第四十八話『裏世界』
彼とたまたま居合わせた。弟は適当にほっつき歩いてるとは思うけど……
「妹からだ……裏世界に入ってしまったみたいだな」
私は首を傾げると
「あー、簡単な話……」
彼から多少と説明を受け、納得はしたけど……
「契約でクトュルフがあるとは思わなかった……」
そう言うと
「あー、彼の事か……」
納得された訳だけど……
「まぁ、どうする事も出来ないし、取り敢えずは……妹の方の目的は終わったみたいだし、俺の目的でもやるか?」
再び首を傾げてしまう
「まぁ、着いてこいよ」
それだけ言われて大人しく着いていくことにした
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ログインしてきたのを見て俺は抱えていた旧支配者を見た。見た目は完全に四足歩行に四枚の翼の生えた猫のような姿に額に一つの目
尻尾が複数本の触手で異形の姿をしていて、空を見あげてから居ないことを確認してからこの子がそうだと改めて思った
「……傍から見れば女の子なんだよなぁ……」
そう言われる。まぁ、仕方がない事だけど……
「で、契約とかするのか?」
彼女は首を横に振って
「……しないよ。出る為の場所に行くだけ。前衛任せていい?。私……基本的に後衛だから」
なるほど…………
「マジで言ってる?」
アヤメは不思議そうに
「……兄と組んでるから。前衛より後衛の方がしょうに合ってる。安心して、見たからもう合わせれるから」
マジか……天才の部類かよ
「……それに、もう見つけた」
そう言って指を指していた。そこには巨大な化け物が立っていて、巨人並の化け物……
ほぼ人の姿だけど肉や骨はむき出しで、崩れかけている部位が見える
「あんなのが出る方法なのか?」
彼女は頷いて
「……今回は簡単かもね」
……
「まぁ、出れるのなら……殺るか」
剣を抜こうとした時に羽が舞い上がると旧支配者が俺に覆い被さるとあの姿へと変わる
止めろと言われたけど……俺の意思でどうこう出来なさそう……
アヤメも流石に諦めたのか刀を手にしていて
「……任せるよ」
それだけ言われる。取り敢えずは翼を広げて一気に上へと上昇して頭を足に羽を噛ませて一気に叩きつ衝撃で吹き飛ばそうとしたが
よろけるだけでほぼ無傷。そのまま視線が俺を向けると手が向かってきて吹き飛ばされる
羽で防いだ……とは言え、流石にキツイけど……
まぁ、仕方が無いか……
「本当に面倒だな!」
剣を手にして、そのまま引き裂きながら羽を伝って一気に頭上へと。アヤメを見てから、そのまま羽を干渉にして一気に引き裂く
浅井が……それでも、アヤメの可能性に信じて俺は羽を広げたの同時に空から無数の羽が降り注ぐ
「アヤメ!!!」
俺が叫ぶとアヤメは構えていて、闇夜の空に。そのまま刀を引き抜くと一気に斬り裂いたのと同時に、傷口を伝って羽が連鎖で引き裂いていく
そのまま崩れ落ちていく巨人の化け物を見て俺は地面へと着地したのと同時に
「……不味い!!!」
そう叫ぶアヤメと気が付くと吹き飛ばされる木々に叩き付けられていて
「……何が……羽……?」
霞む視界で、アヤメが俺の前に立っていて、その先には血塗れでゾンビなのは分かる……けど、異質なゾンビ……
アヤメは刀を地面に突き刺していて、睨みつけるように
「……白衣の天使……ただ、化け物よ」
そう言うと血塗れになった腕を見せていた。何かを引き裂いたような傷跡で……
俺の胸元が引き裂かれていて
「……一旦引く」
そのまま、俺を抱えると、刀を蹴ってその異質なゾンビへと蹴り飛ばしたのと同時に一気に距離を取っていた
そのまま逃げ切れ……
「不味っ!?」
そのままアヤメの腕の中から抜け出して、アヤメを突き飛ばした上で羽を干渉に異質なゾンビのお腹目掛けて一気に蹴りを入れて吹き飛ばし
「引きずり込む……!」
無数の触手が地面から伸びて一気に飲み込んで俺ごと引き裂く。が、異質なゾンビは俺の腕を掴むと一気に地面へと叩きつけられ、そのまま首を引き裂かれ木に叩きつけられる
そのまま地面へと崩れ落ちてしまう。歩いてくる異質なゾンビ……
俺を完全に狙って攻撃を仕掛けてきてる
「……ならないのながマシなのか?」
血が流れ続ける。普通なら感染とかでそっち側に行きそうだけど……
「全く……旧支配者に助けられたな」
口から血を吐くと紫混じりの血でほぼ解毒出来てる状態
取り敢えずは立ち上がろうとするが、羽が目の前に落ちてくるのと同時に頭を掴まれて一気に噛み千切られ、ナイフで滅多刺しに突き刺され
そのままの勢いで木や岩に叩きつけられ頭を撃ち抜かれる
黒い何かが俺を引き込もうとするのを見て、アヤメを見る。アヤメは俺を見てから攻撃を仕掛けようとしたのを
「無理だ!。逃げろ!」
体が動かなくなってきてるのを感じて、俺は旧支配者を解除して、そのまま最後に動く腕を使ってアヤメへと投げ飛ばし
「姉……彗星に!」
そう叫んだのと同時に、俺は残った腕を使って剣を生み出して、蹴りで異質なゾンビに向かって攻撃
そのまま俺を見ると一気に引き込もうとしたのを、腕を掴んで
「一緒に地獄まで付き合ってくれよな?。リチャード……!!」
そのまま飲み込まれて俺は意識を落とした
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真っ二つになった白衣の天使を見て、急いで立ち上がり
「……どうなってる?」
抱えた彼の子を見た。その子はもがいて抜け出そうとしてるのを必死に抑えて
「……兎に角……」
走ってその場を後に。彼の言うとおり……あの状況では勝てないし、私を見てない
だから……意味の無い死よりも意味のある行動を彼によって選択させられた……
私はそれに従うしかなかった……違う。従うしか選択肢が無かった
「……っ!?」
殺気……よりも強い何かを感じて振り返ると真っ二つになったハズの白衣の天使が立ち上がっていた
ただ追ってこようとはせずに……ただ、こっちを見てるだけ。流石にアレを相手に出来るほど……私は強くない
それに……何時になっても裏世界から戻れない……彗星に会うとしても不可能に近い……
「……あーもう!」
訳が分からない。取り敢えず……兄に連絡してから考えよ。兎に角この場から離れない事には意味が無い
「……」
最悪は……




