっはwww……なーんでだー!」
とまあ、こんな感じで工房を建てる事になった。
役割分担として、
モブEが工房の設計図を作成。その間にモブA、モブBはツテがあるとか言って土木の買い出しを担当。余った俺達は暇潰しを兼ねて工房の配置を考える事になった。
モブA「じゃあ、行ってくる。」
モブB「腕がなりますわ!」
モブC「行ってらっしゃーい。」
一「行ったな。」
うp「さて……」
モブF「ワシらも考えますか。」
一「そうだな。」
と、言うわけで俺達は考える。
なお、俺達にはあらかじめの構成としてモブEから一人一人の工房の大きさはこれくらいで!という感じでサイズは伝えてもらっている。
うp「確か、モブAが1番大きい工房で次にモブBとモブEの工房、そしてモブCとモブDとモブFの工房だったっけな?」
モブC「そうですね。まあ、内装はこっちで勝手に考えますから。後……モブFに適当な土地をやってくれませんか?」
一「?……ああ、花か。いいぞ。」
モブF「おお、それはありがたい。普通に土地が無いせいで育てられない植物が多かったからな。」
お、面白そうだな。正直花は専門外だが、所々に花が咲いてたらちょっとストレスが減るとか野菜の市場の畑中さんも言ってたから、これでストレスがちょっと減る事を期待しよう。……まあ、このゲームにストレスなんてものはわかないんだがな。
モブF「ちなみに聞きたいのだが、おそらく今の季節は春っぽいが、このクランの領地は季節は変わるのだろうか。」
季節?
一「ちょっと待ってくれよ……多分ずっと春だな。」
モブF「なるほど……日の長さも一緒か?」
一「多分一緒だな。まあ、これはずっといた事が無いからなんとも言えないが……」
モブF「そうか……短日ならともかく長日はきついかもしれんな……」
モブC「え?短日?長日?」
うp「……わからん。一、どういう事だ?」
一「あ〜……」
ちょっと待てよ?どっかで聞いた事あるんだけどな……あ!
一「もしかして限界日長の事か?」
モブF「おお!よくわかったな!」
たしか道の駅で知り合った花農家の佐藤さんが言ってた「秋と冬は暖房代と日照代で金が消える!」って言葉からそれでどうして日照代にそんなに金をかけるんだ?って聞いたら、
「12月に咲かせるキクは秋に咲かないように電球を光らせてる。」
と言われてどういう事?どんな現象なんだろうって調べたら限界暗期とか限界日長とか出てきてそれらの関連から短日植物とか長日植物とか出てきた。……よく思い出したな俺。
一「まあ……やってみたらどうだ?電球とかは用意できないが、時々屋根を設置する、とかで対策とかできるかも知れないからな。」
モブF「あ〜……まあ、試した事は無いが、やってみようか。……まあ、1番の問題は春に適した植物を探さないといけないって所なんだがな。」
一「そうだな……いや、まて、そこは多分大丈夫だぞ。」
モブF「本当か?どうしてだ?」
一「このクランの領民の畑を見た事があるんだが、季節の野菜関係なかったからな。」
1番やばい物でトマトと玉ねぎが隣同士で植っていたからな。ビックリした。
モブF「それはいい情報だな!本当にいい情報だな!ありがとう!じゃ!」
うp「いや待て待て!どこ行くんだよ!」
モブF「ああ、土壌の診断に行こうと思ってな。」
モブC「いや工房の位置決めてないから!」
一「ああ、そうだったな。話に夢中で忘れていたな。」
閑話休題
結果として寺から徒歩5分くらいの位置、円を囲む様に工房を配置し、中央にはモブFが何か花を植える事にした。
モブF「決まったな。じゃあわしは土壌調べてくる。」
モブC「ああ、行ってらっしゃい。」
一「俺も行っていいか?」
うp「いいぞ。2人が帰ってきたら連絡する。」
一「あいよ。」
モブF「さて、やろうかな。」
一「そうだな。……つっても、俺は見てるだけだがな。」
あいにくクワとか持ってないからな。やる事が無い。
モブF「じゃあ、最初は……ちょっと耕すけぇまってや。」
そう言うやいなや手に茶色と青の本を取り出す。
一「おいおい、何をする気だ?」
モブF「こうやね。ガンバンバスター!」
モブFは手を地面につけガンバンバスターなる魔法を唱えた。
一「いや、なんだよガンバンバスターって。」
俺が覚えている魔法にそんな物は無かったはずなので、おそらく自分で改造したやつだろう。
モブF「ああ、これ?これはアレよ。大地魔法にアースクエイクって魔法あるじゃろ?アレを改造して範囲指定してその範囲の岩とか石とかを砕いて空気を混ぜる様にした魔法よ。……代償として威力は0じゃけどね。」
おお、すごいな。リアルでも欲しいぞ。……
一「それ、戦闘で使えなく無いか?」
モブF「あ〜……気づいた?まあ、大丈夫よ。これ、脚がズボっていくけん結構近距離の敵とかじゃとささったりするよ。」
一「なるほどな……まあ、威力だけが全てじゃないしな。」
まあ、0はやりすぎな気もするけどな。
モブF「まあ、最悪もう一個の魔法でどうにかするけぇね。心配はいらんよ。」
モブF「次は……レイン!」
モブFが雨で土を濡らす。おそらく土を柔らかくするためだろう。
モブF「ここの土壌の組成はどうなんじゃろうか。気になるけんね。」
一「あ〜、ちなみになんだが、花ってどんな土が適してるんだ?」
こう見てるとちょっと気になる。
モブF「まあ、大体は排水性が高い方がええ……かね?わしがやってきたやつだけじゃけどさ。」
一「あ〜……と言うことは粘土質なんかは嫌なんだな。」
粘土質の土は水捌けや通気性が悪いからな。砂系もダメだと思うけど……
モブF「そうそう。……お、結構よさそう。」
雨を降らした部分を見ると、濡れてはいたが、水溜まりは無かった。
一「お、確かに良さそうだな。水はたまって無いし、かと言って乾きすぎてもないし。」
モブF「いよっし!じゃあ次は……どうしょっか。」
一「酸度とか調べないのか?」
たしか農業の機能にあったはずだけど……
モブF「いや、とっちゃおらんよ。わしは草木鑑定と作物種化と成長促進じゃね。」
一「……俺が調べようか?」
モブF「おお、助かるよ。」
俺はスキル【生産】の農業の機能、【酸度測定】を使用する。
【測定中…………測定完了pH6.5】
一「お、早かったな。……酸度は6.5だ。」
モブF「おお!結構いい数値だな!」
と、こうして俺たち2人が盛り上がっていると、うpからメッセージが届く。
うp[来たぞ。]
一「……行くか。」
モブF「そうじゃね。」
(注、今回変に長めです。)
はい、後書きです。ついに90話になりました!後10話で100話行くってなると感慨深いものですね……90話の内容が土壌調べって……
さて、所で皆様にどうでもいい報告があります。
今まで、私は勘違いをしていました。ステータスの1つ、LUKについてです。
私、今までずっとAGIとDEXを出した数字だと思ってましたが、今回、誤字報告にて、LUKが(ステータス最高値+最低値)÷2という事に気づきまして、一斉に直してきました!……今回の誤字報告、本当にありがとうございました!そして!本当にすみませんでしたああああああああ!
何故今まで気づかなかったんだ……
閑話休題
さて、というわけで私も直して参りましたが、それでもまたここ誤字ってるぞ!と思った方は、誤字報告お願いします!ご迷惑をおかけしました!
次回、工房作り2




