表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
【完結】大不幸男! 幸運の女神様と美人令嬢に出会って幸福になる!  作者: 佐々木裕平
4話 人に親切にしたって、どうせいいことないだろ?
25/136

俺はあっさりとウソをついた。

「あっ、ようやく私のことが幸運の女神だってわかってくれたみたいですね。でも、私お金持っていませんから」


「そ、そんな! 頼むよー! 野宿はイヤだよー!」


 ガチャリ。コロコロ……。


 その時、ラルの部屋の扉がわずかに開いて、一枚の硬貨が転がってきた。


「地下、物置、反省しろ、ジンゴロウ」


 ラルはそれだけ言うと、再び扉を閉めた。どうやらこの硬貨で泊まれ、ということらしい。

 

 こうして俺はラルの好意によって、地下の冷たくてかび臭い物置で一泊することができた。


「とほほ、幸運の女神さまとの契約者なのについてねー!」





 いま俺はピッチピチのかわいいバニーガールやら、筋肉ムキムキの用心棒やらに囲まれている。


 だがバニーガールたちは軽蔑の目線。用心棒たちは、拳をボキボキと鳴らしている。


 どうしてこうなったのだろうか……。


「あのう、すみません。ちょっと手伝っていただけませんか?」


 ホテルの物置のかび臭さで目覚めた俺は、気分転換にダバラの町を散歩していた。そこで一人の老婆から、重そうな荷物を運ぶのを頼まれた。


 え? なんで俺? 他にもたくさん人いるよね? 


 荷物に目をやると、いかにも重たそうだ。冗談じゃない。


 自慢じゃないが、体力はないんだ。


 俺には今日、いろいろとやることがあるはずなんだ。大借金を返すための計画を練り、行動を起こさないといけないんだ。


 朝っぱらから疲れていたら、何もできないじゃないか。それにもし、重い荷物でぎっくり腰にでもなったらどうするんだ。無一文の俺は絶望に陥ってしまうだろう。


「あー、すんませんけど、俺、いま、急いでいまして」


 俺はあっさりとウソをついた。


お読みいただき、誠にありがとうございます!

皆様の「ポイント評価」と「ブックマーク登録」が、とても励みになります!

もしよろしければ、下の 【☆☆☆☆☆】 を【★★★★★】にして『ポイント評価』をお願いいたします。作者が喜びの舞を踊ります。

    ↓この下に 【☆☆☆☆☆】欄 がございます。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ