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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。
この連載作品は未完結のまま約4年以上の間、更新されていません。
今後、次話投稿されない可能性が極めて高いです。予めご了承下さい。

スライム戦記

作者:宇佐見レー
大陸には五つの国があった。
農業が盛んな『肥沃な国』
質の良い鉄鉱石と加工に優れた『鬼の国』
高度な魔法の扱いに長けた『魔法の国』
人の形をした神を信じる『信仰の国』
様々な物の加工と唯一港があり貿易ができる『貿易の国』

――――戦場跡で不意に気づいたスライムは、自身に『意志』がある事に気づいた。
 誰の物か分からない眼球を携え、水面のような体を震わせる。人は彼の同胞を殺し、安堵の表情を浮かべる。意志のある彼には気付けずに。
 スライムは考えた。
 自分達が殺される理由を、自分に意志がある理由を。
 前者は簡単だった。自分を含めた他の同胞も、人を理由もなく食っていたから。
 溢れる憎悪がなんだったのか理解したスライムだが……長い年月、人と関わらず生きて尚分からない事があった。
 それは後者だ。
 自分になぜ意志があるのか、それだけはどうしても分からなかった。
……ある日、風の噂で化物にすら慈愛を向けるある国の王妃の話を聞いた。
 彼はそこへ向かった。その王妃に合えば何かがわかるかもしれない、と。

 城を守る為に作られた溝の底、彼は人を襲わずに住みだした。
 いつも誰の物か分からない眼球を上に向け、王妃に会えることを願い……

 答えは未だ見つからない。
 だが代わりを見つけた。友人であった王と王妃、スライムはその意志を継ぎ、今も『底』で守り続けている。
 彼らとの約束を果たす為に。
第零話『丘』
2020/12/14 17:32
第一話『二匹の化物』
2020/12/14 17:37
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