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【漫画連載決定】Reason for tears  作者:
past and future
47/50

47話 宿敵との戦い


官僚がもう目と鼻の先だった。


「あと少しだ!」


すると入り口が見えてきた。


そして進行を阻止するかのように3人の敵が立ちはだかっていた。


「ここまでご苦労だったな。」


「まずは良く辿り着けたとでも言っておこう。」


「先に死ぬ奴はどいつだ?」


「ようやく私たちの出番ってとこだな。」


レイナとヒナが前に立った。


「レイナ…。」


「さあお前たちはいけ!もうこのすぐ先だ!お前たちの目標は!」


「うん。ありがとう。死なないでね。」


「当たり前だ。また後で会おう。」


「ティナあんたも死なないでよ!」


ティナはうなずいた。


「いかせるかよ!」


「いいや。いかせるさ!お前たちの相手はこっちだ!」


『ムスペルヘイム!』


『ヘルファイア!』


「ぐっ!!なんだこの火は!」


レイナとルナが『フュドラ』の3人組の邪魔をした。


ティナたちは横をすり抜け官僚の中へと走って行った。


「俺たちも加勢するぜ!」


ダイキとリクだった。


「お前たち…!」


「リーダーに残って食い止めろって言われた気がしたんだ。だから俺も戦う。」


「俺の守りも利用してくれ。あいつらは大丈夫だ。」


「ふっ。助かる。流石にルナと2人ではきついと思っていたところだ。」


「お姉さん今日は素直じゃん。」


「自分より強いやつと今から戦うんだ。当然のことだ。」


「だねー。」


「仕方ないこいつらを殺してさっさと我々も後を追うとしよう。こいつらはよく見れば『インフェルノ』だ。さっさと倒しておいた方がいいだろう。」


「それもそうだな。あいつらは2人に任せるか。」


「それじゃあ『フィドラ』が1人、南雲(なぐも)が相手しよう。」


「同じく『フィドラ』が1人、東条。」


「同じく『フィドラ』が1人、吉沢。」


「さてどれくらいやれるか…。」


「俺もここでやらなければリーダーに示しがつかない。お前たちのようには戦えないが、やってやる。」


「できるよ。あんたは。」


「え?」


「あんたと出会った時からずっとオーラの流れを感じるんだ。だから出来るよ。」


「俺も能力を…?」


「今はそんなこと言ってる場合ではない。くるぞ!」


「くっ!」


みんなは構えた。


部屋に残った『ヒュドラ』の2人にも動きがあった。


「ティナたちが官僚に侵入したようだな。」


「…。」


「さて俺の出番のようだな。」


「勝てると思っているのか?」


「ああ。やるさ。もはや国とか関係なしにな。」


「そうか。それなら俺は止めん。」


「ティナ…ようやくだな。確かめさせてもらうぞ。お前の覚悟を。」


そして五十嵐は部屋を出た。


(ティナ…ミナ…。)


ティナたちは官僚の中へ侵入し、廊下を走った。


「ここがジュリが行っていた場所か。そしてこの先に地下基地がある。きっとそこに須藤はいる。」


「よし急ごう!」


すると1人の男が道を塞いでいた。


「お前は…!」


「久しぶりだなティナ。」


「五十嵐…。」


「それにミナ。ツカサ。これで星咲の血が揃ったってことか。よく似ているな。星咲セナに。お前たちの祖母に!」


「やっぱり過去から来たって本当だったんだな。」


「80年の時を超えていろいろ変わっていた。戦争に負け、穏やかな暮らしを手に入れた現代人。哀れなものだ。戦争に負けたというのにな。」


「何が言いたい?」


「敗者に生きる資格はない。そう言いたいだけだ。結局の所、強い奴だけが生き残るのだ。」


「ふざけるな。リベラティオの力がなければお前はあの時死んでいた。祖母から逃げて現代にきたんだお前は。」


「逃げた?いいや違うな。力を更に追い求めるために一時的に退いただけだ。逃げたというのは負けを認めたことを言うんだ。俺は認めてはいないからな。」


「まぁなんだっていい。ここでお前を倒せればそれでいい。」


「ふっ。安心しろ。俺はもう退かない。何故ならようやく力が完成したからな!」


五十嵐の体から物凄いオーラで溢れた。


「能力を突き詰めた力を見せてやる…!決着をつけるぞ!ティナ!」


ティナが前に出た。


「私もあんたと決着をつけたいとずっと思ってここまで戦ってきたんだ。今こそ、その首を頂く。」


「最高だ。さて星咲セナにやられた傷の分までお前に返させてもらうぞ!見せてみろお前の力を!星咲ティナ!!!」


「全力で行く!!」


ティナの体が光った。


五十嵐の体も闇に包まれた。


そして拳と拳がぶつかり合った。


「いいね!ちゃんと目覚めてるじゃないか!」


「だまれ!」


セラは五十嵐の腹を深く殴った。


「ふはは!!これだ!あの星咲セナと同じ気迫!まるで重なって見えるぞ!」


「うわあああ!!」


ティナの攻撃が更に激しくなった。五十嵐はそれをすべて受けた。


「はぁ…はぁ…なかなかに強いな…!」


「能力を出せ!五十嵐!」


「いいだろう。見せてやろう…!リベラティオによって手にした最強の力を…!」


『コスモノヴァ!』


空間が歪んだ。


ミナたちも周りを見渡した。


「これは…?!」


「こんなことがあり得るのか?空間が歪んでいる…」


「現実ではないみたいだ…」


そして五十嵐の拳が黒のオーラに包まれた。


「終わらせてやる。」


「ええ。決着をつけよう。五十嵐。」


「いくぞ!ティナ!」


五十嵐は瞬間移動をした。


ティナの腹を思いっきり殴り飛ばした。


「ぐぅ!!」


何度も殴った。


「さあ!どうした!」


ティナの体から光が放出した。


スターレルム(星領域)


光を放つと同時にティナも消えては現れを繰り返した。


「な、なんだこの速さは!」


五十嵐が攻撃したところには既にティナはいなくなっていた。


「こっちだ。」


ティナの拳が五十嵐を四方八方から攻撃した。


「早いだけではなく一発一発がとんでもない破壊力になっているっ!これが極めた力か…!」


「それなら俺だって!!」


『ダーククラッシュ!』


拳に最大限の闇を纏いティナが攻撃してくる場所に向かって放った。


ティナの顔を捉えた。


「ふっ!直撃だ!これでお前も終わり…なに?!!」


アルティメットガード(究極の守り)。』


ティナの周りに光の守りが出来ていた。


「あれは俺の守りとは比べ物にならない程だ…!」


五十嵐の手が折れた。


「ぐわぁ!!なんだこれは一体!」


「今の私はあんたなんて敵ではない。私は既にあんたを超越してるんだ。」


「なんだと…!!」


五十嵐はもう片方の手でティナを殴ったが同様に折れた。


「ぐっ!!俺がお前より劣っているだと…?!」


「ええ。その通り。死ぬ時間だ。五十嵐。」


五十嵐は一歩退いた。


「くらえ!!」


スターシャインキル(星空殺)!』


五十嵐の腹を殴った。


「私は勝つんだ…。」


更に腹を殴った。


「絶対に勝つ!!」


「止めだ!!!五十嵐!!」


「ティナぁぁぁぁ!!!!」


「うわあああああ!!」


ルミナスインパクト(輝く衝撃)!』


顔を真正面から殴った。その瞬間眩しい程の光を放った。


五十嵐を壁際まで吹き飛ばされた。


顔は見る影もない状態で崩れ息絶えた。


それと同時にティナの光が体に戻っていった。


「はぁ…はぁ…倒せた…。」


みんなが近づいて来た。


ツカサがティナの肩に手を置いた。


「よくやった。ティナ。お前の勝ちだ。これで残すとこ後1人…。あいつだ。」


ティナとミナ含め全員はその男を見た。


そこにいたのは…ティナとミナの父親『【星咲シンヤ】』だった。


「お父さん…。」


「ティナ…ミナ…」


「まさかお父さんが『ヒュドラ』だったなんて…。やっぱり国側なんだね。」


「ああ。だがもうそんなことはどうでもいいだろう。今からお前たちは俺に殺されるからだ。」


星咲シンヤの体が光った。


「この力…ティナと同じ…?」


「さあ来い。俺と同じ星咲の血を引き継ぐもの達よ…。」


ミナとツカサが前に立った。


「ここは俺とミナでやる。」


「わかった…。」


「ミナ。合わせろよ。」


「わかっている。少しでも気を抜いたらその瞬間『死』…。お父さん…やっぱりやらないといけないんだね。」


「ふっ。せいぜい楽しませてくれ。俺は五十嵐のようにはいかんぞ。」

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