第53話
ビーチ
「青い海」
「白い砂浜」
「水着のブッ」
「水着の美女。ポロリもあるよ」
「無いわよ!」
ゼンが水着の美女と言おうとしたらエレラにはたかれ、私が言い直しておまけも付け足した。
「ほれ」
「きゃー」
エレラのDカップの胸をわしづかみした。
温泉に入ってわしづかみにしたいな。
逆にワンピースタイプだとエロいな。
エレラは水色のワンピース水着。
「な、何をするの!」
「クレハ」
「えへ、メンゴメンゴ」
「いつそんなキャラになったの!」
「お前もパーカーぬいだら」
「え?あ!」
「ナイス!ルキ!」
遼に着ているパーカーを脱ぐよう提案され、レイが器用にパーカーを転移魔法で移動された。
太陽の光に当てられ痛い。レイよ、辛いの解っててやったよな。
「……」
「……エロいな」
「……ああ、エロいけど……かわいい」
私の水着は黒のビキニに真ん中にミント色のリボン下はフリルスカート。
パレオと迷ったよ。
「もう、水着はいいですから遊びましょう」
ビーチバレーをして私とレイの圧勝したり水泳競争したりと満喫した。
◆◇◆◇
舞踏会
「まじ」
「何を考えているのでしょうか」
「立食だよね?何あのごてごてドレス」
ビッチたちは立食で着るようなドレスじゃなく本格的な舞踏会で着るようなスカートが広いドレスを着て入場していた。
「あのスカートは広すぎだ。ダンスで綺麗に見えるようにするやつなのに汚い」
「レイは貴族社会やドレスについてくわしいのか?」
「ああ、少しな」
汚いって、ごみじゃないよね?
レイはゼンの質問にいいよどむよね。レイは魔族の貴族だから。
顔よし、爵位よし、種族王で四天王だからたいへんだったのだろう。
「カナやんもう、帰っていい」
「お、いいぞ」
「クレハ?」
「え、クレハ!」
なんかやな予感がするからさっそうと退場します。
「じゃ、皆頑張って~」
「おい!」
「レイ様よ」
「リョウ様~」
「あ」
「げっ」
捕まっている間に逃げるが勝ち。




