第二十話『老兵』
『FGOのテュフォン……宝具4でストップかなぁ……』
『それでは本編へどうぞ』
もっと……もっと力があれば……
私に力が有れば……
「泣くな……お前が生きてればそれで良い……」
優しく撫でられる。片腕と頭半分、内臓が飛び散るこの場で……私の親友はそう言う
生きてるのが不思議なくらいに……そしてもう死んでるはずなのに……
「私は楽しかった……だから……がはっ……せめて……
私の……力を……受け取っ……て……欲しいな……アズ……」
頬に触れられ、引き寄せられると口付けをされる。そして彼女はゆっくりと私の腕の中で動かなくなる
「……何で……」
揺すっても動かない……黒いロングコートが血で染まり……彼女は……
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ゆっくりと目を開ける。立ち止まり、目の前の男を見た
「まさか君が居るとはね。出来損ないのプレイヤー」
……
「まぁ、私の親友の復讐だからね。ようやく見つけた」
剣を手に一気に走るが、いきなり吹き飛ばされ壁に叩き付けられる
掠れる視界を戻そうと男を見た
「やはり、昔のままの弱さですね。本当に……頭の痛い……不死身のプレイヤーですよ」
分かってる。分かってるからこそ……
立ち上がり……
「だから無意味なんですよ。アズさん」
痛みが走り彼が私を抱き締めると首筋に冷たい何かがゆっくりと引かれて
「彼女の糧になってください」
ゆっくりと意識が遠のいていき崩れ落ちた
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彗星について行き立ち止まると床が血で染まっていて、俺と彗星がゆっくりと歩くと
「よぉ。今更来たのか?」
レオニダスが煙草を吸って座っていた。その横には引き裂かれたような化け物の死骸が転がっていて
「不死身だったのに何故?」
彗星が聞くとレオニダスが俺達を見ながら
「そりゃ、俺だって最強だからな」
そう言って不敵な笑みを浮かべていた。だけど……
この違和感……
「レオニダス。大丈夫か?」
レオニダスは俺を見ると笑って
「老体にはキツイな」
そう言うと抑えていた手を話すと血が溢れ出していて、床を血の池を広げていた
「だと思った。休んでくれないか?」
レオニダスに言うと俺を見て少しだけ呆れた顔をして
「出来ねぇ相談だな。と、言いたいが……流石に疲れた。任せても良いか?」
ゆっくりと目を瞑ると吸っていた煙草を床へと落として光の粒子となって来てていく
「大丈夫……死んでない」
そう答えていた。俺はそれを聞いて安心して
「さっさと殺してくる。彗星……手を出すなよ?」
俺がそう言うと彗星は頷いていて、それを確認して俺は歩いて向かった
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虚ろな意識の中で親友の夢を見ていた
私の手の中で死んでしまった親友。壊れてしまった親友
このゲームに参加したのは……そんなくだらなくも私の勝手の復讐……
「ようやく……!」
声が響くのと同時に意識が遠のいてく。最後に見たのは……プレイヤーだった……
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剣を手にリチャードの元に。さっきの彼女が消えかけてる……
「……何してんだ?」
俺が聞くと
「見ての通り……最終段階ですよ。と言っても……」
俺は走り出し
「見せてやるよ。俺の神話の力を……!」
剣を投げ飛ばしたのと同時にスライムを手に剣を生み出して攻撃を仕掛ける
「無駄な事を」
銃の弾丸が俺の真ん前を……すり抜ける。それが立て続けに
「……何をした?」
俺は壁を蹴って、剣で頭を殴り飛ばし、半壊させ吹き飛ばした
「……『粛声外典』。旧支配者の能力で……ようやく機嫌が治ったてんでな……」
そのまま起き上がろうとしてるリチャードの頭を上へと蹴り飛ばし、そのまま落ちてるく頭を蹴りで壁に挟むようにして潰した
体だけが僅かに痙攣して消えていくが……
「どうせ死んでないんだろ?」
俺がそう言うと
「全く……野蛮ですっよ!」
向かってくる斬撃を2本の剣で弾き壁が崩落する
「はは、なんて化け物だ……お前……何をして何をもってここに来た!」
は?
「んな事はどうでもいい……分かりきってるのは……化け物はお前だ」
一気に踏み込んで走り出し剣を二本同時に振り下ろして引き裂いた
そのまま消えていくが……
「全く……残機でもあんのか?」
俺は向かってくる銃弾を弾き返し
「……埒が明かないですね」
そう言うと剣を取り出して向かってくる。流石に……俺も……
付き合う気は無いから目を伏せるのと同時に周囲が黒く染まり
「鬱陶しいから終わらせる」
剣を地面に突き刺すのと同時に無数の触手が一気に向かいリチャードを突き刺していく
「無駄だと言うのに……」
……
「再構築」
リチャードの体から無数の触手が突き出し引き裂いていく。リチャードは絶望の顔をして
「馬鹿な……!」
血を撒き散らしながら俺を睨みつけ怒鳴る
「お前の復活はもう無い。喰らったからな」
そのまま触手が引き裂くと血に染ったリチャードが膝を着いて俺を見て
「まだ……終わらな……い……」
そのまま倒れて消えていく……
そう思いたかったが……生きてるのは分かるし、本体では無いのは今見ても明らか……
「とことん……苛立たせるな……」
俺は先程の彼女の縛られてる枷を破壊して
「さて……面倒だけ……」
剣を再び抜いて歩く
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何だあれは……知らない……知りたくもない……
あの化け物……
「邪魔ですが……」
神話そのもの相手にするのは今のままじゃ、無理。かと言って実験体を使うのは……
駄目だ。デメリットが大きすぎる
「腹くくるしかないですか……」
私が死ねば彼もきっと気づくし、更に進む。となれば……動くのは今しかない……仕込みは……不完全だが、残れば問題無い……
それに、あの神話は実験にしたって制御出来なきゃ意味が無い……なら、殺すしか無いか
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刀の刃先を地面に引きずりながら歩く
リチャードは多分……発症者。それも……面倒なタイプ。姉の方も気になるが今はそんな事よりはリチャードで……何よりも、能力?としての力が不死に近い……
ただ、殺したのは目の前で見た。となると……分裂?。それしたって時間が短過ぎる
となれば……速攻じゃない……
速攻なら2人がかりや複数人とやればいいから……
「全く……神話みたいな能力しやがって」
俺は剣を突き刺して
「『旧支配邪神』」
姿を変えた上で更に変化し、紋様が広がっていく。白い髪が意志無き意志で動き周囲の壁にヒビが入る
「これになるの嫌なんだが……流石にようやく折れてくれたからな」
再び歩いて向かった。そして立ち止まると着物姿で……手を突き出し構えてるリチャード
「『雨乃返』!!!!」
出会ってそうそう叫び放ってくる斬撃を、俺は剣を突き刺して受けた
『このシリーズの分岐点……結局は何処だったか忘れた……
本篇の症状が無かった時の分岐だったのに……今じゃ何処へやら……』
『それでは今回はここまで。次の話まで……またね!』




